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(185)五節の沙汰

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登場人物:平重衡

 治承4年(1180年)11月11日、平清盛の4男、頭中将の平重衡が左近衛権中将に昇進しました。同じく13日、福原に内裏が完成し、安徳天皇が御幸しました。

 大嘗会が行われるべきですが、福原には大極殿がありません。

 大嘗会は10月末、二条三条の河原に御幸して禊をすることから始まります。大内の北の野に斉場を作って、神膳を備え、安徳天皇の御催しの酒宴があり、御遊をし、大極殿にて大礼、清暑殿にて神楽があり、豊楽院にて宴会が催されるという順序です。

 しかし、福原では、大極殿がないので大嘗会が行われることもなく、清暑殿がないので神楽を奏する場所がなく、豊楽院がないので宴会もありません。

 今年はただ、新嘗祭と、舞姫5人にて行われる五節の舞いばかりでよいと、公卿詮議の結果決まりました。そのようにして、旧都・京の神祇官で、催されました。

 五節の舞いは、天武天皇(在位673年−686年)の時代、吉野宮にいたさい、月が白く冴え風が激しい夜、心をすまして琴を弾くと、神女が天下り、5たび、袖を翻しました。それが、五節の舞いの始まりです。

(2011年12月15日)


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