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普通の女子高生が4か月で連ドラデビュー、「都立水商!~令和~」の生徒小宮楓役・斎藤さららとは?

2019年4月11日 11時30分



斎藤さらら(撮影:竹内みちまろ)

 連続ドラマ「都立水商!~令和~」が5月スタートのMBS/TBSドラマイムズ枠にて放送される。主演の竜星涼演じる社会人1年目の新米教師・石綿直樹が、水商売のイロハを教える都立高校にて、水商売を目指す生徒たちと向き合い、成長を遂げていく物語だ。

 注目は、キャバラク科の高校3年生・小宮楓を演じる斎藤さらら(2001年9月6日生/17歳/身長168センチ/東京都出身)。斎藤は、最近まで芸能経験ゼロの普通の女子高生だったが、オーディションでその透明感を高く評価され小宮楓役をゲットした。

 芸能経験ゼロからいきなり連ドラデビューを果たす斎藤はどんな女の子なのか。所属事務所を訪れて話を聞いた。

 時間前に事務所の1室に入ると、斎藤はすでに椅子に座って待っていて、「よろしくお願いします」と丁寧にあいさつしてくれた。どこにでもいる普通の女の子という印象だったが、後で、ほぼすっぴんと聞いて、透き通るような肌と清楚さに驚いた。

 斎藤は2018年10月、友達と2人で原宿に、話題の伸びるチーズドックを食べに行ったときにスカウトされた。普段は原宿にはほとんど行かないが、その日はたまたま、原宿に行こうという話になったそう。

「それまで芸能経験はありません。高校でバトン部という名のダンスの部活に入っていて、みんなの前で踊ったときに、『楽しいな。もっと踊りたいな』と思いました。それでアイドルっていいなと思って、乃木坂46さんに入りたいと思ったのですが、去年の夏の乃木坂46さんのオーディションには、応募するのを忘れてしまいました。スカウトで声を掛けられたのが、『次のオーディションは何年後かで、そのときじゃもう遅すぎる!』と思っていたときなので、やってみたいなと思いました」と話してくれた。

 斎藤は、バレエを幼稚園から小学3年生まで、新体操を小学1年生から中学3年生までやっており、高校ではジャズダンスをやる部活で踊っている。中学生の時は、体育の授業でTWICEを踊ったこともあり、幼少のころからスポーツと関わってきた。

「女優さんを目指しているのですが、踊ることも好きなので、ダンスをするCMなどにも出たいです。『チア☆ダン』みたいなドラマにも出演してみたいです」と声を弾ませた。「将来的に、どんな役でもこなせるような“カメレオン俳優”になれたらいいなと思います。悪い人役、例えば性格良さそうに見えるけど実際は悪い子役とかもやってみたいです。先日、ワークショップで、“めちゃめちゃぶりっ子なアイドル役”をやらせて頂いたのですが、すごく楽しかったので、そういう役もやりたいなと思います」と目を輝かせる。「モデルさんもやりたいです。雑誌に出てみたいですし、(ファッション&音楽イベントの)『超十代』などにも出てみたいです」とも。好きな女優さんを尋ねてみると、「今田美桜さんがかわいいなと思います。目がくりくりしていて、顔がとにかくかわいいです」と嬉しそうに笑った。

 そんな斎藤の好きな科目は古典。特に、源氏物語などの物語に心を動かされるそう。「授業を受けていて、歌の意味が分かってくると、『なんて、すてきなことを言っているのだろう!』と思って、好きになりました」。

 また、趣味はリップを集めること。「家に、20本以上あります。お気に入りのリップは、筆になっているリップで、メイクさんが使っている姿を見て憧れていました」とにっこり。リップをおしゃれとして付けるようになったのは高校2年生からで、「周りがみんなおしゃれをしていて、『私、ちょっと、地味なんじゃない』と思い始めて、付けちゃいました(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑顔を弾けさせた。

 2019年1月に事務所に所属し、芸能活動をスタートさせた斎藤。これまでに、ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ」の「#20」と「#23」にゲスト生出演した。現在は、レッスンを受けながら、映画、ドラマ、CMなどのオーディションにチャレンジする日々を送っている。

 そんな斎藤だが、「水商」のオーディションでは、芸能活動の経歴の欄に書けることが何もなく、白紙で書類を提出したという。自身では、「『水商』のオーディションのときは、演技審査が楽しくて、初めて『やりきった』と感じることができました」と振り返る。

 「水商」では、顧客役を演じる教師などを相手に、斎藤がキャバ嬢役として接待する“キャバクラ実習”もあるそう。「花柄の紫色のドレスを着ました。キャバ嬢役を演じてみて、コミュニケーション能力って大切なのだなと思いました」と、思わぬ発見もあった様子。

 初めてのドラマ撮影の感想については、「思った以上にたくさんの方が動いて下さっているのだなと思いました。メイクさんなども朝が本当に早くて、そういう人にも感謝しなければなと思いました。色んなことを準備して下さっている方がいるので、自分も頑張らなければなと思いました」と初々しく言葉に。

 漠然と“アイドルになって踊りたい”と思ったことはあったものの、スカウトされるまで、自分が芸能活動をすると思ったことは現実的には「一度もありませんでした」という斎藤。ただ、身体能力はもちろん、まだ何色にも染まっていない真っさらな透明感と、半年前までまったくの普通の女の子だった純朴さには、逆に多くの人が無限の可能性を感じるのでは。

 芸能経験わずか4ヶ月での連ドラデビューを自らの力で掴んだ斎藤が、今後、どのような活躍をし、どんな女性に成長していくのか。「令和」の幕開けとともに始まる“普通の女の子のシンデレラストーリー”に注目したい。(インタビュー・文/竹内みちまろ)

「都立水商!~令和~」HP:https://www.mbs.jp/mizusho/

斎藤さらら
HP:https://blue-label.jp/management/sarara-saito/
ツイッター:https://twitter.com/sarara_saito
インスタ:https://www.instagram.com/sarara_saito/




小宮楓を演じる斎藤さらら(提供写真)



斎藤さらら(撮影:竹内みちまろ)



斎藤さらら(撮影:竹内みちまろ)



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