2024年10月14日
提供:2025年日本国際博覧会協会
「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の開幕まで半年となった10月13日、東京・港区の虎ノ門ヒルズフォーラム・メインホールで、来場日時予約のキックオフイベントが行われた。
イベントでは、司会を川田裕美さんが務め、スペシャルサポーターの青木崇高さん、ゆうちゃみさん、ゆいちゃみさん、はるな愛さん、ハローキティ、くまモンらと、五輪柔道メダリストの阿部一二三さん・詩さん兄妹など、各界で活躍するゲストが集結。イベントの様子は公式YouTubeチャンネルでもライブ配信された。
2025年4月13日から始まる「大阪・関西万博」では、来場者の混雑を避けるため、(1)オンラインで万博IDを登録し、(2)入場チケットを購入してから、(3)来場日時を予約するという流れになっている。実際に万博会場に行くには「来場日時予約」が必要になる。
来場日時予約は、来場希望日時の6カ月前から受け付け、予約日は計3回まで変更できる。
イベントでは、来場日時予約をPRし、万博を応援するゲストらが半年後に迫る「大阪・関西万博」開催への期待を語った。
※パビリオンなど観覧予約は、来場日の3カ月前から抽選を受け付ける。くわしくは大阪・関西万博公式Webサイト「予約・抽選ガイド」(URL:https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/reservation/)を確認のこと。
イベントに先立って、主賓の十倉雅和氏(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会会長)を始め、来賓の石破茂氏(内閣総理大臣)ら政府関係者が挨拶した。
「大屋根リングが9月に完成し、開催イベントの内容もだんだんと明らかになってきた。デジタルサイネージなど、今後もPR活動をさらに盛り上げていきたい」十倉雅和(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会会長)
「月の石、携帯電話、動く歩道、人間洗濯機など、中学生時代の記憶を昨日のように思い出す。未来を担う子どもたちにも、ぜひ参加してほしい」石破茂(内閣総理大臣)=ビデオメッセージ
「1970年の大阪万博に出展された技術には、今もレガシーとして残るものがたくさんある。最先端分野の技術を世界中に発信し、産業の目を育んでいきたい」武藤容治(経済産業大臣)
「万博は、出会いと発見の場で、ビジネス交流などもある。そして、世界中から人々が集まってくる万博で、未来について、共に考える絶好の機会にしたい」伊東良孝(国際博覧会担当大臣)
イベントは以下の3部構成で行われた。
【6 Months to go! Special Presentation!】
大阪府出身の川田裕美さんによる進行のもと、スペシャルサポーターの青木崇高さん、催事企画プロデューサーの小橋賢児さんらが登壇し、万博の最新情報を伝えた。
大阪・関西万博スペシャルサポーターの青木崇高さんが登壇。会場に何度か足を運んだことがある青木さんは「想像していた10〜15倍くらいの広さがあって、未来の月面都市のように、パビリオンの屋根が見えるんです」と夢洲の会場のいまに言及。半年後に迫った「大阪・関西万博」に向けて、準備が着々と進んでいることを伝えた。
その後、ステージ中央にある「大阪・関西万博」の全景図を見ながら、万博のコンテンツを紹介した。
「大阪・関西万博」には、8人のテーマ事業プロデューサーが「いのち」をテーマに、それぞれの切り口で企画したシグネチャーパビリオン(8館)のほか、国内パビリオン(4館)と民間パビリオン(13館)が並ぶ。また、161の国や地域、9つの国際機関が参加する予定で、各パビリオンでは、さまざまな国の文化を見たり聞いたり味わったりすることができる。
この日のイベントでは、駐日シンガポール共和国大使のオン・エンチュアンさんが、シンガポールパビリオンの内部イメージを初公開した。ドイツ連邦共和国大使館経済・科学副部長のアンナ・ヴァルブレヒトさんは、循環型社会の未来をイメージしたパビリオンを紹介した。
続いて登壇した催事企画プロデューサーの小橋賢児さんは、万博会場内で期間中に実施予定のイベントを紹介。「バーチャル万博アプリのVRメタバース技術を通じて世界中から参加いただける予定です」と空間を超えて、万博に参加できると語った。
【スペシャルサポーター応援パフォーマンス】
タレントのゆうちゃみさん、ゆいちゃみさん姉妹がスペシャルサポーター就任後初のMCをつとめ、「モリゾー&キッコロ」から「ミャクミャク」への応援バトン贈呈式や、柔道家の阿部一二三さん・詩さん兄妹、ハローキティ、くまモンが応援パフォーマンスを行なった。
