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小島梨里杏、“髪を30cmバッサリ”で挑んだ1st写真集「半透明」に込めた想いとは?

2019年3月21日 23時20分 参照回数:

小島梨里杏

小島梨里杏(撮影:竹内みちまろ)

 女優の小島梨里杏(1993年12月18日生/25歳)が2019年3月18日に、1st写真集「半透明」(定価:本体2,700円+税/A4判 128ページ/玄光社)をリリースする。

 小島はこれまで特撮ドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」や映画「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」などへの出演で女優として知られていたが、近年は「天才テレビくん YOU」(NHK Eテレ)のメインMCや、カラオケルーム・DAMの音楽情報番組「DAM CHANNEL」の15代MCに抜擢され、活躍の幅を広げている。

 「半透明」では、昨年末にロングヘアを30センチ、バッサリと切り、ショートカットにイメージを一新した小島が、“旅”をテーマに、飾らない“素”の姿を公開している。湯船に浸かる場面や、タオル一枚で身を隠した貴重なカットも。

 25歳の節目に「半透明」を刊行した小島にインタビューを行い、写真集に込めた想いを聞いた。

−「半透明」というタイトルの意味から教えてください。

 これまでやってきたお仕事は役者が多かったのですが、色々なお仕事をするにあたり、役に染まったりなど、役割を全うすることに忠実であるように努めてきました。役に染まるにあたっては、自分自身が“透明”であることを大事にしてきました。

 ですが、去年、プライベートで写真を撮って頂く機会がありました。何の制約もなく、「そのままそこにいて」と言われたのですが、そのときに、「もっと見せて!」と言われました。「もっと」って何だろうと考えました。さらに、「もっと奥深く、自分を表現して!」と言われました。今までそういう経験がなかったので、「何だそれは!」と思いました。役者のときは“透明”であることを意識していたのですが、役に染まるわけではなく、それでいて自分を表現するとはどういうことなのだと考えました。

 今回、写真集を製作するにあたっては、“透明”だった自分は捨てずに、“半分、透明”になったら、自分がやっている意味が出てくるのではないかなと思いました。

−タイトルには、そんな思いが込められているのですね。写真集「半透明」はどんな仕上がりになりましたか?

 旅がコンセプトで、観てくださる方が私と一緒に旅をしている気持ちになれる写真集が完成しました。私自身も、“小島梨里杏という人間がただそこに存在していること”を意識したので、旅という今回のコンセプトに合っていたなと思います。

−ロングだった髪をショートカットに30センチほど、バッサリ切りましたね。

 以前、高校生生活が終わろうとしているときに、お仕事でロングだった髪をショートにしたのですが、そのときに、がんばろうという軽やかな気持ちになりました。それで、今回、25歳になって、写真集を出そうというときに、ショートカットの姿も残したいなと思いました。なので、「半透明」には、ロングの私も、髪の毛を切っている瞬間の私も、ショートの私も入っています。

−夜の浜辺での黒のドレスを着たセクシーなカットもありますね。表情もセクシーです。

 肌が露出した衣装を身に着けて、メイクをしてもらって、濡れ髪にしてもらったので、自然とスイッチが入った感じで、気持ちが高まりました。ショートカットにすると、表情が隠れないのでいいなと思っています。

−湯船のシーンや、タオル一枚で隠す大胆なカットもありますね。恥ずかしさは?

 恥ずかしさはなかったです。湯船のシーンは、撮影していた場所に、プライベートでも仲の良いヘアメイクさんと、スタイリストさんと、カメラマンさんと私の4人だけだったので、見られているという意識がない表情が出たのではないかなと思います。

−完成した写真集を手にした心境をお願いします。

 「自分とは何?」など、色々と考えていた時期なので、今、撮ってよかったなと思いました。「表現者としてどうあるべきか?」ではないのですが、“ただそこにいるだけ”ということができる人になりたいと思いましたし、そういう表情がたくさん出せるようになっていきたいです。

−一昨年から、「天才テレビくん YOU」(NHK Eテレ)のメインMCや、「DAM CHANNEL」のMCなどに挑戦してきました。どんな経験になりましたか?

 「天才テレビくん YOU」はMCではあったのですが、いわゆる司会進行的なMCではなく、ストーリーの主軸という感じで、ドラマをやっている感覚に近かったです。ただ、「DAM CHANNEL」では、本当のMCでした。

 今まではインタビューをして頂く側だったのですが、「DAM CHANNEL」では、インタビューをする側になりました。インタビューをするにあたっては、事前に色々と調べると思いますが、どれだけ調べるかで、中身が変わってきました。インタビューをしてくださる方や、MCをやってくださる方への尊敬の気持ちも高まりました。

 「DAM CHANNEL」の収録がすべて終わったときに、スタッフさんが「梨里杏ちゃんのインタビューは、アーティストさんがみんな、本当に喜んで帰ってくれていたんだよ」と言ってくれました。それがほんとうに嬉しかったです。

 MCは今までやったことがなかった仕事なので、貴重な経験になりましたし、視野も広がりました。逆に、自分がインタビューをして頂く立場にいるからこそ、見えたものもあります。

−MCの経験も踏まえて、今後の抱負を。

 一昨年くらいから色々な経験をさせて頂き、「やはり自分は、演じる側、表現をする側でいたい」という気持ちを再確認できました。お芝居をする、表現をすることを続けて行きたいなと思いました。

−最後に、「半透明」を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

 「半透明」は、今このタイミングで出せたことが奇跡です。今までやってこなかった“自分に寄り添う”ということができた写真集だと思います。「半透明」を観て、本当にそこにいるだけの小島梨里杏と一緒に旅に出てくれたら嬉しいです。

(インタビュー・文/竹内みちまろ)


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