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Candy Boyが中止になっていた大阪・名古屋公演を開催、コロナ期間を経て進化したグループの魅力をインタビュー

2020年11月17日



川島寛隆、奥谷知弘、安孫子宏輔(写真:竹内みちまろ、2020年11月、都内にて)

 トータルエンターテインメント集団・Candy Boyが11月21日(土)に大阪・うめきた SHIP ホール、11月22日(日)に名古屋・GARB CASTELLOにて、『Candy Boy 5th Anniversary 公演』を開催する。当初、8月に東京・名古屋・大阪のホールで5周年記念公演を予定していたが新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で開催を見送ることとなった。9月5日に会場を変更し、東京にて公演を行った。

 今回の大阪、名古屋公演は、Candy Boyにとって、コロナ以降、初の東京以外の場所での公演となる。開催を目前に控えたメンバーの奥谷知弘、安孫子宏輔、そして新メンバーの川島寛隆にインタビューを行い、公演にかける思い、ステイホーム期間の過ごし方を語ってもらった。

-いよいよ、待望の大阪、名古屋公演が開催されます。現在の心境からお願いします。

奥谷知弘:9月5日の東京公演のときに、いつも遠方から来てくださる方々から、「今回は行くことができません」、「行きたいけど、我慢します」などの声をたくさん頂きました。仕方がないことなのですが、遠方の方々と一緒に過ごせないことが悔しかったです。今回、大阪と名古屋の公演が決まったときに、「ようやく、皆さまに会える」と思いました。9月5日の公演とはまた違った思いを込めてお客様にお届けしたいです。

安孫子宏輔:9月5日に半年ぶりの公演ができたときは、すごく嬉しかったです。Candy Boyの活動が始まってからこんなに長い間、公演を届けられなかったことは初めてだったのですが、同時に、「東京に行くことができません」というお声も頂いていたので、「まだ、できていないな」とも感じていました。今回、大阪、名古屋で開催できることで、「やっと、公演をみなさんにお届けできるな」と思います。

川島寛隆:僕にとって9月5日の東京公演が初めての公演だったので、まだ大阪、名古屋のお客様にはお会いしたことがありません。なので、すごく楽しみにしています。

-大阪、名古屋は、どんな公演にしたいですか。

奥谷知弘:大阪、名古屋公演を発表したときに「ありがとう」のお声をたくさん頂きました。改めて、待っていてくださる方がいるのだと実感しました。今の状況では、同じ場所に長時間居続けることが難しいのですが、いつもよりも公演の時間を短くするなど、色々な対策をしたうえで公演を開催します。そんな中で、僕らもそうですが、お客様も1回、1回の公演の重みを感じてくださっていると思いますので、いつもよりも短い時間ですが、来てくださった方の思い出にいつまでも残るような公演にしたいです。

安孫子宏輔:今年、暗いニュースが多かった中で、Candy Boyの公演を日常の楽しみにしてくださっている方々に、改めて、「Candy Boyって楽しいな」、「この時間が好きだな」と思ってもらえるように、思いっきり幸せな時間を過ごして頂きたいと思います。9月5日の東京公演から2か月間で僕らも成長しています。東京公演に続いて来てくださったお客様には「2か月でこんなに成長したんだ」と驚いてもらえるようにしたいです。9月5日に更新した自分たちのベストを、大阪、名古屋ではさらに更新します。

川島寛隆:僕は2か月前に加入したのですが、その前からCandy Boyに関わっていたので、メンバーやファンの方々がもどかしい思いをしている姿を見てきました。大阪、名古屋公演では、そういう気持ちを吹き飛ばして、「6周年目に入るCandy Boyは、これからも前に進んでいくんだぞ」という気持ちを伝える公演にしたいです。Candy Boyの輪がもっと広がるように、僕も貢献できたらなと思います。

-お披露目となった9月5日の東京公演はどうでしたか?

川島寛隆:迎えてくれたファンのみなさんの温かさを感じた公演でした。

-ステイホーム期間は、どんな時間になりましたか?

奥谷知弘:止まってはいられなかったので、「家にいる時間を使って、次にお客様にお会いしたときに、より成長した姿を見ていただかないとダメだな」と思いました。楽曲に注目してお話しますが、Candy Boyの曲を全部見返して、歌詞を読みました。「本当にいい曲があるな、お客様に寄り添い、背中を押してあげられるような曲がたくさんあるな」と思いました。この曲をより多くの方に知ってもらうためにはどうしたらいいのかを考えましたし、より多くのお客様にカフェ公演に来ていただけたら、絶対、好きになってもらえると思いました。9月5日にはやっていなかった新しい曲も披露します。今の状況にぴったりの曲なので、まっすぐに伝えたいです。

安孫子宏輔:エンターテイメントについて改めて考えた時期になりました。自粛期間になって、真っ先に中止を求められたのがエンターテイメントでした。生きるために必ずしも必要ではない……という声があふれていた中、家にいた時間を過ごしたことで、「やはりエンターテイメントは生きるために絶対に必要だな」と思いました。家に一人でいて暗い気持ちになりがちだったときに、映画や音楽などのエンターテイメントがみんなを救っていたのではないかなと思い、こういうときこそ、エンターテイメントの力が必要だなと感じました。Candy Boyというグループを楽しみにしてくださる方々がいることに感謝しましたし、責任も感じました。「その人たちはCandy Boyを楽しみにして毎日頑張っているのに、僕たちが何もしないで止まっているわけにはいかないな」という思いがすごく強くなりました。お客様にエンターテイメントを届ける責任を感じました。

