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岩手のアイドル・チャーマンズ、結成5年目で新展開…岩手から全国へ!

2016年8月31日 1時50分 参照回数:


武部夏妃&RIHO

武部夏妃&RIHO (写真:竹内みちまろ、2016年8月、都内にて)


 岩手のchairmans(チャーマンズ)は、東日本大震災が発生した2011年の夏に、「岩手に元気を普通の生活を」をテーマに、岩手医大生、国立岩手大生、県立岩手大生、盛岡大生他で結成されたアイドルグループ。

 大学生中心のユニットであるため世代交代を行いながら、現在、第4世代のメンバーたち(武部夏妃/たけべ・なつき、石橋柊子/いしばし・とうこ、RIHO/りほ)が活躍している。

 そのチャーマンズが2016年の夏、結成5年目の節目を迎える。岩手のメッセンジャーとしての活動に加え、地域文化の発展を担い、岩手の魅力を積極的に発信するアイドルへと活動の幅を広げた。

 「岩手から全国へ」の合言葉のもと、7月27日には3rdシングル『進め!JDS/砂浜ビーチサンダル』を発売。7月から始まったリリースイベントのライブツアーでは、盛岡、仙台ら地元でのライブに加え、東京、川崎、横浜、大阪など、8月21日まで関東と関西の各地を周る。

 さらに、WEB上では、チャーマンズの「ナツキカク」を展開中。軽快なサマーソング『砂浜ビーチサンダル』のイメージに合わせて、“なっつ”こと武部夏妃がビキニ姿のグラビアを披露し、メンバー3人がそれぞれのテーマで日記を更新している。

 また、地域文化の発展を担うため、チャーマンズ岩手スマイルPROJECT「IWATE大好き!大好き!〜復興企業応援団〜」を立ち上げ、8月9日から活動をスタートさせた。

 この夏、岩手から全国へと飛び出したチャーマンズ。東京遠征の際、遠征に参加していた武部夏妃とRIHOを訪れて、チャーマンズの魅力と、今度の展望を聞いた。

−東京遠征の手応えは?

武部夏妃:チャーマンズは、去年の10月に私達の代になってから、月に1度くらいの頻度で東京でライブをするようになりました。それもあり、今回の東京遠征では、思っていたよりもたくさんの方がチャーマンズを観るために来て下さっています。「東京に来てくれてありがとう」と声を掛けて下さる方も増えています。すごく嬉しいです。

RIHO:去年の11月の東京遠征の際に、「全国の色々な所でライブをしたい」という目標を掲げたのですが、今回、東京に来ることができました。これから、ライブのために大阪にも行って、収録になるのですが名古屋にも行かせて頂けることになりました。私の憧れているアーティストさんは東名阪ツアーをたくさん周っているのですが、自分も同じように東名阪を周れることが嬉しいです。東京でライブをするようになってから、お客さんの心を掴む難しさも感じていますので、頑張っていきたいと思います!

−大阪遠征の抱負は?

武部夏妃:チャーマンズとしては初めての大阪遠征になります。関西と東北の空気はぜんぜん違うと思いますので、私達の東北人らしい、ほわっとした空気感で、関西のみなさんに癒しとほっこり感を感じてもらえるライブができたらいいなと思います。

−3rdシングル『進め!JDS』はどんな曲?

RIHO:「JDS」とは、女子大生のことです。私達チャーマンズも大学生が中心なのですが、『進め!JDS』は女子大生の日常をコミカルに描いた作品になっています。新しい衣装がお腹が出ているデザインになっています。チャーマンズも女子大生中心のグループなので、大人っぽさも出せたらいいなと思いまして、3人で筋トレと体幹トレーニングを始め、体をかなり絞りました。『進め!JDS』には「深夜のラーメン」が食べたくなってしまうという歌詞もあるのですが、私達は「深夜のラーメン」は我慢しています。……たまに、食べちゃうのですけど(笑)

−「ナツキカク」では水着グラビアに挑戦されていますね。

武部夏妃:水着姿の公開は初めてで、ビキニを着たのも人生初なのですが、今までにないチャーマンズの姿を見せて行けたらなと思って挑戦しています。「ナツキカク」のWEBサイトのトップ画面が私の水着姿の写真になっているのですが、ファンの方から、「会社のパソコンで見れなくなっちゃったよ」と言われました(笑) 撮影は、地元の海や高原で行いました。最初は恥ずかしかったのですが、やっていくうちに、いい表情の写真が撮れたりして、楽しいと感じるようになりました。

−ご自身のボディで一番自信があるところは?

