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イヴ・サンローランの“孤独と苦闘”がミュージカルに! 東山義久&海宝直人らがテーマ曲初披露も

2018年10月30日 22時20分 参照回数:



ミュージカル『イヴ・サンローラン』の製作発表会(写真:竹内みちまろ、2018年10月30日、フランス大使館大使公邸にて)

 ミュージカル『イヴ・サンローラン』の製作発表会が2018年10月30日、東京・フランス大使館大使公邸にて開催され、主人公のイヴ・サンローランをWキャストで演じる東山義久と海宝直人をはじめ、出演の上原理生、大山真志、川原一馬、安寿ミラ、作・演出の荻田浩一、音楽の斉藤恒芳、衣裳の朝月真次郎が出席した。

 イヴ・サンローラン財団や在日フランス大使館らの協力や後援などのもと、オリジナル作品としてゼロから作り上げられた同作。20世紀を代表する世界的ファッションデザイナーで2008年に亡くなったイヴ・サンローランの華麗な人生の光と影をファンタジックに、かつドラマチックに描く。

【ミュージカル『イヴ・サンローラン』】
東京公演:2019年2月15日(金)〜3月3日(日)/よみうり大手町ホール
兵庫公演:2019年3月26日(火)/兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
公式サイト:https://www.yume-monsho.com/

 作・演出の荻田浩一は「波瀾万丈の人生を歩んだ方なので、そのエッセンスを浮かび上がらせた作品にしたいと思います」といい、「サンローランさんの功績は、第2次世界大戦後のヨーロッパの歴史と大きく関わっていると思います。アルジェリアの戦争だったり、五月革命だったり。当時の文化の流れがあり、それゆえに生まれたサンローランであり、サンローラン自体が歴史を作っていった、というふうに作品の方向性を固めていきたいです」とコメント。さらに、「サンローランは、ドラッグであったり、アルコールであったりというネガティブな部分も隠さずにオープンにされている方です。繊細すぎる心と、溢れすぎる才能によって、心身をすり減らして作品を作られたのだと思います。彼の孤独と苦闘が一番大きなモチーフになってくると思います」と明かした。

 東山義久は「世界的なデザイナーであり、“モード界の神”と呼ばれている人にどういう光と闇があったのかなどを、僕なりに、あるいは海宝君なりに、2人のサンローランができたらいいなと思います」と胸中を言葉に。海宝直人は「世界観を表現する音楽の中で、イヴ・サンローランの内面世界などの部分を表現できたらと思っています」と意気込みを語った。

 イベントでは、出演者たちが初披露となる公演のテーマ曲を歌いあげ、詰めかけた報道陣や関係者たちを魅了した。(竹内みちまろ)


→ ミュージカル「イヴ・サンローラン」が開幕、“モードの帝王”の華麗な人生の光と影を描く


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