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漫画家の卵が見た、AKB48東京ドームコンサート


2014年8月20日 1時42分 著者:斎藤蘭 参照回数:


【女子コラム】漫画家の卵が見た、AKB48東京ドームコンサート

AKB48東京ドームコンサート (C)AKS


 AKB48グループの夏の東京ドームコンサートが、2012年から3年連続で開催された。AKB48には若いファンも多く、コンサート会場では、パパやママに手を引かれた夏休み中の小さな女の子たちの姿も見かける。そんな国民的人気を誇るAKB48のコンサートは、どんな様子なのか。20代後半の女子ライターに、2014年8月18日に東京ドームで開催されたAKB48の単独コンサートをレポートしてもらった。(編集部)


 ラジオでよく聴いていたAKB48の曲は『10年桜』だった。若々しい女の子たちの卒業ソング。春らしい曲に元気づけられる。

 私は現在、美術大学大学院にてデザインを学び、そして漫画を描いている。まだほんの卵だ。そんな私が今回初めてAKB48のライブへと足を運んだ。

 ライブ前のアナウンスは、今やAKBのリーダー的存在であるタカミナこと高橋みなみ。

 元気いっぱいに会場に声響かせ、観客を盛り上げる。『言い訳Maybe』から彼女たちの勝負が始まった。

 きらきらと眩しい、90人の少女達のノリの良い曲に会場は大盛り上がり。42,000人ほどのファンの方々の一体感たるや凄まじい。東京ドームに動きの合ったペンライトが一斉に光輝く。

 今ライブのテーマは【学校】。

 学校の制服をモデルにした衣裳を着て、少女たちは席に着くよう教師に言われ、ライブの物語が作られてく。

 私は音楽ライブに行く事自体は初めてではない。しかしアイドルのライブは人生初の試みだ。現在20代後半、あのステージに立っている彼女たちの多くが自分よりも一回りも年下の女の子だ。華やかな衣装に身を包み、笑顔を絶やさずステージを駆け回るその子たちはまさに私が幼い頃憧れたアイドルそのものだった。

 『Dear my teacher』で一息つくと、彼女達は一斉に観客に向かってお辞儀をした。

 ファンに対しての誠意ある対応もまた、AKBの良さであると言える。曲の合間のトークも軽快でクスリと笑いを誘う。流石はテレビ・ラジオでも引っ張りだこのアイドルグループ。テンポの良い会話のやり取りは、ライトなファンの私でも惹きこまれる。ダンスや歌、そしてこのトークなどを見ていても彼女達が相当に努力をした姿が背景にみえる。

 そしてここから衣裳が次々と変化していく。

 『ボーイハントの方法教えます』ではまさにアイドルらしい爽やかな色を基調とした夏らしい衣裳。対する『奇跡は間に合わない』では黒を基調とした大人らしい姿。

 一体何着もの衣裳が用意されているのか。同じ曲でも、ひとりひとりデザインが微妙に異なっている。どの服も、実に可愛らしい。

 『Ruby』は高橋みなみと小嶋陽菜の二人だけのステージ。こちらは曲調に合わせてセクシーな黒主体の衣裳。いつものAKBのイメージとまた違った攻め方だ。まるで競うようにして歌い、眼を向い合せる二人。130人以上いるグループの中でもトップクラスに存在している二人は、やはりオーラのようなものを感じさせる。

 それにしてもAKBのライブは曲ごとに血色が違って面白い。「可愛い・セクシー・ボーイッシュ・生意気・小悪魔」など。いくつものレパートリーがあって飽きさせない工夫がなされている。

 演出の面でも相当凝っている。チームBによる『チームB推し』では、セットであるロッカーからメンバーが顔を覗かせる。

 「文化祭」がイメージの元になっているのか、メンバーそれぞれがおとぎ話のキャラクターの姿をしていた。シンデレラにアリス、妖精などとてもかわいい。なかでも大和田南那の赤ずきんは小柄でちょこんとした佇まいがなんとも愛らしかった。

