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ミニシアター通信平家物語 > (285)宇治川

(285)宇治川

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登場人物:源範頼、源義経

 東国からの源義仲追討軍は、尾張から二手に分かれました。

【大手】
大将軍:源範頼
武士:武田信義、加賀見遠光、一条忠頼、板垣兼信、稲毛重成、はんが谷重朝、熊谷次郎、猪俣範綱
軍勢:3万5千
陣地:近江野路篠原

【搦め手】
大将軍:源義経
武士:安田義定、大内維義、畠山重忠、梶原景季、佐々木高綱、糟屋有季、渋谷重助、平山季重
軍勢:2万5千
進路:伊賀の国から宇治橋

 宇治橋も、勢田橋も、義仲により橋板が外されていました。宇治川の底に乱杭を打ち、大網をはり、逆茂木をつないでいました。

 時候は、寿永3年(1184年)正月20日あまり。比良の高根、志賀の山に積もった昔ながらの雪も溶け、谷々の氷も溶け、水かさは増していました。白波がおびただしく立ち、早瀬が岩に打ち付けられるところは滝のような音を立て、逆流する水も急流となっているという様子。夜はすでにほのぼのと明けつつありますが、川の上には霧が立ち込め、馬の毛と、鎧の毛の区別もつきません。

 宇治川の川岸に立った源義経は、水面を見渡してから、あとに控える者たちの様子をうかがおうと思ったのか、「淀や、一口(いもあらい)へ向かうべきだろうか。また、河内路へ回るべきか。水かさが引くのを待つべきか。いかに」と言いました。

(2012年1月11日)


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