2017年9月5日 20時10分 参照回数:
NMB48 (写真:竹内みちまろ、2017年8月29日、新木場STUDIO COAST)
アイドル戦国時代といわれて久しい。ソロではなく、複数人で活動する形態をとり、メンバーの入れ替えを図りながら、十何年にも渡って活動するグループも増えた。その代表格である48グループのひとつ「NMB48」のステージを見る機会に恵まれた。
NMB48が、女子大生グループによるアイドルコピーダンスコンテスト「UNIDOL2017 Summer supported by MARUCHAN QTTA 決勝戦/敗者復活戦」(2017年8月29日/新木場STUDIO COAST)のスペシャルゲストとして登場したのだ。
NMB48の出演は観客には知らされておらず、気持ちをあおりまくるオープニング映像が始まると、それまでのざわつきがさらに大きくなり始める。
「渚」や「頂上(てっぺん)へ」という文字が出ると、「まさか!?」、「まじで!?」の歓喜の声。
1曲目の「ナギイチ」のオープニングが流れると、興奮は早くもMAXに辿り着き、アイドルファンであふれる会場が爆発した。
NMB48といえば、言わずと知れた、山本彩(さや姉)が率いるグループ。さや姉は今や48グループ中でもトップクラスの人気者だ。かわいくて、歌もうまくて、女性から見ても好感が持てる。
正直、さや姉以外の名前と顔はよく分からず(すみません)、慌てて調べてみる。
今回登場したのは、すでに選抜12回を誇る谷川愛梨のほか、前回のシングルで初めて選抜入りした伸び盛りの内木志など、次世代を担うフレッシュなメンバーだった。
間近のステージで16名のカワイイメンバーが歌い踊る。アイドルオーラ満載だ。
「ナギイチ」はよく耳にしたことがあった曲だ。夏らしいサウンドで、サビはとても耳に残る。背がすらりと高い子も多くて、ダンスも見ごたえがあった。
1曲目が終わると、MCへ。
UNIDOL(ユニドル)の出演者を意識した「同年代として負けていられないな」というコメントが真摯でいい。さらにNMB48らしく、関西弁まじりの可愛らしいトークが繰り広げられた。
やっぱり関西弁って素敵な武器だなあと思う。
ちょっとしたイントネーションの違いなのだけど、標準語より柔らかい雰囲気に聞こえてくる。なんだかギャップを感じるし、なにか素の部分が垣間見れた気がする。こてこての関西弁でないところが、また可愛さ倍増なのである。
ステージは、2曲目の「まさかシンガポール」、3曲目の「北川謙二」へと続く。
NMB48の曲はタイトルが個性的。もはや「北川謙二」など、人の名前じゃないか! 実際スタッフさんからの名前を拝借しているらしいし、リリース時のキャッチコピーが、「タイトルさえちゃんとしたら、いい曲なのに……」というのも面白い。さらにこの曲は振り付けも大胆でいいなと思う。
ラストは「ドリアン少年」。
個人的にはこのタイトルが一番気になる。「あの果物のドリアン!?」、「どんな少年なのよ!?」といつも思ってしまうのである。この曲もノリがよく耳に残る。
曲が始まる前にはメンバーが振り付けを来場者にレクチャーし、曲が始まると、会場全体で踊って盛り上がっていた。メンバーと客席が一体化したスペシャルライブはあっという間に終了した。
全体的に夏らしく、ノリのいいセットリストだった。
NMB48が持つ明るくキュートな部分を垣間見ることができたのがとてもよかったし、それが生ライブの醍醐味だろう。
機会があればさや姉も含めたフルメンバーのライブも見てみたい。
歌やダンスとともに、メンバーたちの関西弁の掛け合いも堪能しながら……。
(スギ タクミ)
【出演メンバー】
谷川愛梨、内木志、堀詩音、古賀成美、日下このみ、山尾梨奈、林萌々香、東由樹、加藤夕夏、川上千尋、磯佳奈江、安田桃寧、川上礼奈、石田優美、西澤瑠莉奈、大段舞依
女子コラム
NMB48 (写真:竹内みちまろ、2017年8月29日、新木場STUDIO COAST)
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