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【女子コラム】高校ダンス部日本一決定戦「ダンススタジアム」関東・甲信越地区大会レポート

2018年8月13日 22時40分 参照回数:



山村国際高校(写真:竹内みちまろ、2018年8月8日、片柳アリーナ)

 日本一の高校ダンス部を決める「スーパーカップ ダンススタジアム -第11回 日本高校ダンス部選手権 夏の公式全国大会」。全国各地で行われている地区大会のうち、8月8日に行われた関東・甲信越地区大会の2日目に足を運んだ。

 このコラムを書いている私は、大学でダンスサークルに所属し、主にアイドルコピーダンスをして活動している。UNIDOLというアイドルコピーダンスの大会は出場したことも観たこともあるが、このようなオールジャンルのダンスの大会を観るのは初めてだ。

 客席の扉を開けると、いよいよ演技が始まるというところで、会場は静寂に包まれていた。UNIDOLでは、常にメンバーの名前を呼ぶ声やコールが飛び交っているので少し驚いた。こんなに静かだと出演者だけでなく、応援に来ている人たちや審査員の緊張も伝わってくる。

 司会者の方がコメントを読み終えると、チームへの声援が響く。声を出しての応援は、曲が始まる前のわずかな時間のみ。

 ステージが照らされパフォーマンスが始まる。この高校ダンス部選手権は2分半という短い演技時間の中で、作品を作り上げなければならない。出場チームはダンスはもちろんのこと、衣装、曲構成、小道具などを使ってそれぞれのテーマや世界観を表現していく。

 パフォーマンスの時間に差はあるものの、様々な要素で自分たちのチームの表現したいものや思い、個性をアピールするという点ではUNIDOLと変わらない。

 どのチームも躍動感があって、広々としたステージが狭く感じるような迫力のあるパフォーマンスだった。2分半にかける熱い想いがダンスから溢れていて、目が離せなかった。遠くからでも楽しんでいるのが伝わってきて、感情が揺さぶられる。キラキラとステージで輝く人たちはやはり美しい。

 素晴らしいパフォーマンスが続く中でも1番印象に残ったのは、山村国際高校ダンス部だ。曲が始まった瞬間からパフォーマンスに引き込まれた。ステージをめいっぱい使って踊り、小道具と人数の多さを生かしたパフォーマンスに釘付けになった。次々と変わるフォーメーション、綺麗に揃ったダンス、曲とマッチした世界観に目を奪われているうちに2分半があっという間に終わってしまった。

 全体を通してUNIDOLでもこのようなダンス大会でも、始まりの時点で会場をチームの色に染められる、インパクトと強いメッセージ性のあるチームは強いのではないかと思う。また、揃えたダンスを崩さずにメンバーの個性を出す、というのもUNIDOLとダンスの大会に共通する大切なポイントだと感じた。

 今年もまた、高校ダンス部による熱い夏が始まる。私も負けないように頑張らなければ、と勇気と元気をもらった。動画で見るだけでも充分楽しめるが、是非1度会場に足を運んで、その熱いパフォーマンスを直に見て、感じてほしい。(ことの


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