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飯豊まりえが本格舞台に初挑戦、宅間孝行は絶賛

2019年11月14日

 舞台「タクフェス第7弾『流れ星』」の東京公演が2019年11月13日、池袋・サンシャイン劇場にて開幕。公演に先立ち囲み取材が行われ、飯豊まりえら出演者たちが意気込みを語った。

 「流れ星」は、2006年に初演が上演され、2009年に再演された感動の名作で、大阪万博、学生運動、よど号事件など高度経済成長期真っただ中の東京を舞台とする結婚40年を迎えた夫婦の物語。10月の新潟公演を皮切りに全国8都市で公演。

 囲み取材には、飯豊のほか、田中美佐子、柳美稀、富田翔、三津谷亮、冨森ジャスティン、川村エミコ(たんぽぽ)、松村優、越村友一、遠藤瑠美子、若林元太、ダンカン、宅間孝行が出席。

 田中が演じる主人公・夏子の前に現れる「魔法使いのマリー」を演じる飯豊は、舞台衣装である魔法使いの姿で登場。飯豊は「このように大きな舞台は初めてなのですが、舞台の稽古が厳しいのかなというイメージが強かったです。ですが、(作・演出・出演の宅間には)愛があるなと思いました」といい、「自分の悔しい部分があって、泣いてしまったりなどが1回、現場であったのですが、そのときも宅間さんが『たくさんのお土産を持って帰ってほしいからやってほしい』と(言ってくれて)。すごく優しいところもあったりして、とても大好きです」とにっこり。

 そんな飯豊について、宅間は「美佐子さんに主人公の夏子を演じてもらっているのですが、まあ、美佐子さんがやりたい放題やってくれています。すごいんですよ(笑)」と現場の様子を紹介したうえで、「そんな美佐子さんですが、今回、最年少の飯豊まりえが手綱を握っている感じです。普通、逆なんじゃないかと(笑)そんなコンビが今回の見どころではないかと思います」と声を弾ませた。

 宅間の言葉に飯豊は「いえ、いえ」と恐縮していたが、宅間は、さらに飯豊について、「そうとうビビッて入ってきた…みたいなことを言っていたのですけど、冗談抜きに、意識がすごく高くて」と絶賛。「最初は声もそんなに出ないし、正直、心配だったのですが、ただ、稽古場に早く来るわけでもなく、残るわけでもないので」といい、「でも、ちゃんとやってくるのですよ。たぶん、陰で相当やっていたっぽくて。稽古中にどんどんよくなっていくので。冗談抜きに、ほんとに美佐子さんがいいかげんだったりするので、『まりえ、あとは頼んだぞ』みたいな感じではないのですが、わりとそういう時期があったりとか」と回顧。

 宅間は「世間的に初舞台の21歳の女優さんだと、この役はずっと回しているすごく大変な役なので、もしかしたら、『飯豊まりえで大丈夫なのだろうか』みたいな不安を持っている人がいるかもしれませんが、(その不安を)見事に裏切ってくれると思います」と目を輝かせた。(竹内みちまろ)


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