2019年4月17日 23時55分
「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」公開ゲネプロ(写真:竹内みちまろ、2019年4月17日、日本青年館大ホール)
「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」が、2019年4月18日から4月30日まで日本青年館大ホール(東京)にて、5月3日から5月6日まで、森ノ宮ピロティホール(大阪)にて上演される。
同作は、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの脚本家・深見真が舞台用に書き下ろした完全オリジナルストーリーのスピンオフ作品。公安局刑事課三係を舞台に、オリジナルキャラクターたちによるストレートプレイ作品となる。
TV1期、劇場版では総監督を務めた本広克行氏を演出に迎え、主演の九泉晴人役(監視官)を鈴木拡樹が担当。ほか、監視官の嘉納火炉(かのうひろ)役を和田琢磨、監視官と共に事件に立ち向かう執行官の井口匡一郎(いぐちきょういちろう)役を中村靖日、蘭具雪也(らんぐゆきや)役を多和田任益、相田康生(あいだこうせい)役を小澤雄太が、大城奏人(おおしろかなと)役を、池田純矢が演じる。
三係をサポートする分析官・目白一歩(めじろはじめ)役を山崎銀之丞、物語の鍵を握り、公安局刑事課と対立するテロ組織「ヒューマニスト」のリーダー・ 三島慎吾(みしましんご)役を高橋光臣、同じくヒューマニストの後藤田希世(ごどうだきよ)役を町井祥真が演じる。
凛として時雨が、舞台主題歌として楽曲「laser beamer」を書き下ろし、アニメシリーズ、劇場版に続き、舞台の世界観に彩りを添える。
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの常守朱(花澤香菜)、禾生壌宗(榊原良子)、ドミーネーター(日高のり子)も、声のみのボイスキャストとして登場。
東京公演開幕の前日となる17日には、公開ゲネプロが行われた。公開ゲネプロに先立ち、本広克行、鈴木拡樹、和田琢磨が囲み取材に応じ、意気込みを語った。
本広氏は「演劇なのですが映画を観ているような感覚で、映画と思って観ていたら何かが飛び出てくる感じがあったりなど、今まで培ってきた演出の応用のすべてがこの作品でできているかなと思います」とコメント。「最初、『2.5次元のお芝居』と言われたのですが、全く新しいものを作ろうと思いまして、2人の力を借り、無理難題を言わせて頂きました。アクションも尋常ではないくらい大変なものをやっています。お客さんが、どう反応してくれるのか楽しみです」と声を弾ませた。
鈴木は、同作が映像や照明を駆使していることを告げ、「テーマパークの中にいるような感覚に近いPSYCHO-PASSの世界が広がっていると思います。PSYCHO-PASSの世界観を360度体験して頂くだけではなく、2時間かけたアトラクションを一緒に体験して頂けるまで仕上がっているのではと思います」と手応え充分の様子。
和田は、「(オリジナルの)キャラクターを作ったというよりは、周りの公安局刑事課三係のみんなにの嘉納火炉という役を作ってもらった感覚で、1人、1人のキャラクターがどうというより、公安局刑事課三係のメンバーで1つのチームを作り上げたという感覚がすごく強いです。『アニメでは観たことがないけれど、こういう公安局刑事課三係がPSYCHO-PASSの中にあったらいいな』、『こういうチームがありそうだな』とお客さんに期待していただける公安局刑事課三係になったのではないかなと思います」と目を輝かせた。(竹内みちまろ)
(C)サイコパス製作委員会 (C)舞台「サイコパス」製作委員会
「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」公開ゲネプロ(写真:竹内みちまろ、2019年4月17日、日本青年館大ホール)
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