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秋元康&つんく、代アニ新入生を激励「手を伸ばした1ミリ先に夢がある」

2018年4月2日 20時00分 参照回数:

秋元康&つんく

秋元康&つんく(写真:竹内みちまろ、2018年4月2日、銀河劇場)


 代々木アニメーション学院の2018年度入学式が2018年4月2日、銀河劇場(東京・品川区)にて開催され、同学院のプロデューサーを務める秋元康氏、つんく♂氏が新入生に激励のメッセージを送った。



秋元康&つんく、代アニ新入生を激励「手を伸ばした1ミリ先に夢がある」


 2人はトークショーを行い、エンタメ業界に入ったきっかけから話し始めた。つんく♂氏は、ロックバンド・シャ乱Qが駆け出しのころに、西川貴教がバンドをやっていたり、東京でアマチュアで活動していたMr.Childrenがシャ乱Qらが大阪で無料でライブをしている場所でライブをやらせてくれないかとプロモーションに来たりしたエピソードを披露。

 すると、秋元氏は、「スターという人たちを見ていると、とんねるずの石橋(貴明)君にしても、長渕剛さんにしても、みんな売れる前というのは本当に普通なのですよね。例えば、ずっと僕のアシスタントをやって、ドライバーをやっていた岩崎夏海という人が『もしドラ』というベストセラーを書いたり。つまり、昨日まで隣にいた人がベストセラー作家になっらりするじゃないですか。だから、この(会場の新入生の)中に、『僕は2018年のときにあの入学式にいたんですよ。つんく♂さんと、秋元さんの話を聞いていたんですよ』という人が必ず出てきます。・・・・・・それを信じてほしいなと思うのですよね」と感慨深そうに言葉に。

 つんく♂氏も「親や先生に自分の未来を言うと『バカなことを言っていないで現実を見なさい』と言われるかもしれないけど、でもそんなことにビビらずに、でっかい自分の未来を思い描いていてほしいです。それを言うのが恥ずかしいなら、どこかにメモっておくとか」と新入生を激励。さらに、「僕も夢を言うと叶わないような気がするタイプなので、宣言をせずに試してくタイプでした」というも、「でも、最近は言うようにしています。後出しジャンケンみたいになりそうなので(笑)」とジョークを交えて、衰えを見せない創作意欲を溢れさせていた。

 秋元氏は「親は、最終的に子どもが幸せそうな顔を見たいという一点に尽きると思います」といい、新入生に向かって、「夢を叶えてアーティストや、アニメーターや、声優になる人と、挫折してしまう人の差は何かというと、「去年の入学式でもお話したのですが、全力で手を伸ばしているか、伸ばしていないかだと思うんだよね。みんな努力をしていますよ。すごい努力をしているし、自分がそういうことをやりたいから全力で手を伸ばします。でも、現実は、全力で手を伸ばした1ミリ先に夢があるんだよね。届いていない気がするんだけど、それはあと1メートルも差があるのではなくて、たかだか1ミリの差なのだけど、1ミリでも触れていない気がする。もうちょっと頑張ればいいのになというのが、端で見ているとよくあるのです」と体験談を語り、新入生を激励した。(竹内みちまろ)


→ 秋元康氏、ハロプロとAKB48の違いに私見「つんくがミュージシャンだから…」


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