川島寛隆:僕は新メンバーとして発表されてから、逆に準備の時間ができました。メンバーの方々を見ていても、公演がないからといって立ち止まるわけにはいかないと努力をされていました。その姿を見て、僕も自分を高めることができたので、いい経験をしたと思っています。これから、今まで積み上げてきたものをたくさん出していけたらと思います。メンバーの方々は俳優として活動されている方も多いのですが、僕は音楽がやりたくてグループに入りました。今、ウィズコロナでの活動も視野に入れて話し合っているのですが、YouTubeなどで、ピアノでCandy Boyの曲をカバーした動画などを配信できたらなと思います。

-ステイホームの時間、ほかにどんなことをされていたのですか?

奥谷知弘:コーヒーが好きなので、家庭用のエスプレッソマシーンを買って、ラテアートを始めました。カメラも趣味なので、カメラを生かした動画撮影もしました。ベランダでキャンプをしたり、ギターを練習してみたりもしました。常にストレッチマットを引いているのですが、体が鈍らないようにいつもトレーニングをしていました。

安孫子宏輔:YouTubeにあげている動画でも料理をしているのですが、もともと料理が好きで、普段使わないような食材を買ってきて、フレンチに挑戦したりしていました。真鯛のポアレや、うにクリームパスタ、アボカドのグラタンなども作りました。ブレンダーもキッチン用品に加わったので、ポタージュもようやく作れるようになりました。動画の編集もみんな自分でやっていたので、動画編集の技術も上達しました。ランニングとトレーニングはいつも以上にしていましたし、あとは、とにかく映画を見て、小説を読み、Candy Boyでできることを考えてノートに書いたりもしました。

川島寛隆:3月に紅茶アドバイザーの資格を取得しました。取得後も、メンバーの前田大翔くん、山本大智くんと3人で「サー・トーマス・リプトン ティーハウスギンザ」さんにお伺いして、講座を受講させて頂き、より紅茶の知識を深める期間にしていました。また、早く先輩方に追いつかないといけないので、一人でダンスの練習をしたりしていました。紅茶は家族にはふるまっているのですが、いずれはメンバーの皆さんにもふるまえるようになりたいなと思います。前田大翔くん、山本大智くんと3人で、誰が一番おいしい紅茶をいれるか、競い合ってみたいです。

-ステイホーム期間を経て、グループへの想いが強まったようですね。

奥谷知弘:改めて、Candy Boyカフェって特殊だなと思いました。僕たちが客席の間を動き回るのでお客様との距離は近いのですが、お客様はもともと声を出さないのです。なので、近かったお客様との距離に対する対策さえしっかり取れば、カフェ公演はむしろ、今の状況にあっているのかなと思います。だからこそ、9月5日の公演が実現したところもあると思います。なので、「今がチャンス!」と思っています。

安孫子宏輔:俳優として舞台などにも出演させて頂いていますが、舞台ができない、ライブができないとなった中で、たくさんの役者さんたちがもどかしい思いをしていたと思います。幸い僕たちには、例えお芝居ができなかったとしても、紅茶、コーヒー、料理、音楽などそれぞれの得意分野を生かした動画配信の活動などをすることができます。Candy Boyが築いてきた文化を発信することもエンターテインメントになっていますので、これまでやってきたことが強みになっているなと実感しました。

川島寛隆:先輩メンバーの方は長くやってきているので、ある意味で当たり前になっている部分もあるかもしれませんが、僕は初めてCandy Boyのカフェ公演を見たときに、「他にはない衝撃的なエンターテインメントをしている」と驚きました。こういう時期になったとしても、おもてなしの心を伝えるための武器が、ダンスや音楽、お芝居だけにとどまらず、それぞれの資格活動もあるので、これからも求められる形のエンターテインメントができていると思います。

-最後に、大阪、名古屋公演を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。

奥谷知弘:9月5日以来の公演となります。9月に公演を再開できたときの喜びは忘れられません。その楽しさを、大阪、名古屋のお客様とも一緒に共有したいと思います。初めて来られる方々もいらっしゃると思いますので、そういった方々にも、まっすぐに色んな思いを伝えていきたいです。Candy Boy CAFEは、一度来たら、絶対にはまります。

安孫子宏輔:大阪と名古屋のお客様、お待たせしました。感染症予防対策としては、まだまだ、ご協力頂くことがたくさんあるのですが、当日、来て頂いたときは、楽しくて幸せな時間をお届けします。ぜひその日を楽しみにしていてほしいなと思います。

川島寛隆:こういう状況の中、皆さまも下を向いてしまうことがあるかもしれませんが、僕たちは皆さまに寄り添って、いつでも笑顔で元気になって頂きたいなと思って活動しています。大阪、名古屋公演も、楽しい時間を過ごせるようにしていきたいです。大阪、名古屋のお客様は“初めてまして”の方が多いと思いますが、登場のときに皆さまが驚くような笑顔で出ていきたいです。また、僕は音楽が好きなのですが、今回の公演で歌う場面が多いので、歌唱力でも驚かせられたらいいなと思います。


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川島寛隆、奥谷知弘、安孫子宏輔(写真:竹内みちまろ、2020年11月、都内にて)



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