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RENA「年末のRIZINは特別な舞台」 大晦日RIZIN参戦へ

2018年11月9日 13時10分 参照回数:



RENA(提供写真)

 シュートボクシング世界女子フライ級王者RENA(27歳 シーザージム所属)が2018年11月8日、自身のブログにて、大晦日に行われる「Cygames presents RIZIN.14」への参加を表明した。ブログでは、「年末のRIZINは私にとって凄く思い入れのある特別な舞台です」「格闘技を楽しんでいただけるように頑張りますので大晦日一緒に盛り上がりましょう」とファンに呼びかけている。

 RENAは、7月に行われた「RIZIN.11」のメインイベントにて、浅倉カンナとのリベンジ戦に挑むも、判定負けに屈し「普通の女の子に戻りたい」と、これまでリングから遠ざかっていた。しかし、11月1日夜、自身のブログ内で「私はまたRENAとして格闘技のリングに戻ります」と宣言し注目を集めていた。そして、その舞台が年末のRIZINということのようだ。

 11月1日、「RENAのこれから」と題して綴った自身のブログでは、7月のRIZINの試合で、格闘家として今まで走り続けてきた気持ちの糸が切れてしまった、としつつも「忘れ物をしているような感覚になってきて」シーザージムに足を運んだと語る。そして「サンドバッグを叩いてミットを蹴って汗を流したら自分がまだ選手としてやり切っていないことにあらためて気がつきました。」と、リングから距離を置いたことで自分の気持ちを再確認したようだった。

 リング上にRENAが登場しなくなったことで格闘ファンが改めて感じたことは、RENAが“女子格闘技”台頭の旗振り役であったということではないだろうか。これまでRIZINの女子格闘技は、UFCなどと比べて歴史も浅く見劣りするものがあったが、ルックス・実力ともに定評が有り、外国人ファイターを容赦なく倒していくRENAが、RIZINの、ひいては女子格闘技の中心となってその地位を向上させていった。

 そして、史上初となるRIZINでの女子トーナメントとなった2017年大晦日でも、当然RENAの活躍が期待されたが、そこで番狂わせが起こった。RENAが総合力で攻めた浅倉カンナに敗北を喫したのだ。さらには、敗者であるRENAが後日、掟破りとも言える再戦を朝倉カンナに申し入れた。これが、前述の「RIZIN.11」である。どんな背景があったかは図りかねるが、掟破りを犯したRENAが負けたことで、批判の声も少なからず上がった。そして、RENAが立ち止まるまで、彼女の残した女子格闘技への功績を誰しもが忘れてしまっていた。

 これまで、“ツヨカワクイーン”として、時には“悪役”としてリングに上がり続けてきたRENAが対浅倉カンナ戦を期に格闘人生の歩みを止め、「普通の女の子」として平穏な日常を過ごした。それでも、これまでの張り詰めていた感覚から開放された彼女が、やはり、その両の手にグローブを纏い、リングへと視線を向けた。立ち止まったRENAがその間、何を想い、何を決意し、どんな“忘れ物”を拾いにリングに戻ってくるのか。

 「Cygames presents RIZIN.14」については、プロボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザーが、公表されていた那須川天心との対戦が“合意に至っていない”と明かして注目が集まっている。夢の対戦カード実現が振り出しに戻ったことで、落胆した格闘ファンも多いと思われるが、大晦日のRIZINのリングは、生まれ変わった新たな“RENA”が盛り上げてくれると期待したい。

〜 RENA 〜
ブログ:https://ameblo.jp/rena-official/

■RIZIN.14■
【名称】
Cygames presents RIZIN.14
【日時】
2018年12月31日(月) 13:00 開場 / 15:00 開始
【会場】
さいたまスーパーアリーナ
【特別協賛】
Cygames
【主催】
RIZIN FIGHTING FEDERATION
【特別協力】
TMT
【協力】
さいたまスーパーアリーナ
フジテレビジョン
【後援】
さいたま市
【RIZIN公式HP】http://jp.rizinff.com/

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