武部夏妃:ウェストは、他のところよりも、キュッと締まっているかなと思います。

−「ナツキカク」では、日記「RIHO団長の“女子力アップ実録10週間”」を更新していますが、「団長」とはどういう意味?

RIHO:高校生の時に応援団で団長をしていました。ファンの方からも、“団長”の愛称で呼んでもらっています。高校の応援団は男子中心でやっていたのですが、私の代に男子生徒が入らなくて。「なら、私がなろうかな」と思い、先生に相談をして、私が団長になることになりました。団長なので刺繍付きの長ランを着て、裸足に高い下駄を履いていました。ライブで応援団のパフォーマンスを披露したこともあります。私は、応援することも、大きな声を出すことも、人前に立つことも好きなのですが、女子力よりも男子力が強いのかもしれません(笑) でも、もっと、もっと、女子力をあげていきたいです!

−チャーマンズ岩手スマイルPROJECT「IWATE大好き!大好き!〜復興企業応援団〜」では、どのような活動をする?

RIHO:「IWATE大好き!大好き!〜復興企業応援団〜」は、イベントなどで知り合った企業さん、震災から立ち直った企業さん、地元岩手の企業さんを紹介するプロジェクトです。WEBサイトでは、私達が、三陸の魚介には欠かせない富士醤油を製造する藤勇醸造株式会社さんのお醤油を使って、岩手のご当地鍋である「ひっつみ」を作る動画なども公開されています。

武部夏妃:実は、「ひっつみ」を作る動画の中に面白い場面が収録されているのです。鍋を作っているときに、私がRIHOに「キノコの歌を歌って」とか、「鶏肉の歌を歌って」とか無茶ブリをしたんです(笑) そうしたら、RIHOが即興で歌詞とメロディーを作って、「キノコの歌」や「鶏肉の歌」などの“即興ソング”を歌ってくれました。その様子が動画に収録されています。

 RIHOはIBCラジオ(IBC岩手放送)の番組に出演しているのですが、番組の中で、私の無茶ブリから始まった“即興ソング”をRIHOが歌って、その場で作られた“即興ソング”のタイトルをリスナーの方が当てるという企画が始まるのです。ぜひ、ご期待ください!

−ボーカリストであり、歴史のある盛岡グランドホテルの『WEDDING HILL』新CMソングなど多くのCMソングを歌うRIHOさんがメンバーに加わり、チャーマンズはさらに音楽性が前面に出たグループになりましたが、歌は昔から好きだった?

RIHO:親に聞いたら3歳くらいから常に歌っている状態だったそうです。本格的に好きになったのは中学生くらいからです。そこからバンドをやったり、オリジナル曲を書いてみたり、大学ではアカペラサークルでイベントに出演したこともあります。新CMでは実はナレーションもさせて頂いています。ナレーションは初挑戦で楽しかったです。

−“即興ソング”を作るコツは?

RIHO:頭に浮かんできたワードを恥ずかしがらずに口に出すこと……ですかね。メロディーはノってくればついてくるので、テンションを高く維持することが大切かもしれません。失敗を恐れないというメンタル面が大事だと思います(笑)

−現在のチャーマンズの一番の魅力は?

武部夏妃:メンバーの親しみやすさです。観て頂いた方に、柔らかい気持ちになってもらいたいなと思って活動しています。岩手の女性は、おだやかな性格の人が多いと思います。

RIHO:大学生なので大人っぽいところもあるのですが、東北のほんわかとしている雰囲気だと思います。ライブで温かい気持ちになってほしいです。

−全国のファンへメッセージを

武部夏妃:リリースツアーを経て、9月からは、岩手でライブをすることが多くなりますが、みなさんに岩手に遊びに来て頂ける企画を用意しています。それは、9月のシルバーウィークで、シルバーウィークの期間中はたくさんのライブを行うのですが、9月19日に盛岡の大通りで開催する野外音楽イベント「僕らの大通音楽フェス in 盛岡大通商店街」は、歩行者天国を利用した無料の音楽フェスになっています。チャーマンズを観るために、関東や関西の方にも足を運んで頂けたらと思っています。

 チャーマンズは結成して5年目を迎えます。世代交代をしながら活動していて、昨年の秋から私達の代になりました。ライブの形もまとまってきたので、今の私達らしいステージをぜひ、全国の方に観て頂き、「岩手っていいな」と思って頂けたら嬉しいです。

RIHO:これからも全国の色々な所でライブをしていくと思うのですが、チャーマンズを観て岩手を知って頂いて、チャーマンズに興味を持ってもらって、ぜひ、東北・岩手に遊びに来て頂けたらと思います。

(インタビュー・文=竹内みちまろ)



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