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明治大学のダンスサークル「Copia」(コピア)が新宿ReNYで単独公演を開催、クラウドファンディングにも挑戦!

2018年7月8日 1時00分 参照回数:

明治大学ダンスサークル・Copia(コピア)

明治大学ダンスサークル・Copia(コピア)単独公演「CopiaLIVE 7th BEST PERFORMANCE」 (提供写真)


 明治大学公認のダンスサークル「Copia」(コピア)が2018年7月3日、都内の有名ライブハウス「新宿ReNY」にて単独公演「CopiaLIVE 7th BEST PERFORMANCE」を開催し、2時間、約30曲のアイドルコピーダンスパフォーマンスを行った。

 設立7年になる7代目のCopiaは現在、3年生7人、2年生9人、1年11人で活動中。秋の学園祭を中心に、学外のイベントにも出場し、明治大学の広報に協力するなど積極的な活動をしている。

 代表のゆかさん(3年生)、副代表のゆまさん(3年生)とななかさん(3年生)に話を聞くと、今年の新入生向けの合同練習には、明大の大教室がいっぱいになるほどの新1年生がつめかけたそう。3人は、大学に入学するまでCopiaの存在を知らなかったが、今年の新1年生の中には、Copiaに入るために明治大学に入学したメンバーもいるそうだ。

 Copiaは2017年7月8日には烏山区民会館(東京・世田谷区)にて、現在の4年生を中心とする「6代目Copia」として行った。380席が満席となる大成功を収めたが、Copiaが学外の施設を使って単独公演を開催したのはこの時が初めて。

 今回はさらに大きな会場となる「新宿ReNY」だったが、ゆかさんに話を聞くと、「3年生は秋の学園祭まで引退はしませんが、今回の単独ライブは7代目コピアの集大成といえるライブです。去年の単独ライブよりも、本当のアイドルのライブに近づけたような単独公演を目指して作り上げてきました」とのこと。ちなみに、当日の7月3日の午前3時からは、明治大学の先輩となる長友佑都選手も大活躍したサッカーワールドカップロシア大会のベルギー戦が行われていたが、その時間、ゆまさんは、テレビを付けて横目で長友選手を応援しながら、単独公演で身に着ける衣装を作っていたそう。

 3人には開演前に話を聞いたが、ゆかさんは、「寝てませんし、時間がなくて何も食べていません。でも、緊張しすぎてお腹もすきません」と笑顔。「長い期間準備をして、練習をしてきました。どんな公演になっても、作り上げてきた今までの行程に価値があると思いますので、ここまできたら、しっかり楽しんでやっていきたいと思います」と心境と言葉に。ゆまさんは「観に来てくれる人がいるから踊る楽しさを感じることができています。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を口にし、ななかさんは「アイドルに興味がない人でも、Copiaはステージに立つ演者が身近な一般人なので、楽しめるところもあると思います。学外のイベントにも出演していますので、よかったら遊びにきて、コピーダンスというジャンルを体験してもらえたらと思います」とメッセージを送った。

 Copiaは今回、単独ライブの精度をよりアイドルが行う本物のライブに近づけるため、クラウドファンディングに挑戦し、約10万円を集めた。リターンとしては、単独公演用に作ったオリジナルのTシャツのプレゼント、リハーサル観覧権、最優先入場権などのほか、サンクスメールというお礼のメールもあったそう。

 3人に話を聞くと、Copiaがクラウドファンディングに挑戦したのは今回が初めてだが、現在は、多くの大学生のサークルがクラウドファンディングを活用しており、「アイドルコピーダンスとはジャンルが違うのですが、他ジャンルのダンスサークルがけっこうやっていて、今、クラウドファンディングが流行っている印象を受けます」といい、SNSなどでもよくクラウドファンディングの話題を見かけるそう。3人とも「クラウドファンディングは身近なものになっています」と語り、クラウドファンディングを活用した理由を尋ねると、「夢を叶えるために、自分たちでは力が足りないから、周りの人たちから力を借りたい、という感じです」と話してくれた。

