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荒牧慶彦“三国志愛”を熱弁、剣劇「三國志演技~孫呉」囲み取材

2024年4月6日



(C)舞台「三国志演技~孫呉」製作委員会 撮影:小境勝巳

 剣劇「三國志演技~孫呉」が2024年4月5日(金)~ 4月16日(火)、明治座(東京)にて上演中。

【剣劇「三國志演技~孫呉」】
【公演期間】2024年4月5日(金)~ 4月16日(火)
【劇場】明治座
【脚本・演出】末原拓馬(おぼんろ)
【企画】荒牧慶彦  

【あらすじ】
 古の中国。腐敗した後漢王朝を倒すために勃発した黄巾の乱によって国は乱れに乱れ、時の群雄たちはそれぞれの思惑を胸に覇権を争っていた。そんな中、皇帝の象徴と言われる神秘の宝・玉璽が帝の元から離れどこかに存在するという噂が流れ、多くの武将が玉璽の所有を夢見ていた。
 江東の地で名を上げていた孫家に仕える武将・周瑜(荒牧慶彦)と、孫家の長男・孫策(梅津瑞樹)は、幼い頃からの親友同士。その絆は、断金の交わりのごとく強固なものであった。
 孫策は、敬愛する父・孫堅(松本利夫)から戦いの中で密かに発見した玉璽を所有していることを明かされ、驚く。これぞ天命と士気を高めた父・孫堅は、いよいよ孫策にも戦へ出ることを命じる。周瑜が心配する中、呉軍は一丸となり劉表(冨田昌則)軍が待つ荊州へと攻め込んでいった。闘神のような強さで敵をなぎ倒していく父・孫堅。だが劉表の部下である黄祖(玉城裕規)の罠にかかり、命を落としてしまう。
 大将軍を失い、悲嘆にくれる孫軍。孫策の弟・孫権(廣野凌大)はまだ幼く、この悲劇を十分に理解することができなかった。やがて玉璽を手に、父の夢を受け継ぐことを決意した孫策。親友の決意を汲み取った周瑜は己の身も心もすべて孫策に捧げると誓い、軍師となって重臣の程普(富田翔)、黄蓋(高木トモユキ)、韓当(郷本直也)らと共に出陣していく。ある日、単独で敵陣営に近づいた孫策の前に謎の男・太史慈(早乙女友貴)が立ちはだかり、一触即発の状態に…。

 初回公演に先立ち、ゲネプロと囲み取材が行われた。

 企画にも携わった荒牧は「小さなころから『三国志』が好きだったのですが、その好きだったものをこの明治座さんという素晴らしい劇場で表現できることを本当に嬉しく思っています」とコメント。

 「三国志演技」という物語において『呉』はあまり描かれていなかったのですよね。描かれていないからこそ深堀の余地がめちゃくちゃあるんですよ。三国の中のエピソードはめちゃくちゃ多くて、どこをピックアップすればいいのかは最初に悩み、魏とか蜀も描きたかったのですが、中途半端なエピソードになると初見の方が入って来づらくなっちゃうのではないかなと。なので、呉の周瑜と孫策の国獲りをする場面が物語が一番すっと入って来て感情移入もできやすいのではないかということで、今回は呉の周瑜と孫策のエピソードにさせて頂きました」と熱い思いを語った。



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