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AKB48東京ドームコンサートから、「次世代センター」を勝手に考察!



高橋みなみと松井珠理奈

高橋みなみと松井珠理奈 (C)AKS


【女子コラム】先日のTIF2014(東京アイドルフェスティバル2014)で見た、HKT48のライブから3週間。彼女たちのキラキラ感がまだ鮮明に記憶に残っている中で、今回はAKB48グループ総出演の東京ドームのコンサートに行ってきた。

 今回のライブタイトルは「〜するなよ? するなよ? 絶対卒業するなよ?〜」と思わせぶり。ラジオ番組で、一般リスナーから応募があったものを採用したらしいが、ドーム公演では、サプライズ発表が幾度となく行われているAKB48。今回も「何かサプライズがあるのでは?」とつい勘ぐってしまう。

 ステージは学校をイメージしたような大きなセットが組まれ、真ん中には宝塚ばりの大階段。その両脇には気球が4つ飾ってある。「まさか、あれが飛んじゃうの!?」 と思わず気持ちが高ぶる。

 特効の花火を合図に、オープニング曲が鳴る。華やかな幕開け。渡辺麻友、高橋みなみ、指原莉乃、柏木由紀、小嶋陽菜、等々、人気の選抜メンバーたちが、舞台両脇からチェック柄の大きなパレードカーに乗って現れた。1曲目の「ラッパ練習中」を歌いながら、スタンド席の前を、ゆっくり通過していく。

 広い広い東京ドーム。スタンド席からは正直、肉眼で彼女たちを見るのは難しい。そんなファンの気持ちを汲んでか、まずは後方に向かって登場の挨拶とは、なかなか心にくい演出だ。そして2曲目「会いたかった」へと続く。

 私の推しメンは、高橋みなみ(たかみな)だ。明るく元気なキャラに加え、グループ全体で総勢300名近くいるメンバーたちをまとめる「総監督」。それだけの人数を、しかも女子たちをまとめていくには、大変なことも多いはず。「がんばれ、たかみな!」とつい応援したくなるのだ。たかみなにはずっとAKBでがんばってほしいけど。いつかは卒業してしまうんだろうなあ……。MCで指原が、「行き遅れのお姉ちゃんを見てるよう……」なんてうまいことを言っていたけど。しっかりもののお姉さんはいつだって、家族を簡単に放り出せないのだ!

 大したファンでもないくせに、二大センターの前田敦子と大島優子がいなくなったAKBはこれからどうなるんだろう、と心配していたが、そんなの大きなお世話だった。

 渡辺麻友の神がかり的な可愛さを見て、「ああ、ちゃんと次が育ってるんだな」と感心した。この前まで、ツインテールで、お姉さんたちの後ろにくっついているような印象だったのに。いつのまにか大人らしさが加わり、とても美しい女性になっていた。なんてったって、笑顔が完璧なのだ! その堂々たるセンターぶりには、貫録すら漂っていた。

渡辺麻友

渡辺麻友 (C)AKS

 新しいスター(センター)が生まれ、スターたちは、また次のフィールドで活躍するためにAKBを巣立っていく。これからもそれは繰り返し行われていくだろう。

 そこで、次世代センターは誰か? と勝手に考察してみた。

 やはり、松井珠理奈に期待したいところだ。ようやく17歳の彼女。まだ17歳かよ!? と言いたくなるが……。数年前からすでに完成されたビジュアルに、ただただ驚くばかりだったが、実年齢がそれに近づいてきて、さらに個性が際立ってきた。

 今回、たかみなとふたりで歌った「Bird」はシックでかっこよかった。それぞれ羽がついた黒と白の衣装もよかったなあ。ちなみにこのふたりの組み合わせは、私の中では最強だった。もっと見ていたかったもの! のびしろ十分の珠理奈が、これからのAKBをしょってたっていくに違いない。

 圧倒的な存在感といえばやはり、指原莉乃だろう。前回のTIFでも感じたが、とにかく場の盛り上げ方がうまい。4万2千人を前にしたMCもまったく臆するところがなく、もう立派なタレントだ。先日「逆転力」という本も出版していたが、逆境に強いというか、たぶん悩んだりすることもあるんだろうけど、それらをすべてプラスに変える力を持っている。トップアイドルになるには、それくらいメンタルが強くないといけない。昨年の総選挙で1位になったのはシャレでも偶然でもなく、彼女の実力なのだ。ただ彼女は度センターよりは、センターの脇あたりにいたほうが、のびのび個性を発揮できていいのかもしれない。

 そして今回のコンサートで特に目を引いたのは、山本彩(さや姉)だ。NMB48のセンターで、今年の総選挙も6位と大健闘している。前田敦子にどことなく似ているのは気のせいか? さや姉は、とてもセンターが似合う人だ。華がある。大阪出身だからか、カラっと、姉御っぽい雰囲気もあって頼りになりそうなところもいい。先日のFNS歌謡祭で、ギターを弾きながら歌っていたのも存在感抜群だった。もしかしたら、AKB48のセンターに立つ日も、そう遠くないのかもしれない。

 若手では小嶋真子が目を引いた。まだAKBに加入して3年目だそう。完成されていないピュアな雰囲気が魅力的だった。思わず、きゅっと抱きしめたくなっちゃう感じ。なかなかの武器を持っている。次の次の世代でのセンター候補になっていく逸材であろう。

 魅力的なメンバーがたくさんいるAKB。その中でセンターに立つというのは、可愛いだけじゃだめなんだなとつくづく思う。キラリと光るなにかを持っていないといけない。芝居も同じ。ただ美人だから、イケメンだから、といって、主役になれるわけではないのだ。

 コンサート全体としては、グループ総出演だけあって、それぞれのチームの魅力と個性を十分に引き出した構成になっていて見ごたえがあった。SKE48の「不器用太陽」はしっとりとした曲で、それまでのステージの雰囲気をがらりと変えていたし、HKT48の「メロンジュース」の4万2千人の大合唱は、ドームが揺れるくらいの盛り上がりをみせた。

 思ったとおり、気球も飛んだり、メンバーのフライングがあったり。さらには、シングル曲をスウィングジャズメドレーで魅せたりと、コンサートならではのお楽しみがたくさんあった。

 思わせぶりなタイトルに反して、卒業発表などは特になかったけど。あったらあったで、それはベタだよなあ、とか思ったりして。きっとこれは次なるサプライズの仕掛けなんだ、とかさらに勘ぐって。AKBの仕掛けにすっかりはまった夜だった。(文=スギ タクミ




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