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上智大学SPH mellmuseの1stワンマンで、アイドルカルチャーを体験

2017年10月4日 20時10分 参照回数:

上智大学・SPH mellmuseの1stワンマンライブ

上智大学・SPH mellmuseの1stワンマンライブ(写真:竹内みちまろ、2017年10月3日、AKIBAカルチャーズ劇場)


 女の子たちの間でコピーアイドルパフォーマンスが人気だ。コピーアイドルパフォーマンスとは、アイドルたちのパフォーマンスをコピーして、アイドルと同じように踊ること。「踊ってみた動画」を撮影するグループなどが知られているが、最近では、様々なコピーアイドルパフォーマンスのグループが、アイドルのライブイベントにオープニングアクトとして出演したり、地域のお祭りイベントでパフォーマンスステージを披露したりしている。

 そんな中、2017年10月3日に、東京・秋葉原のAKIBAカルチャーズ劇場にて、8年目になる上智大学のアイドルパフォーマンスサークル「SPH mellmuse」が、初のワンマンライブを行った。ライブには、2年生、3年生、4年生、OGが出演(1年生は、大学生のコピーアイドルパフォーマンスの大会の新人戦を控えているため裏方に回った)。

 SPH mellmuseは、大学生のコピーアイドルパフォーマンスの大会で全国優勝した経験を持つ実力派サークル。パフォーマンスに対してストイックなことで知られ、衣装は全て手作りし、「お客様のために、お客様とともに」をモットーに活動している。

 開演前に、今回のライブを統括したメンバーの「そるる」に楽屋裏で話を聞いた。プロのアイドルたちの憧れの場所でもあるAKIBAカルチャーズ劇場は、ライブを行ったアイドルたちが楽屋の廊下の壁に自分たちのグループ名を記すことでも有名だ。「そるる」に、「みなさんはグループ名を書いたのですか?」と尋ねると、「ここはアイドルさんが名前を書く場所なので、私たちは書きません」と答えてくれた。SPH mellmuseは、アイドルが好きな一般の大学生であることからブレないサークルとしても知られている。

 ライブは、18:30の定刻に始まった。MCでは、メンバーの「さきにゃむ」と「かれん」がステージに立ち、「衣装はみんなで頑張って作ったので注目してほしいです」、「大会でやるにはきついなという曲もやるので盛り上がってください」と呼び掛けた。AKB48、モーニング娘。、ももいろクローバーZなどメジャーなグループから若手のグループまで様々な楽曲でパフォーマンスを行い、猫の耳をつけたかわいらしい姿で踊ったり、クールな曲でダンスを魅せたりと観客を楽しませた。曲ごとに完成度の高い衣装を披露し、客席に降りるサプライズも。満員に詰め掛けたファンから熱狂的な声援を浴びた。

 約1時間半の公演だったが、本編の最後の曲は「大声ダイヤモンド」(AKB48/2010年)。初のワンマンライブのフィナーレとなるアンコール後のラストの曲は何なのだろうと思っていると、「最後はやっぱり、『重力シンパシー』!」との曲紹介があった。

 会場は盛り上がっていたが、筆者は、いささか考えてしまった。『重力シンパシー』(AKB48/2012年)が人気の曲だということは知っていたが、1973年生まれの筆者には、なぜ、「“やっぱり”『重力シンパシー』」となるのか、「やっぱり」に込められた意味が分からなかった。本人たちに、「最後は、『重力シンパシー』!」ではなく、なぜ、「最後はやっぱり、『重力シンパシー』!」になるのかを聞けば、「やっぱり」であるそれなりの理由を教えてくれるのかもしれない。ただ、SPH mellmuseの『重力シンパシー』のパフォーマンスを見ているうちに、「何がどう“やっぱり”なのだろう」との疑問は消えて、理屈では説明できないが、いつの間にか、「やっぱり『重力シンパシー』だよね」と納得してしまっていた。

 『重力シンパシー』を踊るメンバーたちの表情を見ていると、「本当にアイドルが好き」という気持ちが伝わってきた。彼女たちにとって、アイドルは夢であり、大げさにいえば青春そのものであり、だからこそ、これだけ夢中になれるのかもしれないと感じた。

 コピーアイドルパフォーマンスは、カルチャーとしては広まり始めたばかりなのかもしれないが、その最前線は理屈を超えた熱気に満ちていた。「どんな場所なのだろう」と興味を持った方は、試しに一度、足を運んでみてはいかがだろう。(竹内みちまろ)


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上智大学・SPH mellmuseの1stワンマンライブ(写真:竹内みちまろ、2017年10月3日、AKIBAカルチャーズ劇場)

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