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【女子コラム】BanG Dream!(バンドリ!)から飛び出たRAISE A SUILEN、初の単独ライブは大成功!

2018年12月10日 20時00分 参照回数:



「BanG Dream! 6th☆LIVE・RAISE A SULLEN」(提供写真)(C)BDP

 2018年12月7日、両国国技館で開催された「BanG Dream! 6th☆LIVE・RAISE A SULLEN」に行ってきた。

「BanG Dream!(バンドリ!)」、知ってる?

 「BanG Dream! (バンドリ!)という作品をご存知だろうか。ガールズバンドを主題にしたメディアミックス作品で、漫画・アニメ・スマホゲーなどが展開され大人気。作中のバンドを演じた声優さんがリアルライブを開催し、こちらも大盛況。今非常に勢いのあるコンテンツだ。私は1年ほど前に放送されたアニメだけ知っていたのだが、歌だけではなく演奏も声優さんがしていると聞いて驚いた記憶がある。

 で、今日は主人公のバンド「Poppin'Party」の演奏が聴ける、と。アニメでおなじみの曲もやるかな。あれ?「Poppin'Party」は明日出演で今日のメインは「RAISE A SULLEN」?そんな名前のバンド、アニメには出てきてないはず…。

 それもそのはず。RAISE A SULLENは元々リアルライブを行う時に結成されたバッグバンドで、なんと、この日が初単独ライブとのこと。それにもかかわらず会場は満員で人気の高さが伺えた。かなり本格派のメンバーを集めたようで、演奏は非常に期待できそうだ。

豪華すぎるオープニングアクト、Roseliaが登場

 オープニングアクトはすでに大人気のRoselia。ゴシック調のドレスに身を包んで登場した彼女たち。ボーカルの相羽あいなちゃんの大人っぽく伸びやかな声で1曲め「LOUDER」を歌い客席を沸かすと、ハードな楽曲「Determination Symphony」ではベースを担当する中島由貴ちゃんがクールなパフォーマンス。儚げな美貌を持つ工藤晴香ちゃんも印象に残る。人気曲「BLACK SHOUT」を続けて演奏。志崎樺音ちゃんと櫻川めぐちゃんが心から演奏を楽しんでいる様子がキュートだった。ラストの「熱色スターマイン」は、この日聴いたRoseliaの楽曲の中で一番好きになった曲!サビの前の「頂点へ、狂い咲け!」のセリフは鳥肌が立つほどかっこよかった。4曲と少ない持ち時間ながらオープニングアクトとしては充分過ぎるほど盛り上げたRoseliaメンバー達は、たくさんのサイリウムの光に見送られてステージを後にした。

いよいよRAISE A SUILENが舞台へ

 メインのRAISE A SUILENのステージは、歴史を振り返るVTRから幕を開けた。まだ仮のグループ名『THE THIRD(仮)』として出演した下北沢のファーストライブ。「RAISE A SUILEN」に改名してリスタートを切った赤坂のセカンドライブ。こんなに短い間に今日の舞台をお客さんで埋めているなんて本当にすごいこと。彼女達がいかに多くの人に愛されているかを知る。

 映像が終わるとメンバーたちがいよいよ登場!1曲目「That Is How I Roll!」はボーカルのRaychellの呼びかけからスタート。スラリとした長身の、まさにキレイ系のお姉さんといった容姿。そんな彼女がベースをかき鳴らしているだけでも絵になるのに、そのうえ圧倒的な歌唱力も持ち合わせている。脇を固めるギターの小原莉子ちゃんも鮮烈。ルックスが一番アイドルっぽい、清楚で儚げな彼女。細い手足から想像できないくらい骨太の重低音を響かせる超絶プレイを見せてくれる。ひと目で今の人気ぶりが納得できた。バックバンド発という前情報から正直もう少し大人しめな人たちをイメージしていたが、演奏の上手さもさることながら全員本当に華がある。

 2曲目「Hey-Day狂騒曲(カプリチオ)」ではドラム担当の夏芽が華麗なスティックさばきを見せる。金髪に跳ね上げたアイラインが特徴な彼女は、ハードなプレイとは裏腹にパフォーマンスの合間に見せる無邪気な笑顔が超キュート。3曲目「Scarlet Sky」の後、MCを挟むとDJの紡木吏佐ちゃんが上手に客席を盛り上げて期待を煽る。4曲目「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」へ突入。ここで大活躍したのは、キーボード担当の倉知玲鳳ちゃん!別の曲では天井を仰ぎながら後ろ手でキーボードを弾くなどものすごい技術を見せてくれた彼女だが、歌も相当なもの。小柄でロリータかわいい玲鳳ちゃんとクールなRaychellでWボーカルを披露、対照的な魅力でガラリと今までの空気を変えた。続く5曲目「しゅわりん☆どり~みん」では、メインボーカルを務める玲鳳ちゃんがツインテールを揺らしながらステージを駆け巡る姿に「かわいい」以外の言葉が見つからない。同じメンバーなのに演奏する曲でまったく違う雰囲気になることに感心した。やはり全員の実力がしっかりしているから違和感がないのかも。清涼感たっぷりの爽やかなナンバー「もういちどルミナス」で一旦ステージは映像タイムに切り替わった。

伊藤美来ちゃんがみんなを笑顔に!

