2019年4月24日 17時00分
舞台「銀幕の果てに」(写真:竹内みちまろ、2019年4月24、紀伊國屋ホールにて)
舞台「銀幕の果てに」が2019年4月24日、東京・紀伊國屋ホールにて開幕する。(紀伊國屋ホールにて4月24日〜29日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて5月8日〜9日)。
囲み取材
「銀幕の果てに」は、1994年に発表されたつかこうへいさんの長編小説。秩父山中にあるという設定の大東映画撮影所を舞台し、映画界の裏側を描きながら 繰り広げられる告発サスペンスの物語が繰り広げられる。 伝説の女優「玲子」の周りに起きた奇怪なエピソードや撮影所に隣接する原子力発電所の意味、燃料棒の中に浮かび上がるハサミの謎など、どこからどこまでが撮影している映画の内容なのか、どれが現実でどれが物語なのかが錯綜する。
主人公の大女優「玲子」を矢島舞美が、「玲子」に虐げられ、女優としての限界に悩む脇役女優「凉子」を木崎ゆりあ(*「崎」は正式には「たつさき」)が、「玲子」を追い撮影所の謎を解く「村雨」を味方良介が、謎の脚本家を石田明(NON STYLE)が、壮大な作品を完成させようと目論む奇才の映画監督「牛沢」を松本利夫(EXILE)が演じる。
24日には、初回公演の前に、紀伊國屋ホールにて公開ゲネプロと囲み取材が行われ、矢島、味方、木崎、石田、松本、佐久本宝が出席した。
大女優役に挑む矢島は「圧倒的な強さと、みんなを包み込むような優しさを持っているような役になっています」と紹介。17歳から60歳までを演じることになるが、「気持ちはずっと若いので、(役の年齢は)あまり意識せずに」と心境を言葉にした。
同作の演出は、岡村俊一氏が担当。矢島は昨年、同じく岡村氏が演出を担当した舞台「LADY OUT LAW!」に出演している。矢島いわく、その際に悔しさが残ったそう。「今回またこうして岡村さんと一緒にやらせてもらうことができたので、悔しかった部分を全部ぶつけていきたいなと思っています」と闘志を燃やした。
また、主演としての意気込みについては、矢島は、「稽古をしている中で、みんなが毎回、毎回、本気の熱をぶつけてくれるので、私はそれに負けないように、主演としてしっかり構えていないといけないなと思っています」と言葉にした。(竹内みちまろ)
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舞台「銀幕の果てに」(写真:竹内みちまろ、2019年4月24、紀伊國屋ホールにて)
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舞台「銀幕の果てに」(写真:竹内みちまろ、2019年4月24、紀伊國屋ホールにて)
舞台「銀幕の果てに」(写真:竹内みちまろ、2019年4月24、紀伊國屋ホールにて)
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