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THE EUGENE Studioの手がける“アートな休憩所”が銀座ソニーパークにオープン

2018年11月12日 16時20分



トークセッションの様子

 8月に開園した銀座ソニーパークの地下2階(PARK B2)に、現代美術を中心に活動するアーティストスタジオ「THE EUGENE Studio(ザ・ユージーン・スタジオ)」とソニーが共同で生み出すパブリックスペース「#003 The Waiting room」が期間限定でオープンした。オープン前日には「THE EUGENE Studio」の創業者であるEugene Kangawa(かんがわ ゆうじん)氏、ソニー企業株式会社の代表取締役社長でチーフプランディングオフィサーの永野大輔氏、編集者の牧信太郎氏が出席して内覧会やトークセッションを開催した。

 銀座ソニーパークは“変わり続ける実験的な「公園」”をコンセプトに、驚きや遊び心が感じられる様々な体験型イベントやライブなどのプログラムを実施。銀座の新たなスポットとして注目を集める。永野氏は地下2階のフロアについて「来る度にお客様に刺激的な場作りをしていこうということで、“変わり続ける実験的な「公園」”の象徴的な場所だと思っています」と述べ、「目的を持ってくるだけでなく、ただ単に休憩する、通り抜けをする、トイレを使うだけの場所として使ってもらえても嬉しい」とフロアの役割を紹介する。

 新しく生み出されたスペースには「THE EUGENE Studio」のメンバーが普段使用・コレクションしている家具や貴重なオブジェ、床材などが並べられ、彼らの「パブリックとプライベートの境界を曖昧にした空間」を創り出す試みを体現できる内容となっている。Kangawa氏は「スマートフォンを触りながら誰かを待っているような空間がいいなと思ったんです。銀座はそもそもそういうフリーな場所が少ない。潜在的にそういう場所を求める人たちがたくさんいて、イスをひとつおけば、座りにくる人たちも出てくるだろうと考えました」とアイデアの発端を説明。

 「ソニーのこの空間のコンセプトはもともと存じ上げなかったけど、自分が考えていたことと一致していた。一言でパブリックな場所といっても、今は細分化されていて、その人によってその時間によっても捉え方が違う。いろいろな方に来てもらい、いろいろな自分の場所にしてもらい、いろいろな自分の時間を過ごしてもらえたら」と期待を込め、永野氏も「どこにもない待合室、休憩場所ができたと思います。このどこにもない The Waiting roomを銀座に来てぜひ楽しんで頂ければ」と呼びかけていた。(取材・文:名鹿祥史)

Ginza Sony Park (銀座ソニーパーク)PARK B2「#003 The Waiting room」
会期:2018年11月10日(土)- 12月16日(日)
時間:10:00 - 20:00
料金:無料











































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