第2部では、タレントのゆうちゃみさん、ゆいちゃみさんが大阪・関西万博のデザインがあしらわれたシャツを着て登壇。10月12日にスペシャルサポーターになったばかりの2人が、大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」と2005年に開催された愛・地球博公式マスコットキャラクター「モリゾー&キッコロ」をステージに呼んだ。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする大阪・関西万博と、「自然の叡智」をメインテーマに掲げ、循環型社会を目指したさまざまな取り組みを行っていた愛・地球博との関連性を念頭に、ゆうちゃみさんは「SDGsの達成を目指す想いが脈々と繋がっていますね!」と語った。
モリゾー&キッコロから、持続可能性の祈りを込めて間伐材で作られた応援バトンを受け取ったミャクミャクは「ありがとう。2025大阪・関西万博にきてね~」と応えた。
続いて、関西出身の柔道家、阿部一二三さんと阿部詩さん、スペシャルサポーターのくまモンと、キティちゃんが登壇。ゆうちゃみ・ゆいちゃみ姉妹と阿部一二三・詩兄妹による『大阪・関西万博来場日時予約キックオフ記念兄妹対抗!早口言葉チャレンジ』が行われた。
「来場日時予約」をキーワードに使用した早口言葉のお題に対して、噛まずに言えた場合は一本、判定が悩ましい場合は技ありという柔道風のルールで、判定はくまモンと、キティちゃんが行なった。
ゆいちゃみvs阿部詩の妹対決のお題は「関西開催に歓声満載な大阪・関西万博が半年前! ミャクミャクの脈拍もバクバクな万博が来場日時予約スタート!」というもの。
先攻のゆいちゃみさんは「カンサイ...」で噛んでしまったが、「そういう時は続けるんだよ」という姉・ゆうちゃみさんのアドバイスにより、再挑戦。次は噛まずにクリアした。しかし、後攻の阿部詩さんは、不安を一切感じさせないほど完璧にお題を読みあげ、オリンピックメダリストらしく、見事に一本勝ちした。
見事に勝利した阿部一二三さん・詩さん兄妹には、くまモン、キティちゃんからハグのプレゼントが贈られた。
【いよいよ、あと半年!「ぶっちゃけ座談会」】
川田裕美さんの進行のもと、万博に関心を持つ一般の方の代表やはるな愛さん、スペシャルゲストを交え、万博への疑問を楽しくトークしながら解決していく。
第3部では、スペシャルサポーターのはるな愛さんが登壇。第2部に登壇したゆうちゃみさん、ゆいちゃみさん、阿部一二三さん・詩さんとともに座談会形式で、大阪・関西万博の参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」に登録している一般の方々やSNSで寄せられた「万博ではどんな体験ができるのか」や「何か価値観が変わるような未来のテクノロジーはあるか」といった質問に答えていった。
はるな愛さんは、会場でしかできない体験としてグルメに言及。「世界各国から集まる海外パビリオンで食べられるグルメも、とても楽しみです!」と語った。また川田裕美さんは、今回の万博では「火星の石」が展示され、触ることもできると語り、登壇者の興味をひいた。
気になる最新テクノロジーについて聞かれた阿部一二三さん・詩さん兄妹は、それぞれ、ケガが付きもののスポーツ選手の人生も変えるかもしれないとして、iPS心臓など進化するテクノロジーに注目し、詩さんは「将来、練習相手がアンドロイドロボットになるかも」と話した。
そのほかにも、「チケットは来場日時予約をしないと入場できないのか」という質問もあった。川田裕美さんは、万博を快適に楽しむには予約が必要であることを強調したうえで、券種ごとに3回まで変更可能であることをあらためて伝えた。そして、変更し忘れて、予約日が過ぎてしまっても、全部で3回までは後からでも変更できると、付け加えた。
それに対してゆいちゃみさんは、「え~、それめっちゃ助かる~! そしたら、とにかくまずは希望の日時を予約だけしておいて、また日にちが近くなったら考えよう!」と来場日時予約の使い方を提案した。
座談会では、「TEAM EXPO 2025」に登録している一般の方3人も参加していた。そのうちの1人は、1970年の大阪万博に8回も参加したことがあると語り、子ども時代に万博で触れた思い出は今でも忘れられないという。
それを受けて、はるな愛さんは「万博では価値観が変わる体験ができるって素晴らしい。子どもたちにも、万博に参加し、ぜひ未来を見てほしい」と語った。
最後に、川田裕美さんが「ぜひ、今日このあとすぐに来場日時予約の方法をチェックしてみてくださいね!」と会場全体に呼びかけ、イベントは幕を閉じた。
提供:2025年日本国際博覧会協会
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