本文へスキップ

明治大学のダンスサークル「Copia」が単独公演を開催、コピーアイドルダンスにかける思いとは?

2017年7月12日 21時20分 参照回数:

明治大学のCopia

明治大学のCopia(写真:竹内みちまろ、2017年7月8日、烏山区民会館にて)


 明治大学公認のダンスサークル「Copia」(コピア)が2017年7月8日(土)、烏山区民会館(東京・世田谷区)にて、コピーアイドルダンスの単独公演を行った。

 設立6年になるCopiaは、アイドルのダンスをコピーしてパフォーマンスをするサークル。毎年秋に開催される明治大学の学園祭や春の新入生歓迎イベントなど学内での活動に加え、横浜の開港を記念する「横浜開港記念みなと祭り」や井の頭恩賜公園の100周年を記念する「井の頭公園100祭」などにイベント出演をして活躍。近年では明治大学の広報活動にも積極的に参加している。

 単独公演の開演前に、Copiaの代表の阿部真美子さん(商学部3年)、副代表の渡辺紗由美さん(情報コミュニケーション学部3年)、副代表の廣田優里さん(政治経済学部3年)に話を聞くと、代変わりをして「6代目Copia」がスタートした後、後輩達と一緒に何かに向かって一丸となって取り組みたいという思いから、Copiaでは初という単独公演の開催を決めたそう。廣田さんは「公演時間が90分、全23曲を1年生から3年生の総勢27名で披露させて頂く公演になっています。2017年の年明けくらいから、曲を決めたり、振り入れをしてダンスの練習を始めました。今日の単独公演のために半年間以上を費やしてきました」と公演の内容と取り組みを教えてくれた。阿部さんは「単独公演は前例がなくて、何が正解なのか今でも分かっていませんし、この公演がどういった形で後輩たちに繋がっていくのかもよく分からないのですが、この半年間はずっと『単独』と言い続けて、深夜練習もたくさん組みました。精神的にも体力的にもきつかったメンバーもいたのですが全員がついてきてくれました。目標に向かってがんばってきた半年間という時間が財産になったと思います。今日はその成果を存分に発揮して、Copiaの活動を応援して下さるすべての人に感謝の気持ちを伝えられたらと思っています」と話してくれた。両親をはじめとする家族や友人たち、お世話になっている身近な人たちに来て貰いたいという思いから日程を週末にしたそう。

 サークルを作ってコピーアイドルダンスのパフォーマンスを人前で行うことについて、Copiaに関していえば、大学側にも活動を理解してもらっており、応援してくれる友達にも恵まれているというが、広く一般に目を向ければ、依然として風当たりは強い。「みなさんの活動を正しく理解してもらうためには何が必要だと思いますか?」と尋ねると、渡辺さんは「『ちゃらちゃらしている』や、『チヤホヤされたくてやっている』など、偏見を持たれる方も多いと思うのですが、そう思っている方に『そうではないのだな』と感じてもらうには、一生懸命取り組んでいる姿を観て頂くしかないと思います。私たちはダンスサークルなので、私たちの活動は観て下さる人がいてはじめて成立します。鼻高くならず、真摯に、真剣に取り組むことが大事だなと思います」と話してくれた。

 単独公演の本番では、380席の会場は満員に膨れあがった。Copiaは、必要のない要素を極力排除するなどしてコピーアイドルダンスのサークルパフォーマンスにこだわった公演を作り上げた。自分たちのためではなく、誰かのために、あるいは誰かに何かを伝えるためにという思いが観客に伝わり、大歓声を浴びた。

 「女子大生のダンスサークルによるコピーアイドルダンスの単独公演」と聞いても、アイドル文化に詳しいわけではない一般の人は何がなんだかさっぱり分からず、ただ混乱するだけかもしれないが、ダンスの練習だけでも半年以上を費やす(深夜練習は半年間毎週行ったそう!)だけの何かが、そこにはあるようだ。(竹内みちまろ)


明治大学のCopia

明治大学のCopia(写真:竹内みちまろ、2017年7月8日、烏山区民会館にて)




→ 明治大学のCopia(Twitter)


→ “女子大生アイドル”って何? ユニドル優勝の明治大学「Copia」に聞いてみた


→ ユニドル最多優勝の明治大学Copia、ステージにかけた思いとは?


ミニシアター通信



運営者

株式会社ミニシアター通信

〒144-0035
東京都大田区南蒲田2-14-16-202
TEL.03-5710-1903
FAX.03-4496-4960
→詳細(問い合わせ) 



ミニシアター通信(TOP)