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【DCC2022:全国高等学校ダンス部選手権】帝塚山学院高校、戦争で苦しんでいる人への想いを込めた作品を披露し優勝

2022年8月24日



帝塚山学院高等学校(提供写真)

 全国の高校ダンス部日本一を競う大会『DANCE CLUB CHAMPIONSHIP』(全国高等学校ダンス部選手権/以下DCC/エイベックス・マネジメントが主催)が2022年8月24日、東京・有明の東京ガーデンシアターにて決勝大会を実施。帝塚山学院高等学校が初優勝を飾った。

 「DANCE CLUB CHAMPIONSHIP」は2013年に開催が始まってから今年で10年目。漢字二文字で表したテーマをいかにダンスで表現するかを競う。今年は、192チームのエントリーの中から、合計34校が決勝大会に参加し、全力でパフォーマンスを披露した。

 優勝に輝いた帝塚山学院高等学校のテーマは、「春霞(はるよこい)」。帝塚山学院高等学校の八尾萌花キャプテンは「この一年間やってきたことが無駄じゃなかったと自信を持って言えるし、本番でも表せないくらい全員を感じて踊れて、本当に最高です。今回テーマを決める時に、ニュースで戦争という大きなことが私たちの耳にも入ってきて、それを聞いた時にとても心を痛めました。少しでも苦しんでいる人々に、早く春のような暖かく希望のある日々を送ってほしいという願いを込めて、この作品を作りました。1位を取るという気持ちではなく、この会場にいる全員に私たちの世界観を届けたい、会場を春一色に染めるというのが目標だったので、それに結果がついてきてくれたのかなと思います。コロナの影響で私たちだけでなく、高校生はみんな制限されていると思いますが、その中で3年間を全力でやってきたからこそ、今の日常があって、みんなが大会に出ることが出来ました。全力でやってきて良かったです」と喜びを語った。

 審査委員長を務めたテリー伊藤氏も、「今回上位に入ったチームは、皆さん踊りだして1秒後に、コンセプトが見えるダンスを踊っていると分かりました。私は演出家として「この子たち今後話題になるな」とか、「高校生が真似したいな」ということがネットやテレビで話題になるのが一つのポイントになると思います。今後も、視点を変えていきながら、挑戦し続けてほしいです」と高校生たちにエール。

 同じく審査員を務めたTAKAHIROは、「今回優勝を果たした帝塚山学院は、表現力と技術力をうまく演目に取り入れていました。高い技術力を持ちながら、表現も高める。息遣いが客席の皆さんにも聞こえたと思うのですが、息遣いまでアプローチして表現を伝えていました」と優勝校のパフォーマンスを高く評価した。

 大会の最後には、DJ KOOによるDJタイムも実施。 参加した各校の生徒たちがステージ上でチームの壁を超えてみんなで踊りだす様子に会場も湧き上がった。

【入賞校一覧】
優勝:帝塚山学院高等学校(春霞:はるよこい)89点(表現力46点、技術力28点、独創性15点)
2位:東京都立狛江高等学校(響音:シング)80点
3位:三重高等学校(心躍:ドキドキワクワク)79点

特別賞
・ニチレイフーズ賞
大阪府立登美丘高等学校 泡麗(リンス)

・Chiyoda賞
武南高等学校  脚色(えんたーていめんと)

・TOKYO HEADLINE賞
トキワ松学園高等学校 亜族(アマゾーヌ)

・オーディエンス賞
日本大学明誠高等学校 共鳴(ウィーアー…)



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