映画、ドラマ、舞台と大活躍の女優・恒吉梨絵(24歳)。2014年も3本の映画公開を終え、秋以降は、『ひ・き・こ降臨』(11月29日公開)、『Suicide Love』(2015年公開予定)、『夏引きの頃』(2015年公開予定)と映画公開を控えている。また、JRAの2014年CM「JRA The G1 story 天皇賞(秋)篇」での竹野内豊との共演を始め、多数のCMにも出演中。
その恒吉がヒロインを演じる『極サギ』がいよいよ、11月7日にDVD発売を迎える。恒吉が演じる新人弁護士・佐々木優子が、ヤクザ顔負けの強面弁護士・霧島烈導(竹内力)が開く弁護士事務所になりゆきで飛び込むことからストーリーが始まる。詐欺集団との知能戦を描いた物語だ。
恒吉に、『極サギ』の撮影秘話と、女優のやりがい、女優を目指す人へのアドバイスを聞いた。(インタビュー・文=竹内みちまろ)
−『極サギ』のヒロインは、どんな役?
周りに迷惑を掛けながらも、突っ走ってがんばる新人弁護士です。いつもパンツスーツを着ていて、弁護士バッジも付けて演じました。台本を頂いたときから、面白くて、どう演じようかとワクワクしながら撮影に挑みました。
−弁護士役は初めて?
はい。初めて目にする専門用語もあり、セリフ覚えが大変でした。アクションはないのですが、お色気弁護士として、色仕掛けで情報を引き出そうとする場面もあります。ただ、ビール1杯で酔ってしまう役でした(笑)
−実際は、お酒は強い方?
お酒は好きで、ビールもワインもいけます。まあなんでも飲みます(笑)。両親もお酒が好きなので、よく家族でも飲みます
−撮影現場の雰囲気は?
楽しかったです。初めてお会いした(竹内)力さんは、失礼ながらイメージで怖い方なのかなと思っていたのですが、凄く優しい方でした。気さくに話しかけてくださり、昔の撮影の話なども聞かせて頂き、勉強になりました。
撮影中に雨が降って、野外での撮影ができなくなったことがありました。屋内での撮影になったのですが、場所をどしようということになりました。そのとき、力さんが、先頭を切って、場所交渉に飛び込んでくださりました。先方さんも、力さんの顔を見ただけで、「いやもう、ぜひ、どうぞ!」という感じでした(笑)
−見所は?
強がってますが、ふと落ち込んだりする場面もあります。そこを見て頂けたらと思います。また、ストーリーでも重要な役割を果たすので、そこにも注目してほしいです。( → 「後編」では、女優のやりがい、女優を目指す人へのアドバイスを聞いた……)