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松任谷由実がライブ活動の再開を支援する「JAPAN LIVE YELL project」の「エール・アンバサダー」に就任…「楽しみにするお客様の心が必ず復活させる」

2020年11月24日

 シンガーソングライターの松任谷由実が、ライブ活動の再開を支援する「JAPAN LIVE YELL project」(ジャパン・ライブエール・プロジェクト)の「エール・アンバサダー」に就任。11月24日に東京・国際フォーラムにて開催された「JAPAN LIVE YELL project」記者発表会にて発表された。

 また、松任谷の楽曲「春よ、来い」を松任谷、平原綾香、子どもたちなどが歌いつなぐ、日本全国のライブ関係者に向けた応援ムービー「ライブのリレー」が同日より「JAPAN LIVE YELL project」公式サイトとYouTubeにて公開。「ライブのリレー」では、三遊亭小遊三(落語家)、森山未來(俳優・ダンサー)、ナイツ(漫才師)をはじめ、音楽・演劇・ダンス・伝統芸能などのさまざまなパフォーマンスが一つにつながる。

 公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会(以下、芸団協)は、コロナ禍により失われた文化芸術鑑賞・参加の機会を取り戻したいという、出演者、スタッフ、ファンなどライブに関わるすべての人の気持ちに応え、活動の再開を後押しする全国規模の支援事業「JAPAN LIVE YELL project」(ジャパン・ライブエール・プロジェクト)に取り組んでいる。プロジェクトでは、2020年8月から2021年3月までの間、全国27の開催地で500本のプログラムを計画しており、参加する出演者・スタッフはのべ人15,000名になるという。

 松任谷は「JAPAN LIVE YELL project」の想いを全国に拡げていくため、「エール・アンバサダー」に就任。発表会にスーツ姿で出席した松任谷は、コロナのため、知り合いを含めたアーティストたちがライブができない状況に陥り、「私自身も、3月、4月はパニックのような状態も味わいました。世界中がこのまま朽ち果てていくのではないかという恐怖や、すべてのことにやる気をなくす落ち込んだ状態を生まれて初めて体験しました」と振り返った。

 続けて、「夏少し前に、自分の性なのでしょうね、創作意欲がわいてきて、この未曽有の年をなんとか記録したいという欲求が出てきました」と振り返り、アルバムを制作するためにレコーディングに入ったエピソードを紹介。39枚目のアルバムとなるが、「何としても2020年中に発表したい」と制作を続けているそう。

 ライブについては、「アリーナツアーとかをしますと、常時200人のスタッフが動いています。お客様には分からないようなところでも、たくさんの人が働いて下さっています」とコメント。

 「コロナで配信ライブのよさが分かった点がありますが」としながらも、「ライブは行こうと決めたときから始まっているもので、何日後に出かけるということで日常の風景が変わります」と言葉に。「舞台の誰かを観ているだけではなく、自分の空想の世界に入って思い出を引き出してくれたり、ライトのビームを目で追ったり、様々なものが入り込んでいくことが心に影響を与えるライブには無限の選択肢があるわけです」と想いを語った。「目に見える、人に言葉で説明できるものだけじゃない、むしろそれ以上のパワーがあるものがライブ。ぜひ、再び体験して頂きたいと思います」とも。

 「全国にたくさんの表現者の方がいて、それを支えるスタッフがいます。“ライブを諦めない、これからも送り続ける”という意思が双方に必要です」と告げ、「それを必ず観に行く、楽しみにするお客様の心が必ず復活させると思います」とメッセージを送った。

■松任谷由実(「JAPAN LIVE YELL project」エール・アンバサダー)

 ライブは私の人生そのものと言っても過言ではありません。今の状況は人生で初めてのことで、私もみなさんと同じようにずいぶん辛い想いをしましたが、悲しんでいるばかりでは先に進めません。このプロジェクトをきっかけに、再び私たちの声や表現が、世の中にできるだけ早く届くことを夢みて、一緒に進んでいきましょう!

