2019年7月5日 21時20分
「舞台 ヨルハVer1.3a」(写真:竹内みちまろ。2019年7月3日、池袋のサンシャイン劇場)
「舞台 ヨルハVer1.3a」が2019年7月4日、東京・池袋のサンシャイン劇場にて開幕した。
【「舞台 ヨルハVer1.3a」】
東京公演:7月4日~7日/サンシャイン劇場
大阪公演:7月11日~14日/サンケイホールブリーゼ
同作はスクウェア・エニックスの大ヒットゲーム「NieR:Automata(ニーア オートマタ)」と世界観を共有し、2014年に舞台化され、2015年に再演。2018年には「音楽劇
ヨルハVer1.2」として公演された。4回目の再演となる今回は、初の男性キャストオンリーで上演される。
物語の舞台は、機械生命体によって地球を侵略された人類が月へと逃げ延びた未来。16機の「ヨルハ」と呼ばれる自動歩兵人形(アンドロイド)が、特殊任務を帯びて、地球に降下する「真珠湾降下作戦」を開始。だが、無事に地上にたどり着けたのは、たったの4機。それでも司令部からは作戦遂行の命令が下った。4機のヨルハは、地上に残って抵抗運動を続けていたレジスタンスと合流し、機械生命体へ、決死の戦いを挑む。
地上に降りた4機のヨルハは、攻撃や索敵など、それぞれの特性をおびて製造されている。4機のヨルハは自身の得意分野を活かして作戦に関わるが、アンドロイドであるというだけで、感情などは人間と同じと思えるものを持っている。舞台では、そんなヨルハたちが疑問を持ちながらも、苛酷な命令に従い作戦を遂行する姿が描かれた。ギター、バイオリン、パーカッションの生演奏が、ヨルハたちの苛酷な運命の物語を荘厳に彩る。戦闘シーンも本格的で、大剣も使った殺陣シーンは圧巻だ。
開幕前日の3日には、公開ゲネプロが開催された。ヨルハ二号を演じる宮城紘大は、「僕自身、『ヨルハ』という作品の大ファンです。今回、このようにすてきなキャストの中で座長ができることを幸せに思っています。すごく濃い内容となっています。観てくれるお客さんに伝えるものが多い作品になっていますので、キャスト・スタッフ一同、全公演、最後まで手を抜かず、全力で舞台上から気持ちを飛ばして行きたいと思います」と意気込みを語った。
(竹内みちまろ)
【出演】
宮城 紘大:ヨルハ二号
綾切 拓也:ヨルハ四号
木村 優良:ヨルハ十六号
小南 光司:ヨルハ二十一号
紅葉 美緒:ローズ
松原 凛:アネモネ
古賀 瑠:リリイ
菅野 勇城:ガーベラ
神坐 慶:ダリア
矢野 たけし:デイジー
笠原 織人:司令官
佐藤 智広:ワカバ
田中 宏輝:赤い少年
須賀 京介:アコール
アンサンブル
倉本 晃良、野呂 奏流、織田 俊輝、飯原 優、太田 達也、うえたす、掛川 冬馬、伊与田 良彦、林 宏樹
ボイス(収録出演)あきやまかおる 安元 洋貴
演奏/ギター:後藤 貴徳 バイオリン:白須 今 パーカッション:福岡 高次
原作・脚本:ヨコオタロウ
演出:松多壱岱
音楽:岡部啓一(MONACA)
製作:舞台 ヨルハ Ver1.3a製作委員会
企画・制作 / イルカ(ILCA,Inc.)、ディアステージ、アリスインプロジェクト、SANETTY Produce
制作協力 / キョードーファクトリー
協力 / スクウェア・エニックス
公式HP http://yorha.com/
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