 スクリーンにガールズバンド「ハロー、ハッピーワールド!」が活躍するアニメーションが流れると、ボーカル・弦巻こころ役の伊藤美来ちゃんがマーチングバンド風の衣装を身につけてゲストで登場!RAISE A SUILENをバッグバンドに「えがおのオーケストラっ!」。ライブで初披露というドラマチックなナンバー「ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!」を続けて歌い、観客の心を一気に掴んだ。名残惜しそうに次が最後の曲と告げると、バンドメンバーの着ぐるみのミッシェルを呼び寄せた。ラストはハロハピらしさ全開の「せかいのっびのびトレジャー!」で全員大盛り上がり。吏佐ちゃんがスクラッチを効かせて心地よいアクセントを添える。美来ちゃんはプレゼントを客席に投げ込んだりサービスいっぱい!「みんな笑顔になってね!」の言葉通り、会場中を笑顔で包んで退場した。

ラストへ向けて、さらに激しくかき鳴らす

 再びRAISE A SUILENのステージへ。新曲「A DECLARATION OF ×××」はメンバーのヘドバンもキマってるハードロック調。レーザービームに照らされたステージに夏芽ちゃんのドラムのビートが響き渡る。そのままオリジナルソング「R・I・O・T」へ駆け抜けると、客席のボルテージも最高潮へ。莉子ちゃんのギターソロが神々しい!Raychellの突き刺すような歌声も最高。こんなにも彼女達に夢中になってしまったのに、ついにラストソング。「UNSTOPPABLE」は暴れるような激しい楽曲で全員技術と力の限りを尽くしたド迫力のパフォーマンス。最後まで駆け抜けてステージを降りた。

 アンコールが響きわたってしばらくすると、今日のこの舞台への意気込みを語るメンバーのインタビュー映像が始まった。初回のライブで受け入れてもらえるか不安だったこと、バンドリのファンとスタッフへの感謝の言葉などを語る姿から、謙虚な人柄が垣間見える。全員が一様に、グループの絆を深めていきたいと言っていたのが印象に残った。映像が終わるとメンバーが舞台へ。「Don't be afraid!」で軽快なメロディーを奏でると、ゲストの美来ちゃん&ミッシェルも再登場。ハッピーでラブリーな世界観の「キミがいなくちゃっ!」を聴かせてくれる。2人がステージを後にすると、突如ステージに謎のキャラクターが!バンドリセカンドシーズンのアニメに登場するという発表に大盛り上がりの会場。それぞれの個性をどこか取り込んだようなこのキャラクターの声も、各メンバーが担当するらしい。RAISE A SUILENというグループがどんどん立体感を増しているように感じる。

 その後、ファンへの感謝を述べつつ演奏再開。本日2度目の「R・I・O・T」でメンバーも観客も残りの力を全て出し切り、完全に一体となる。演奏を終えると最後は全員一列でお礼をし、Raychellがマイクを通さず「本日は本当にありがとうございました!」と叫ぶ。彼女達の音をもう一度、と求めるように両国国技館中に鳴り響く拍手と歓声がライブの大成功を表していた。(だんご虫子

【Day1:RAISE A SUILEN「Brave New World」】
開催日時:2018年12月7日(金)
出演:
RAISE A SUILEN
Raychell(Ba.&Vo.)、小原莉子(Gt.)、
夏芽(Dr.)、倉知玲鳳(Key.)、紡木吏佐(DJ)
オープニングアクト:Roselia
ゲスト:伊藤美来(ハロー、ハッピーワールド! 弦巻こころ役)

【セットリスト】
1.That Is How I Roll!
2.Hey-Day狂騒曲(カプリチオ)
3.Scarlet Sky
4.ゆら・ゆらRing-Dong-Dance
5.しゅわりん☆どり~みん
6.もういちど ルミナス
7.えがおのオーケストラっ!
8.ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!
9.せかいのっびのびトレジャー!
10.A DECLARATION OF ×××
11.R・I・O・T
12.UNSTOPPABLE

【アンコール】
Don't be afraid!
キミがいなくちゃっ!
R・I・O・T


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