 クラウドファンディングを活用してみた感想を聞いていると、「支援額が増えるたびにドキドキしました!」、「最後にドドドっと増えて10万円を超えたのですが、大騒ぎになりました!」と声を弾ませ、「期間中、ドキドキしていました」、「クラウドファンディング自体がひとつのイベントとして面白かったです」と振り返った。

 また、今回は出資をしてくれた人のほとんどが、企業協賛を除くと、保護者や、OGや、昔からCopiaを応援してくれている人など、身内と呼べる人たちで、「当日、仕事の都合で行けないけど頑張ってね」とのメッセージと共に出資(というか事実上のカンパ)をしてくれたOGもいたそう。

 支援者の反応についても、「出資額はホームページでリアルタイムで見ることができるのですが、出資額が増えるたびに『増えてたよ』と教えてくれたりするなど、応援してくださる方も楽しそうでした」とコメント。「現在の大学生の感覚としては、クラウドファンディングは、それ自体をひとつのエンターテイメントと考え、気軽に利用するものだと思っています」とも。

 クラウドファンディングという仕組みに対しては株式投資を連想する人も多いのかもしれないが、今回、実際に支援した人たちは、リターン目的というよりは、Copiaを応援したいという気持ちから支援をして、準備期間も含めてワクワクとドキドキを共有しながら、単独公演の成功を一緒に楽しんだのかもしれない。

 今回のクラウドファンディング挑戦は、実質的には身内向けのものになったそうだが、「今後、クラウドファンディングで、身内の範囲を超えて広く支援金を集め、もっと大きなプロジェクトに挑戦してみたい?」と質問してみると、3人はしばらく考えた末、「SNSなどを利用して告知や宣伝にも力を入れれば、身内の範囲を超えてもっと多くのお金を集めることもできそうですが、その際は、責任というものが発生してくると思います」と回答した。(竹内みちまろ)

【単独公演を成功させた感想】

ゆかさん:今回、単独公演を開催するにあたってご協力くださった企業様や支えてくれた家族、また、一緒にがむしゃらになって練習してきた7代目Copia全メンバーに心からの「ありがとう」を伝えたいです。公演本番のステージに立つまで、何度も何度も怖くなったり、不安になったりしましたが、その度に周りにいる仲間に支えられて前に踏み出すことができました。2年前のあの日、悔しくて泣いた新宿ReNYという会場で、今度は喜びの涙を同じ仲間と流せたことがこの上なく幸せです。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。ステージから見たピンクのサイリウムの景色は一生忘れません。

ゆまさん:7代目Copiaの想いが全て詰まった今回の公演。無事に終わった今、本当に感謝の気持ちで一杯です。私たち3年生が幹部代になった昨年11月、レニーでの公演を実現させるために動き出しました。手探りの中みんなで1つの目標に向かって突き進んできました。そして協賛企業様のご支援をはじめ、家族や友人の支え、いつもCopiaを応援してくれる方々によってこんなにも素晴らしい夢のようなステージに立たせて頂くことが出来ました!

 本番では沢山の声援に胸がいっぱいになりパワーと感動を貰いました! メンバー全員同じ気持ちだったと思います。「来てよかった!」「また見たい!」と言ってもらえた事が何より嬉しかったですし、同時にほっとしました。とても幸せな楽しい時間を本当にありがとうございました。この大きな目標と皆さんの声援が私たちを成長させてくれたと思います!先輩方が作り上げてきたCopiaのスタイルを守り続け、これからも皆さんに楽しんで頂けるようCopia一同力を合わせ、よりパワーアップしていきたいと思います!

ななかさん:去年の単独公演の後、「自分たちの代でも単独をしたいね」と軽く話してた時から約1年が経ち、こうして新宿ReNYという大きな会場で7代目として単独公演を大成功させられたこと本当に嬉しく思います。現幹部代の3年だけでなく、後輩達も本気でこの単独に向けて頑張ってくれました。先輩方から受け継いだ大好きなCopiaをまた一つ大きくできたんじゃないかなと思っています。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!!


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