 『チューしようぜ』では正面の大画面で、彼女達のキスシーンが。恥らっている姿に女の私も思わずドキリとしてしまった。

 ライブもいよいよ終盤。汗だくになっても彼女たちは笑顔を絶やさない。アイドルとしてのプロの意識が垣間見えた。

 最後の曲は『アリガトウ』。ファン達に対しての精一杯の感謝も伺えた。

 気球にのって会場の上を渡り通る大規模な演出。ファンの方々も終盤となって声を張り上げメンバーの名前を口にする。3時間のライブが終わる。あっという間に時間が過ぎてしまった。

 今回AKBのライブに取材に行き、彼女達の凄さを改めて感じた。

「お客さんに精一杯のおもてなしを」

 彼女たちのライブには、そんな想いが込められていた。(文=斎藤蘭)

イベント名:『AKB48グループ東京ドームコンサート〜するなよ?するなよ?絶対卒業発表するなよ?〜』
会場:東京ドーム
観客数:42,000人
メンバー:139名

【セットリスト】

*一部のメンバーは21時以降の出演はなし

M00:Overture
M01:言い訳Maybe 全員(チーム8 塚本を除く)
M02:大声ダイヤモンド 全員(チーム8 塚本を除く)
M03:GIVE ME FIVE! 全員(チーム8 塚本を除く)
M04:
・Dreamin’ girls 全員(チーム8 塚本を除く)
・Dear my teacher
M05:ボーイハントの方法教えます 島崎 兒玉 加藤 前田亜
M06:奇跡は間に合わない 山本 倉持 北原
M07:50% 川栄 田野 大島涼 平田 市川愛 相笠 湯本 中西 宮崎 岩田
M08:ガラスのI LOVE YOU 生駒 宮脇 朝長 矢倉
M09:ハートの脱出ゲーム チーム4
M10:偉い人になりたくない チーム4
M11:Ruby 高橋み 小嶋陽+ダンサー
M12:チームB推し チームB
M13:正義の味方じゃないヒーロー チームB
M14:君は気まぐれ チームA
M15:ずっとずっと チームA
M16:ハンパなイケメン 峯岸 高城 岡田奈 田名部 石田 島田 岩佐
M17:チューしようぜ 大和田 向井地 佐々木 岩立 篠崎 小笠原 川本 達家 後藤 込山 小林茉 名取
M18:Seventeen 小嶋真 村山 渋谷 古畑 土保 茂木 藤田 高島 北澤 橋本
M19:Choose me! 横山 木崎 小谷 武藤 小嶋菜 大川 内山 梅田 前田美
M20:制服レジスタンス 松井珠 高橋朱 西野
M21:青空のそばにいて 渡辺麻 柏木
M22:彼女になれますか チームK
M23:スクラップ&ビルド チームK
M24:桜の木になろう
M24:10年桜 チーム8選抜
M25:47の素敵な街へ チーム8全員
M26:スイング・ジャズメドレー
・Everyday,カチューシャ
・君のことが好きだから
・心のプラカード
・ポニーテールとシュシュ
・恋するフォーチュンクッキー
・ラブラドール・レトリバー
・GIVE ME FIVE!
選抜/全員(チームK チーム8 塚本を除く)/全員(チーム8 塚本を除く)
M27:ラブラドールレトリバー 全員(チーム8 塚本を除く)
M28:AKBフェスティバル 全員(チーム8 塚本を除く)
M29:上からマリコ 塚本センター+15名
M30:Party is over 選抜
M31:Beginner 選抜
M32:重力シンパシー 全員(チーム8除く)
M33:ポニーテールとシュシュ 全員(チーム8除く)
M34:ファーストラビット 全員(チーム8除く)
M35:Everyday,カチューシャ 全員(チーム8除く)
M36:君のことが好きだから 全員(チーム8 塚本を除く)
M37:アリガトウ 全員(チーム8除く)

〜以下、アンコール〜

M38:愛の存在 選抜
M39:ヘビーローテーション 全員
M40:恋するフォーチュンクッキー 全員
M41:ひこうき雲 全員
M42:心のプラカード 全員


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