本文へスキップ

2022年「イトーヨーカドーのバレンタイン」、BOXにもこだわりの10,800円チョコ&「ミッシェル・ブラン・ジャポン」&手作りキットや社会貢献にも注力

2022年1月21日

 2022年「イトーヨーカドーのバレンタイン」商品説明会が2022年1月20日、オンラインにて開催され、イトーヨーカドーの今年のバレンタインラインナップやコンセプトが発表された。

 説明会では冒頭、日本で唯一のチョコレートジャーナリストでショコラコーディネーターの市川歩美氏から、チョコを愛好する消費者たちのトレンドが紹介された。市川氏は、チョコレート愛好家歴25年以上で、日本国内からカカオ生産地まで世界中で取材活動を行い、最新情報やトレンドをメディアを通して発信している。

 市川氏は、最近の消費者たちのトレンドとして、「(1)社会貢献につながるチョコ」、「(2)お家時間をハッピーにするチョコ」、「(3)海外有名ブランドをお手軽に味わう」、「(4)BOXも主役級」という4つのポイントを解説。

 「(1)社会貢献につながるチョコ」については、消費者たちが、チョコの原材料となるカカオ生産者たちにも関心を持っている点を指摘し、フェアトレードを含め、その商品がカカオ生産者たちにとって有益となっているのかという点も、チョコを選択するうえで、重要な要素になっていることを説明した。

 「(2)お家時間をハッピーにするチョコ」では、市川氏は、コロナ禍の到来で、あらゆるイベントをお家で楽しみたいというニーズが増え、バレンタインに向けても、お家で楽しみたい人に向けたチョコのラインナップが増えていることを語った。中でも、手作りキットの需要があがっているそう。

 「(3)海外有名ブランドをお手軽に味わう」については、市川氏は「たいへんユニークなトレンド」といい、海外の有名ブランド監修のチョコなら、味は保証され、しかも手ごろな価格で入手できるため、敷居の高さを感じている消費者も手軽に楽しんでいることを紹介した。

 「(4)BOXも主役級」に関しては、市川氏は、チョコに加え、パッケージも主役級に可愛かったり、綺麗だったりする商品が人気を集めていることを指摘。「パッケージがもったいなくて捨てられない」ではなく、「(そもそも)あとからでも使えるくらい高級感に溢れたパッケージ」が注目されているとのこと。

 市川氏のトレンド紹介に続き、イトーヨーカ堂 グロサリー部 銘店・食品ギフト担当 マーチャンダイザーの荒幡淳氏から、今年のイトーヨーカドーのバレンタインのコンセプトと、ラインナップがプレゼンされた。

 イトーヨーカドーの今年のバレンタインのコンセプトは、チョコレートの美術館“MUSĒE du CHOCOLAT(ミュゼ・デュ・ショコラ)”を通じて新しい楽しみ方の「発見」と「出会い」を提供し、気持ちがワクワクするバレンタインをお届けること。

 説明会では、イトーヨーカドー葛西店の様子が紹介されたが、チョコレートの美術館「MUSĒE du CHOCOLAT(ミュゼ・デュ・ショコラ)」に足を踏み入れてもらうために、入り口から、可愛く、おしゃれに演出されており、吹き抜け構造になったフロアーには、絵画や美術品を楽しむようにブースが並び、スクリーンを通してドレスアップも可能な自撮りスポットも用意されている。







 イトーヨーカドーでは、「イトーヨーカドーのバレンタイン」を、消費者が楽しさとわくわく感を持って迎えられるイベントにブランディングするため、「高価格商品への挑戦」と「社会貢献や環境配慮への取り組み」に重点を置き、継続テーマとなる「チョコレートの美術館“MUSĒE du CHOCOLAT(ミュゼ・デュ・ショコラ)”」を、消費者にとってさらに価値のあるものとするためにブラッシュアップしたことが紹介された。

 そんな中、今年の「イトーヨーカドーのバレンタイン」での注目は、レジオンドヌール勲章も授与されたフランスの菓子職人、ミッシェル・ブラン氏監修の「ミッシェル・ブラン・ジャポン」(8アイテム、価格帯:税込864円~2592円)を、他店に先行してラインナップに加えたこと。

 発表会では、コロナ禍のために来日できないミッシェル・ブラン氏から、「新しく多くのお客様にお届けできることを大変うれしく思います」などのビデオメッセージが寄せられた。ミッシェル・ブラン氏は、世界最高峰の洋菓子団体「ルレ・デセール」の創設メンバーで、フランス最優秀ショコラティエ賞、パティシエ賞、職人賞の三冠を持つ唯一のショコラティエ。、市川氏は、「チョコレートファンにとってはたいへん貴重な映像」と大興奮の様子だった。

 「ミッシェル・ブラン・ジャポン」と並んで、注目は、イトーヨーカドーオリジナルとなる、リユース可能なBOXを取り入れた「リーガロイヤルホテル スペシャルショコラBOX」(税込10,800円)。細部にもこだわった5段重ねのBOXは、補強もされており、食べ終わったあとも、小物入れなどとして使うことが可能。もちろん、「リーガロイヤルホテル」の名を冠したチョコの味は保証済。専用の紙袋も用意され、消費者に驚きと笑顔を提供するために開発された至福の一品となる。

 さらに、今年は、お家時間を楽しく充実させたいという人のために、「簡単・大量・かわいい」を具現化した30個作れるシリーズ「HANDMADE KIT」(計6品:各1個税込1,620円)を展開。シールやラッピングも全て内包されており、これひとつで全部揃うという1個完結型の商品だ。



 また、障がい・高齢・病気などで通常の就業が困難な方たちをアーティストとして採用することで就業機会を提供し、社会との結びつきを深めることを目的に、2020年秋からスタートしたプロジェクトである「Heart for Art」をパッケージに採用した商品を展開。フェアトレードによるカカオ生産者支援や、化粧箱へのFSC認証紙使用なと、社会貢献や環境配慮、SDGs推進に向けた取り組みも進めている。

 市川氏は、「イトーヨーカドーさんはバレンタインのためにたいへんな準備をして、今の消費者のニーズにもマッチするチョコレートをたくさん用意しています。私たち消費者の側も、イトーヨーカドーさんでチョコレートを購入することで色々な社会貢献ができ、チョコレートを作る方々のパワーにもなると思います。私も、楽しくお買い物をして、バレンタインを楽しく盛り上げていけたらと思っています」と声を弾ませた。

 荒幡氏は、「市川さんからも色々なお言葉を頂き、モチベーションがたいへんあがっています。この気持ちを、店頭の販売員に伝えて、お客様に喜んで頂ける売り場、喜んで頂ける商品提供・接客に結び付け、取り組んでいきたいと、改めて思いました」と意気込みを語った。



ミニシアター通信



運営会社

株式会社ミニシアター通信

〒144-0035
東京都大田区南蒲田2-14-16-202
TEL.03-5710-1903
FAX.03-4496-4960
→ about us (問い合わせ)