女子大生によるアイドルコピーダンスサークル日本一を決定する「UNIDOL(ユニドル)2015 Summer」が2015年8月28日、Zepp DiverCity東京で開催された。16チームが本戦に出場し、“わせよば”こと「わせ女なんて呼ばないで」(早稲田大学)が優勝した。
2012年に始まったユニドルは、今回で6回目。女子大生のアイドルコピーダンスサークルの増加にともない年々規模を拡大し、今大会は全国4個所で予選が行われた。51チームがエントリー(関東31チーム、関西14チーム、東海3チーム、九州3チーム)。本戦には16チームが出場した。
トップバッターの「zipper」は、九州・福岡を拠点に活動するRev. from DVLの「LOVE-arigatou-」のパフォーマンスから始め、本戦の口火が切った。
各チームがこの日のために練習を重ね、趣向を凝らしたパフォーマンスで観客を魅了したが、ステージの構成やパフォーマンスの見せ方は、チームの個性が反映されていた。
ステージ背面のスクリーンの使い方も特徴的で、優勝への想いを表現したり、ショートムービーを利用してユニドルに出場する意義や心意気を示したり、メンバー1人1人を紹介したりするチームもあった。優勝したい…、入賞したい…、結果や順位よりも楽しく踊りたい…、支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを伝えたい…など、それぞれのチームがそれぞれの想いを持ってユニドルに出場していることを垣間見せた。
「吾輩はドルである」や「CottonCandy」は寸劇を利用し、コールをもらうという形で観客を巻き込んだり、ストーリー仕立てにしたりするなどしてステージを構成。今回が最後の大会という「ゆとりどんぶり。」は会場中にお辞儀をしてパフォーマンスを終え、「わせ女なんて呼ばないで」は、“10年後にまた会おう”などメッセージ性のある歌詞が登場する楽曲で最後のパフォーマンスをし、「2年間、ありがとうございました!」と感謝の言葉に残してステージを去った。
チームによって活動方針や組織力、応援団の有無などに違いはあるようだが、ステージに立つ全ての女子大生たちの千差万別の想いを飲み込みながら、ユニドルがどんなムーブメントに成長していくのかに注目したい。(竹内みちまろ)
わせ女なんて呼ばないで(早稲田大学) (撮影:竹内みちまろ、2015年8月28日、Zepp DiverCity東京にて)
→ “女子大生アイドル”って何? ユニドル優勝の明治大学「Copia」に聞いてみた
→ ユニドルってアイドルなの? Tomboys(東洋大学)に聞いてみた
→ 早稲田のユニドル「ももキュン」インタビュー、「アイドルごっこでしょ?」と言われて悔しかった
→ ユニドルはどんな気持ちでステージに立つ? 上智大学・SPH mellmuseインタビュー
東京アイドル通信