今年のバレンタイン、一歩踏み込んだ“ごほうび癒しチョコ”がトレンド？…2023年「イトーヨーカドーのバレンタイン」商品説明会レポート

2023年1月19日

2023年「イトーヨーカドーのバレンタイン」（写真：竹内みちまろ）

　2023年「イトーヨーカドーのバレンタイン」商品説明会が2023年1月19日、イトーヨーカドーアリオ葛西店（東京・江戸川区）にて開催され、今年のバレンタインのトレンドと商品ラインナップが発表された。

　3年ぶりとなる行動制限なしの今年の「イトーヨーカドーのバレンタイン」は、チョコレートの美術館‟MUSĒE du CHOCOLAT（ミュゼ・デュ・ショコラ）“をコンセプトとし、自分用や友達とのシェア、家族・親族向けなど様々な利用シーンを想定した商品を展開。1月10日より全国のイトーヨーカドー121店舗（2022年12月末時点）でバレンタイン商品の販売が順次スタートしており、予約販売は11月から始まっている。

　説明会では、調査に基づく今年のバレンタインのトレンドに対する見解が発表された。ポイントは4つあり、「ますます進化する『和チョコの新作』」、「日ごろ頑張る自分へ！『ごほうび癒しチョコ』」、「クールでスタイリッシュなパッケージ」、「お手頃なプライスのスペシャルチョコ」。

　「日ごろ頑張る自分へ！『ごほうび癒しチョコ』」については、「ごほうびチョコ」はすでに定着しているが、今年はさらに一歩踏み込み、“ごほうび”に加え“癒し”の要素が消費者のニーズを捉えるのではと説明された。説明会には2023年「イトーヨーカドーのバレンタイン」のキービジュアルを手掛けたイラストレーターの西田真菜氏も登壇したが、西田氏からは「甘いものを食べたときにほっと癒されるような優しい世界観」をテーマに、猫をはじめとする動物たちが散りばめられたキービジュアルが製作されたことが明かされた。

　説明会にはチョコラコーディネーターの市川歩美氏も出演し、すでに商品の試食を済ませていた市川氏から各商品の特徴が紹介された。

　「和奏」は、和食の達人鈴なり店主「村田明彦」氏と、日本橋ゆかりの三代目「野永喜三夫」氏監修のバレンタインギフトとなっている。「和奏」は京都府産宇治抹茶を使用したチョコなど和を感じるスイーツに仕上がっているそうで、日本で唯一のチョコレートに特化したジャーナリストでコーディネーターという市川氏は、どんな人にも合う味わいになっていると太鼓判。

　さらに、「メリーチョコレート　とちおとめ苺トリュフ」については、市川氏は、通常なら「苺トリュフ」として製造されることが多い中、2023年「イトーヨーカドーのバレンタイン」では、“とちおとめ”に特化することで味わいの深さを追求している点を指摘。「一歩踏み込んだ和チョコです」と声を弾また。

　フランスで腕を磨き、2009年には岐阜県内に自身のお店「TAKIMOTO（タキモト）」をオープンしたパティシエ・滝本真氏が手掛ける「TAKIMOTO N°2」は、パリの洗練された味わいは言うまでもなく、パッケージもクールで洗練されたものとなっている。西田氏は「シンプルだけど洗練されたデザインが素敵です」と目を輝かせ、男性やビジネスパーソンをはじめ贈る人を選ばないパッケージになっていると感心していた。







2023年「イトーヨーカドーのバレンタイン」（写真：竹内みちまろ）


ミニシアター通信