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アラサー女子こそアイドルライブに行くべし、その理由とは?


2014年7月21日 16時52分 著者:坂道コユキ 参照回数:



スライムガールズ

スライムガールズ (撮影:竹内みちまろ 2014年7月20日 P.A.R.M.Sにて)


【女子コラム】 アイドル…。今年29歳、名実とともにアラサーな自分としてはもはや遠い存在だ。しかし、最近復活が話題になった後藤真希(同じ年、記事を書いてから結婚報道を耳にした)のツインテールを見て思った。なぜ彼女は輝いていると、女性の自分でも感じてしまうのか。そんな女性が惚れるアイドルの秘密に迫るべく、地下アイドル事務所・アリスプロジェクトが開催している秋葉原の女性限定アイドルイベント「女祭り」に参加した(2014年7月20日、東京・秋葉原の劇場「P.A.R.M.S.」にて開催)。

 開場して周りを見渡すと、いろいろな女の子の姿が見えた。もちろん、普通のアイドルと同世代の女の子の参加者も多い(そしてみんなアイドルと変わらないくらい可愛い…)。中には、積極的に他の女の子達に話しかけ、率先してファン同士のコミュニティを作っているように見えた光景もあった。こうやって少女達はライブ会場で交流をはかっているのだろうか。なんとほほえましい。

 最初に登場したのは「スライムガールズ」。総勢…15人くらい? 水色のドットトップスにほぼ全員がツインテール。ま、ま、ま、 まぶしすぎる…。メンバーのほとんどが中学生くらいだろうか。そうだとしたら、自分が中学生の時に彼女たちは生まれたということだ…私が14歳の母になっていたら彼女達の母親になっていたよ…って、そういうこと考えると落ち込むからやめよう。

 続いての登場は「ぱー研」。赤と白のかわいらしいワンピースを着た4人組。おお、4人ならなんとかメンバーを覚えられそう! ジャンプジャンプに脚あげの元気マックスの歌を終えて、MCが始まると思ったら「皆さん、座ってください!」って、その場でファンを座らせた!? これは男性より体力の劣る女性への配慮なのだろうか? 10代の頃邦楽ロックのスタンディングライブに通いまくっていた自分としてはかなり驚いた。まあ正直アラサーには大変助かりましたが。

 MCは「あざとい女」について、どんな発言や行動が「あざとい女」になるのかメンバー達が実演。そのひとつひとつが「ほっぺをふくらます」「自分のことを名前で呼ぶ」など、なんとも可愛いもの…。あと10年も生きれば本当のあざとさってどんなものかを彼女達は知るのだろう…と思うと、知らない今のまま永遠にいてほしい気持ちになった。

 次に登場したのは「アーマーガールズ」。ってあの…仮面かぶっているのは知っていたのですが、なんか武器持っているんですけど…。とまどいながら見ていたら歌う時は仮面をとり武器も置いたので安心した。

 MCでは次の曲のコールアンドレスポンスの練習。ファンのひとりがなぜか率先してカンペを持ってみんなで声を合わせて練習する。グループに分かれて声だしをしよう、ということになったのだが、グループの分け方が「最近男の子にキュンキュンした人」と「そうでない人」だった。なんか、女子っぽいぞこのグループの分け方! そしてキュンキュンした人のほうが少ない! これは、本当にキュンキュンした人が少ないわけじゃなくて、キュンキュンしたことを堂々と申告できない恥かしさがファンの中にあるのではないか! そんな恥じらい、いつから自分はなくしてしまったんだろう…と思いつつ、そういえば自分も「そうでない人」だった。完全に。最近はそんな質問さえ聞かれなくなった。ううう。

 そして最後に登場したのは「スチームガールズ」。お、制服! と思ったらそれに似つかわしくないガスマスクと銃を持って登場。スモークたいてパフォーマンスしたらはずしてくれて歌ってくれた。制服なんて、いいなあ、女子の勲章だよなあ、としみじみしていたらMCでは「学生時代」の話をしだした。あれ? 君達学生じゃないの? と思ったら全員もう学生ではなかったようだ。(メンバー3名は高校3年生の年齢だったが)10歳くらい年下の彼女達が我々と同じように「学生時代は…」と学生生活の思い出を語る姿はなんだか新鮮だった。

 そしてまたアーマーガールズも登場し、スチームガールズ+アーマーガールズのパフォーマンス! タオルもまわして最後には客席へ浮き輪やビーチボールが飛び出し、なんだか一気に夏気分! きっと彼女達はこの夏、ビキニを着て海だのプールだの日焼けも気にせず行くんだろうな…。日焼けの手間とかを優先して自分はそういう場所にいつから行かなくなったのだろう…。

 なんてぼんやり悲しくなっていたらいきなり女の子達が頭をふりだした! これが噂のヘッドバンギングか! この間、東京MX「5時に夢中!」で放送していたやつだ!! 生の頭ふりふりの迫力に圧倒されてライブは終了した。

 ライブが終わった後も、物販や握手会などまだまだ会は続く。彼女達の化粧もほとんどしていない汗だくの笑顔はとてもまぶしく、自分の化粧崩れを毎日気にする生活が悲しくなった。そうなのだ、セルライトや膝の黒ずみを気にする必要のない健脚を出し、化粧くずれも気にせず全力で笑顔でパフォーマンスをする。

 彼女達は自分を隠すことより出すことを考えている。だから輝いているのだ!

 それは若くてまだ恐れを知らないせいもあるだろう。でも、それだけじゃない、目標持って頑張って努力しているからこそ、自分を出していけるのだ。だから同性にも、可愛いという言葉では単純にくくれない輝きがあるのだ。

 大人になると人はどうしても諦め癖がついてしまう。最近、婚活やお仕事などに妥協したり諦めがちなアラサー女子諸君(まずは自分)! ぜひ女子アイドルを見て10代の頃の純粋で頑張っていた気持ちを思い出してほしい。自分も頑張る勇気をもらえたイベントだった。(文=坂道コユキ)


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