ユニドル、東洋大学「Tomboys☆」が優勝…2位は早稲田大学「ももキュン☆」＆上智大学「SPH mellmuse」

2018年2月16日　11時30分　参照回数：

ユニドル2017-18冬、東洋大学「Tomboys☆」が優勝

　大学対抗女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦「UNIDOL2017-18 Valentine 決勝戦」が2018年2月14日、都内最大級のライブハウス・新木場STUDIO COASTにて開催され、東洋大学の「Tomboys☆」が3度目の全国優勝を飾った。審査員順位、観客票順位ともに1位の完全優勝で、本大会での3度の優勝は明治大学の「copia」と並んで最多タイ記録。

　今大会で11回目となったUNIDOL（ユニドル）は、近年は、冬と夏の年2回、全国大会が開催されるサイクルで定着。昨年の年間総動員数は2万人を記録した。この日の決勝戦には全国5都市（東京・大阪・名古屋・福岡・札幌）で開催された予選を勝ち抜いた14チームと、決勝戦の前に行われた敗者復活戦を勝ち抜いた4チームが出場し、アイドルコピーダンスのパフォーマンスを披露した。

　Tomboys☆は、東洋大学・朝霞キャンパスのダンスサークル。これまでに、1年前の冬の大会と、2年前の冬の大会で優勝している。

Tomboys☆

Tomboys☆（写真：竹内みちまろ、2018年2月14日、新木場STUDIO COASTにて）

　ステージでは、Tomboys☆は、「ぱみゅぱみゅレボリューション」（きゃりーぱみゅぱみゅ）に乗って登場し、「Speed up」（GEM）、「大人列車」（HKT48）、「ジャンパー！」アップアップガールズ（仮）、「Together」（Cheeky Parade）の4曲でパフォーマンスを構成。自分たちには何ができるのか、広い舞台を使って19人で何をどう魅せるべきなのかにこだわりが感じられ、これまでのTomboys☆のパフォーマンスからさらに進化したステージを実現。これまでの自分達自身に打ち勝つための挑戦もユニドルファンのハートを掴んだ。

　Tomboys☆は、決勝戦では、1度パフォーマンスを行うも音響トラブルがあったため、終盤にもう一度、19人全員でパフォーマンスを行った。1度目のパフォーマンス終了後に過呼吸になってしまったというTomboys☆代表のるみさん（3年生）は、「実は自分としては、もう一度、踊れるかどうか分からない状態でした」と振り返った。2度目のパフォーマンス終了後には死力が尽きたのか、るみさんは本来は出席するべき表彰式のステージには登壇しなかったが、「4年生と踊れる最後のステージでしたので、このまま後悔して終わらせたくないなと思いました。無理してでも、もう一度、出る道を選びました」と明かした。

　Tomboys☆は、冬大会は3連覇をしたが、冬と夏の大会を連覇したチームはUNIDOLではまだ存在しない。次回大会となる2018年の夏の大会はまだ開催が発表されていないが、Tomboys☆のUNIDOLチーム代表のえりかさん（2年生）は、「（夏の大会も優勝して）連覇します！」と拳を握った。

　ほか、大会では、早稲田大学の「ももキュン☆」と上智大学の「SPH mellmuse」の2チームが同点で準優勝。早稲田大学の「Prismile」が3位に輝いた。

　今大会は、3月に大学卒業を控える4年生にとっては最後の大会となった。現在の4年生が新入生だった2014年5月に結成された「ももキュン☆」では、5人の4年生が出演。

早稲田大学「ももキュン☆」ラストユニドルの4年生

　みほりんさん（4年生）は「私たちが1年生のときには決勝戦で（ももキュン☆の）12人で踊れるということを想像もしていなかったので、今この12人で出られることが本当に幸せです」と笑顔を弾けさせた。

　ゆきさん（4年生）は「私たちがももキュン☆を始めたころは、本当にブーイングの嵐で、『アイドルのまねごとをして何が楽しんだ！』という厳しい意見もありました。自分たちの頑張りを徐々に認めてもらえるようになって、公認サークルにもあと1歩のところまで近づいてきています。周りから、だいぶ認めてもらえるようになってきたのかなと思っています」と4年間を振り返った。

　ももかさん（4年生）は「ももキュン☆は決勝戦にも行けないようなチームだったのですが、上にあがっていくにつれて、次は決勝戦に行きたいとか、次は予選を1位通過して決勝戦に行きたいとか、次は優勝したいというふうに、どんどん頂点を目指すようになってきました。ももキュン☆は頂点を狙えるチームになってきていると思っています」と声を弾ませた。「順位が付くことは大切？」と質問してみると、「自分たちの頑張りを数字で評価してもらえるという、目に見える形で現われることはみんな嬉しいと思います」と心境を言葉にした。

　まゆさん（4年生）は「泣いても笑っても今回の大会が最後になるので、みんなと一緒に今まで練習してきたことを出し切って、優勝して、笑顔で終わることができるようにしたいです」と、ゆっぴさん（4年生）は「今日は絶対、優勝します！」と意気込みを語った。（竹内みちまろ）

【ユニドル2017-18 Valentine 決勝戦】早稲田大学「ももキュン☆」自己紹介

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【UNIDOL2017-18 Valentine 決勝戦結果】

優勝：Tomboys☆（東洋大学）

審査員順位：1位
観客票順位：1位
総合得点：474点

ななせさん（4年生）：UNIDOLの冬大会としては3年連続で優勝させて頂くことができました。トムボ（＝Tomboys☆の愛称）をいつも応援してくださるみなさんあっての私達なので、本当に感謝しています。今日のためにメンバー19人で、どうすればよいパフォーマンスができるのかということを自分たちでイチからすべて考えて、努力してきました。パフォーマンスが終わった後に、色々な方から、「トムボのパフォーマンス、よかったよ」と言って頂けたことが、本当に嬉しいですし、こう思える自分たちが本当に幸せだなと思います。みなさんの愛を感じる1日になりました。本当にありがとうございました。これからのTomboys☆のことをよろしくお願いします。

【ユニドル2017-18 Valentine 決勝戦／結果発表】優勝「Tomboys☆」東洋大学

準優勝：ももキュン☆（早稲田大学）

審査員順位：2位
観客票順位：4位
総合得点：458点

みほりんさん（4年生）：今まで、ももキュン☆のことを応援してくださった方、本当にありがとうございます。私たちは、登壇しているのは4年生なのですが、今回のUNIDOLで、UNIDOL出場は最後になります。準優勝という結果は納得がいかないのですが、一緒に頑張ってきたメンバーと、この大きなステージで、キラキラしたアイドルの姿でできて本当に楽しかったです。今までありがとうございました。そして、これからも後輩たちが頑張ってくれると思いますので、応援をよろしくお願いします。

【ユニドル2017-18 Valentine 決勝戦／結果発表】準優勝「ももキュン☆」早稲田大学

準優勝：SPH mellmuse（上智大学）

審査員順位：5位
観客票順位：2位
総合得点：458点

みあみあさん（3年生）：キラキラなサイリウムとたくさんの声援をありがとうございました。優勝を目指して、細かいところにまでこだわって、みんなでやってきましたので、この結果はちょっと悔しいのですけれど、この結果を受け止めて、これからもチームとしても、個人個人としても強くいられるチームとして頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました。