舞台「文豪とアルケミスト」最新作が開幕、白樺派4名が全員集合＆小林多喜二が登場の白熱ストーリー！

2024年6月6日

舞台「文豪とアルケミスト 旗手達ノ協奏（デュエット）」囲み取材 （写真：竹内みちまろ）

　舞台「文豪とアルケミスト 旗手達ノ協奏（デュエット）」が2024年6月6日、シアターH（東京）にて開幕した。

　同作は、人々の記憶から文学が奪われる前に文豪と共に敵である“侵蝕者”から文学書を守りぬくことを目指す文豪転生シミュレーションゲーム『文豪とアルケミスト』（DMM GAMES配信中）を原作とする人気シリーズの第七弾。

　今回は、志賀直哉がかつての友・小林多喜二や白樺派を中心とした文豪たちとともに強大な”侵蝕者”に抗う姿を描く。キャストは、志賀直哉役の谷佳樹、武者小路実篤役の杉江大志、有島武郎役の杉咲真広、里見弴役の澤邊寧央が続投。“白樺派”と呼ばれる４名が、今作で初めて全員揃って登場する。そして今作で「文劇」シリーズ初登場の文豪である小林多喜二役を泰江和明、石川啄木役を櫻井圭登、高村光太郎役を松井勇歩、広津和郎役を新正俊が務める。また、東京公演はシアターH のこけら落とし公演となる。

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【公演日程】
2024年6月6日(木)～6月16日(日)／シアターH（東京）
2024年6月21日(金)～6月23日(日)／京都劇場

【出演】
志賀直哉：谷佳樹
武者小路実篤：杉江大志
有島武郎：杉咲真広
里見弴：澤邊寧央
石川啄木：櫻井圭登
高村光太郎：松井勇歩
広津和郎：新正俊
小林多喜二：泰江和明

【あらすじ】
文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。
その中心には白樺派がいた。
しかし、長く続く侵蝕者との戦いが、歴戦の栄光に小さな翳りを落とす。
その根幹が見出せない彼らを嘲笑うかのように侵蝕は広がり、小さな綻びは大きな窮地に。
そんな時、志賀直哉の脳裏に浮かんだのは、かつて巨大な敵に文学で立ち向かった小林多喜二だった。

今後の戦いの激しさを憂い小林の転生を目論む志賀だったが、その間にも有碍書は増え続け……。
危機が迫る中も挫けず、現状を打開する策を練る志賀。それを武者小路実篤ただ一人がそっと遠くから見守っていた。

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　6日には初回公演前にゲネプロが開催された。

　ゲネプロでは、文芸雑誌『白樺』の創刊にも参加した里見弴の文学書が侵蝕されることを軸に展開していく作品が明かされた。里見が志賀直哉をモデルとした人物を小説の中で描いたことで里見と志賀の関係が悪化したエピソードなども語られ、さらには日本のプロレタリア文学の代表的な小説家で警察に逮捕された後、虐殺された小林多喜二と志賀との交流にも触れられる。

　同シリーズの見どころのひとつといえば、転生した文豪たちが侵蝕者に立ち向かう殺陣シーン。今作でも刀や銃などそれぞれの武器を手に、文豪たちがステージ上を駆け巡る。さらに、小林の信念と文学への思いも描かれ、濃密で重厚なストーリーに仕上がっている。


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