■日本全国のライブ関係者に向けた応援ムービー「ライブのリレー」

 「JAPAN LIVE YELL project」エール・アンバサダーに就任した松任谷由実さんの「春よ、来い」を、音楽・演劇・ダンス・伝統芸能などさまざまな舞台芸術のパフォーマンスがつなぎ、コロナ禍にあっても前を向き、ライブを通して、希望に満ちた明日を希求する、すべてのライブ関係者の想いとシンクロするムービーとなっています。

 平原綾香さん(歌手)、三遊亭小遊三さん(落語家)、森山未來さん(俳優・ダンサー)、ナイツ(漫才師)のほか、プロ、アマを含む全国開催地の出演者によるパフォーマンスも登場。それぞれの場所・さまざまなジャンルのライブが、歌の歌詞世界とリンクし、ひとつの大きなエネルギーを生み出します。ラストシーンは、紡がれた「ライブ」の全てを噛み締めるように、誰もいない客席を見渡す松任谷さんの姿。そこに、松任谷さんの「ライブへのエール。ライブからのエール。ジャパン・ライブエール・プロジェクト」の言葉が重なります。

■「JAPAN LIVE YELL project」について

 「JAPAN LIVE YELL project」(ジャパン・ライブエール・プロジェクト)は、文化庁、芸団協、そして全国27都道府県の文化芸術団体が連携し、私たちの暮らしにもう一度ライブを取り戻す後押しをする、緊急プロジェクトです。 

 全国各地で、地域の特色を生かした個性豊かなイベントが延べ500本以上展開される予定です。リアルな会場での参加だけでなく、オンライン配信を活用し、より多くの方にご参加いただける取り組みも行なっています。

 新しい生活様式のもと、全国各地の芸術家やスタッフ、文化芸術に親しむ愛好家・子供たちは、かつてないチャレンジに取り組んでいます。知恵を絞り、工夫を重ね、舞台の幕を開け始めています。ライブを愛する人々と、もう一度感動と喜びを分かちあうために。「ライブからのエール」を贈るために。ぜひもう一度、ライブの醍醐味に触れてください。きっと新しい出会いが見つかるはずです。リアルやオンラインでの参加を通して、魂を揺さぶるステージを届けてくれる表現者やスタッフに向けて、「ライブへのエール」をぜひお贈りください!

○名称:JAPAN LIVE YELL project(ジャパン・ライブエール・プロジェクト)
○期間:2020年8月~2021年3月 ○参加27地域:北海道、岩手県、秋田県、山形県、埼玉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、広島県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県
○主催:文化庁/公益社団法人日本芸能実演家団体協議会/27都道府県の実施主体協力:劇場、音楽堂等連絡協議会/公益社団法人全国公立文化施設協会/公益社団法人日本オーケストラ連盟 ※文化庁 令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「生徒やアマチュアを含む地域の文化芸術関係団体・芸術家によるアートキャラバン」

■「みんなの応援村」について

 「みんなの応援村」とは、全国各地の様々な地域で懸命に生きる人たちを応援する官民連携のプロジェクトです。地域活性化・コミュニティの再生(人を孤独にしない)という応援村の社会的使命と役割を果たすため、自治体首長が中心となり令和2年5月18日に実行委員会を組成(実行委員長:鈴木康友浜松市長、実行委員長代理:鈴木英敬三重県知事)。同実行委員の松任谷正隆氏・小山薫堂氏が発案し、50を超える自治体が参画・約1万2,000人の子どもたちが参加した「77億人えがおプロジェクト」など具体的な取組を推進しています。

■「JAPAN LIVE YELL project」と「みんなの応援村」の連携

 「JAPAN LIVE YELL project」は「みんなの応援村」と連携し、さらなるエールの拡がりを創ります。相互協力による情報発信のほか、全国に向けてエールを贈るタイアップイベントを準備中です(2~3月頃実施予定)。乞うご期待ください。


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