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UNIDOLが“総力戦”時代に突入か、全国3位の早稲田大学Prismileには入会希望者が殺到

2018年5月4日 17時00分 参照回数:

早稲田大学「Prismile」

早稲田大学「Prismile」(写真:竹内みちまろ、2018年5月3日、山下公園にて)


 早稲田大学のインカレコピーダンスサークル「Prismile」(プリスマイル)が2018年5月3日、横浜・山下公園で開催された「横浜開港記念みなと祭 ヨコハマカワイイパーク2018 J-Pop Cuture Festival 2018」に出演し、アイドルコピーダンスのパフォーマンスを行った。



早稲田大学「Prismile」がヨコハマカワイイパーク2018に出演

 2016年の夏頃に結成されたというPrismileは、UNIDOL(ユニドル)など外部のイベントに出演するメンバーによる「ユニドル部」と、学園祭などには出演するものの外部のイベントには出演しない「コピーダンス部」に分かれており、現在30名ほどで活動中。早稲田大学生が中心となり、かわいい系の楽曲でのパフォーマンスを得意としている。チーム名は「prism(英語で“輝き”の意)」と「smile」(英語で“笑顔”の意)の組み合わせに由来し、愛称は「プリスマ」。

 この日のステージでは、「ユニドル部」の3年生3人と2年生4人の合計7名で出演し、「ジュリエット 〜君を好きな100の理由〜」(放課後プリンセス)、「裸足でSummer」(乃木坂46)、「YOZORA」(アイドルカレッジ)のコピーダンスパフォーマンスを披露した。

早稲田大学「Prismile」

早稲田大学「Prismile」

早稲田大学「Prismile」

早稲田大学「Prismile」(写真:竹内みちまろ、2018年5月3日、山下公園にて)

 Prismileは、今年の2月14日に開催された女子大生のアイドルコピーダンスグループ日本一を決定する「UNIDOL2017-18 Valentine 決勝戦」にて3位に入賞し、併せて「ヨコハマカワイイパーク賞」を受賞。今回のヨコハマカワイイパーク2018への出演は受賞特典によるもの。Prismileは UNIDOLの全国大会に3回目の挑戦で3位に入賞しているが、強豪チームがひしめき、パフォーマンスのレベルが上がり続けているUNIDOLでは、目を見張る快挙だ。

 いずみんさん(3年生)はこれまでのPrismileのUNIDOL挑戦を「Prismileは新しいフレッシュなチームで勢いがあったと思います。前回の冬の大会でも3年生と4年生はおらず、1年生と2年生だけで出場しました。人数は7人で少なかったのですが、ゴリゴリに踊るのではなく、清涼感のある曲を選択しました」と振り返った。

 この春から大学生になった新1年生の入会希望状況を聞いてみると、いずみんさんは「すっごく増えました」とビックリ顔。「去年は、新入生の入会は2名だったのですが、今年は、体験練習にも、新勧公演にもたくさんの新入生が来てくれました。UNIDOLのことを知っている子が多く、最初から『UNIDOLに出場したい』、『UNIDOLで優勝したい』と言っている子もいます。前回のUNIDOLの大会で3位になれたので、それで、Prismileを選んでくれた子もいました」と続けた。「ユニドル部」では、今年の新1年生の入会希望者の中から6名を選抜して、新メンバーとして加えたそう。

 いずみんさんは「私たちは、去年までは入会希望者が殺到するようなチームではなく、これまではメンバーが足りなくて、必死にかき集めていたくらいです(笑)」と回顧。UNIDOLに出場したいと願う女子大生が増えたことについては、「UNIDOL自体が有名になりましたし、UNIDOLに出場すると多くの方に見られて、見た目にも気を遣うようになり、綺麗になれるからかなと思います。また、写真もたくさん撮ってもらえるようになりますので」と語った。

 一方で、UNIDOLに出場するのは大変なようで、この日ステージにあがった3人の3年生はUNIDOLの全国大会への出場は前回の冬の大会が最後で、今年の夏の大会には出場しないそう。

 出場しない理由を、いずみんさんは「留学するので」と、まこちゅんさん(3年生)は「就活の準備と、これまでできなかった自分のやりたいことをやりたいと思ったからです。また、自分がUNIDOLに出場するのではなく、UNIDOLに出場するチームをサポートする裏方をやってみたいと思いました」と、のえるさんは(3年生)「就活の準備と将来のことを考えて勉強したいなと感じたこともあり、前回でUNIDOLの本大会への出場は最後にしようと思いました」と話してくれた。

 Prismileでは、UNIDOLには「ユニドル部」のメンバーだけが出場者として参加するそうだが、みはるんさん(2年生)は「『コピーダンス部』のメンバーをはじめ、映像サークルの友人に映像を作ってもらったりなど多くの方に協力してもらっています」といい、UNIDOLに出場者として参加するメンバーだけで(Prismileでいえば「ユニドル部」だけで)すべてをやることは「相当、大変だと思います」と実感を込めて教えてくれた。

 大会のレベルが上がるにつれて、UNIDOL出場チームは、いわば“総力戦体制”を整えることを求められているようだが、一方では、高校生のうちから「UNIDOLに出場したい」、「UNIDOLで優勝したい」と願う女の子たちが急増しており、有名チームは新規メンバーの獲得に困ることはないのかもしれない。

 今度、UNIDOLがどんな大会に成長していくのか。Prismileのさらなる活躍とともに期待したい。(竹内みちまろ)

【UNIDOLの2018年の夏の大会への意気込み』

ひかるん(2年生):先輩が出ないということで不安も大きいのですが、挑戦的な曲にも取り組んでいますので、「プリスマはまだまだやれるんだぞ!」ということを見せたいです。

あいあい(2年生):プリスマとして過去3回、順位が上がり続けているので、順位を下げてプリスマのブランド力のようなものを下げたくないです。このままどんどん上がっていきたいです。

みはるん(2年生):これまでは先輩方の後ろに付いていただけだったのですが、次回のUNIDOLの大会では、自分たちで裏方の仕事もできるようになりたいですし、それができてこそ、コピーダンスの大会に出場することができるのだと思っています。

なっちゃん(2年生):今までは先輩方が色々なことをやってくださり、ずっと頼りっきりでした。先輩方が抜けて、メンバーも変わりましたが、先輩方が残してきてくださったものを吸収して、私たちなりにがんばっていけたらなと思います。


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