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都立狛江高校ダンス部、「仮面舞踏会」で存在感を発揮【第11回日本高校ダンス部選手権】

2018年8月21日 12時10分 参照回数:

Halo/狛江高校ダンス部

Halo/狛江高校ダンス部 (写真:竹内みちまろ、2018年8月17日、パシフィコ横浜)

 “高校ダンス部”が盛り上がりを見せている。大阪府立登美丘高校の“バブリーダンス”がお茶の間に浸透してから、高校ダンス部の活躍が様々なメディアでも取り上げられるようになった。



Halo/狛江高校ダンス部

 そんな中、「スーパーカップ ダンススタジアム −第11回 日本高校ダンス部選手権 夏の公式全国大会」の全国大会が今年も開催された(2名〜12名の「スモールクラス」が8月16日、13〜40名の「ビッグクラス」が8月17日/会場はともにパシフィコ横浜)。

 今年は、大会史上最多となる456校がエントリーし、7月と8月に全国で開催された地区大会を勝ち抜いた各クラス50校が熱戦を繰り広げた。参加校数、参加者数ともに国内最大を記録したという。

 東京都立狛江高校ダンス部は、これまで数々の大会で優勝を飾ってきた全国的な強豪チーム。今年のダンススタジアムの全国大会(ビッグクラス)には、23人の3年生が出場(女性21名・男性2名)。

 高校ダンス部の頂点を目指して部活に取り組んできた狛江高校ダンス部のメンバーたちに、ビッグクラスの演技終了後、話を聞いた。

−文化祭などには参加するものの大会への出場は今回で最後とのこと。最後のパフォーマンスを終えた心境は?

部長(女性):先程、ステージを終えたばかりなのですが、正直、大会への出場が最後という実感がまだありません。これからもみんなと部活をすることには変わりがないので、悲しいという思いはありません。すがすがしいといいますか、全力を出し切れたという気持ちです。

−3年間の部活生活の中で大変だったことは?

男性部員:男子が少ない中で、自分がやっていけるのかと不安だったのですが、みんなが受け入れてくれました。毎日、楽しくいられたので特に大変だったなと思ったことはありません。

−入学したばかりのころの自分と今の自分を比べて、成長したと思った点は?

女性部員:私は高校に入ってからダンスを始めたのですが、全国レベルまでダンスができました。こんな最高のメンバーと一緒に共通の目標に向かって頑張ることができた点が一番成長した点だと思います。

−ダンス部とは、ひと言で言うと何?(青春?)

男性部員:う〜ん、難しい質問です。何でしょうね。……青春です!(笑)

−最後に、メッセージを。

部長(女性):色々な大会でも、校内イベントでも、日々の練習でも、名前をあげられないくらいのたくさんの方に支えられて、私たちが今ここにいます。今回の全国大会の大きなステージも、私たちだけで立てる舞台ではありません。一緒に作品を作ってくださるコーチや、いつも私たちのことを考えて仕事をしてくださっている先生方、近くで応援をしてくれる先輩や後輩、いつも全力で応援してくれる家族、本当にたくさんの方に支えられて今の私たちがあります。言葉では伝えきれないほどの感謝の思いでいっぱいです。本当に、ありがとうございました。

 ***

 狛江高校ダンス部が披露した作品は「仮面舞踏会(マスカレード)」(振付:Tomoko)。大人の雰囲気が漂う仮面と衣装(手作り!)を身に着けて、優雅な身のこなしの中でも、仮面では隠しきれない野生や、仮面の下ににじませたパッションを全身で表現。ラストにはその仮面を外し、実は仮面の下に隠していたのは高校生らしい満面の笑顔だったという演出で、会場中を魅了した。

 高い芸術性に挑んだ狛江高校ダンス部が、次はどんな作品を完成させてくるのか。狛江高校ダンス部のさらなる活躍に期待したい。(竹内みちまろ)



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Halo/狛江高校ダンス部

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