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舞台「バレンタイン・ブルー」が開幕、前島亜美・久保田秀敏・武子直輝・しゅはまはるみが“エイベックス俳優集結”で刺激「背筋が伸びました」

2020年2月18日



「Avenue X theater vol.1 バレンタイン・ブルー」囲み取材
(写真:竹内みちまろ、2020年2月18日、博品館劇場)

 ファンタスティック・コメディ「Avenue X theater vol.1 バレンタイン・ブルー」が2020年2月18日、銀座・博品館劇場(東京)にて開幕した(2月25日まで)。

 同作は、とある通りにあるカフェ&バー「バレンタイン・ブルー」にやってくる15名の男女が織り成す群像劇。作・演出をプラチナ・ペーパーズの堤泰之が担当し、現代を生きる人間たちの等身大の日常や夢、思いが描かれる。

 18日には、初回公演前に、囲み取材が行われ、主演の前島亜美、久保田秀敏、武子直輝、しゅはまはるみが意気込みを語った。

 「バレンタイン・ブルー」のオーナーの1人娘を演じる前島は、「私が演じる役は、現代っ子ぽいといいますか、さとり世代で、リアリストで、“夢なんて叶わないでしょ”と諦めつつ無気力に生きているところがあります。ですが、カフェにやってくる色んな人たちの人柄や、生き方や、夢を追いかける姿を見て、感化されていくというキャラクターです。なので、私の役は、最初から最後までの変化に注目して頂きたいなと思います」と見どころを紹介。

 また、「『Avenue X theater vol.1』はアナグラム(=“言葉遊び”の意)になっていまして、“avexシアター vol.1”の意味です。その名の通り、avexの俳優が14人集まり、お力添えを頂く西ノ園さんを含めて役者15人で、エイベックスに今いる役者たちの力を見せて行く公演になっています。1人、1人が本当に魅力溢れるキャストたちです。“エイベックスにこんなにすてきな俳優、女優がいるのだ”ということを1人でも多くの方にお伝えしたいと思っています。芝居だけではなく、エイベックスならではの歌やダンスもありますので、1人でも多くの方に知って頂ければと思います」とコメント。

 久保田秀敏は、「1人、1人にちゃんと焦点を当てたドラマがあります」といい、「僕が演じる優介はキーマン的な位置になるのでそこも観てほしいなという意気込みで、今日の初日を頑張りたいです」と声を弾ませた。

 武子直輝は、「“初めまして”の方も多かったので、『今作はどんな感じになるのだろう』と思ったのですが、一緒に芝居を作っていく中で、素晴らしいお芝居だったり、見せ方だったり……ということがありました。“新しい可能性みたいなものが開けた気がするのではないかな”と思う作品になっていますので、早く、本番がやりたいです」と手応え十分の様子。

 エイベックスの所属年数は一番短いしゅはまはるみは「一番のペーペーなので、みなさんに付いていこうと思っています(笑)」というも、「10代の子なども一緒にやっているのですが、他の事務所さんの公演だったり、他のプロデュース公演だったら、たぶん、私はものすごく静かにしていたと思います。ですが、10代の子たちがいて、“キャッキャ、キャッキャ”としていて、明るくて、毎日元気をもらって、『わぁ、いいな』と思って見てはいるのですが、ときどき“ちょっとうるさいよ、今そういう時間じゃないよ”というときは、同じ事務所なので気遣いなく、『ちょっと(うるさいよ)』と言えますし、『一番年配の私が言わないとな』というのもあったので、あえて言ったりもしました。そういうのが気楽でいいなと思いました。毎日、楽しい稽古場で、元気ももらいました」と振り返った。

 稽古期間中のエピソードの話題では、 前島が「個人的には久保田さんと6年くらい前にドラマで共演したことがあり、それ以来の久しぶりの再会で、共演でした。私は後輩で、年下で、おこがましいのですが、再会したときに、ものすごいすてきな役者さんになられているのだなと思いました」、「あのときはまだ、久保田さんは20代で、私も15歳くらいでした。すばらしい俳優で先輩だなと思いました。“初めまして”の皆さんもこんなにまじめで誠実ですてきな方々なのだなと知ることができてよかったなと思いましたし、私も背筋が伸びました」と、今回が初公演となる「Avenue X theater」にて様々な刺激を受けたことを明かした。

 前島から“絶賛”された久保田は、大照れの様子で「ありがとうございます。成長できたみたいです!」とおどけていたが、「同じ事務所とはいえ、社内で顔を合わせることもなかなかないですし、一緒にお仕事をする機会もなかなかない中で、同じチームで公演を打てる幸せを噛みしめ、その上で、僕も30代に入りまして、だんだんと若い人たちが入ってくる中で、自分も刺激になることが稽古場の時点からありました。もっと、もっと、頑張らないといけないなという思いでいます。エイベックスの“チームとしての1枚岩”をしっかりとみなさんにお届けしたいなと思います」と目を輝かせた。

【Avenue X theater vol.1 バレンタイン・ブルー】

期間:2020年2月18日~2月25日
会場:博品館劇場

キャスト:
前島亜美、久保田秀敏、武子直輝、日比美思、飛鳥 凛、出口亜梨沙、中﨑絵梨奈、行徳智仁、會田海心、近藤 廉、髙橋果鈴、福田愛依、髙石あかり、しゅはまはるみ、西ノ園達大

あらすじ:
Xアベニューという通りにあるカフェ&バー「バレンタイン・ブルー」。音楽好きの主人の趣味なのか、店内にはギターやレコードジャケットが飾られている。カフェには様々な客が訪れる。体育会系のダンス部の高校生、アイドルミュージシャン、地元を活性化したいと思っている若者たち。そして夜は夜でまた怪しい地元のメンバーたちが集まって来る。新しいバーテンが入店したことで物語は大きく動き始める。騒動に振り回される人たち。Xアベニューに吹くさまざまな風たちは素敵なメロディとともに今日も店に訪れる。


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