「萌え〜」で流行語大賞受賞の現役メイド社長・hitomi、メイド服での東京五輪聖火ランナーに意欲!


2014年8月17日 10時59分 著者:竹内みちまろ 参照回数:


完全メイド宣言のhitomi

hitomi (撮影:竹内みちまろ 2014年8月16日 P.A.R.M.S.にて)


 2005年に「小泉劇場」や「クールビズ」らと並んでユーキャンの新語・流行語大賞を「萌え〜」で受賞した東京・秋葉原のメイドアイドルグループ「完全メイド宣言」が、2014年8月16日から、1年間限定で復活し、ライブなどの活動を再開することがわかった。秋葉原の劇場「P.A.R.M.S.」で8月16日に行われた、メイドカフェ「@ほぉ〜むカフェ」の10周年記念メモリアルライブの中で、@ほぉ〜むカフェ運営会社の社長であり現役のメイドさんとしても活躍しているhitomiの口から発表された。

 @ほぉ〜むカフェは2004年8月14日にオープン。@ほぉ〜むカフェから生まれた完全メイド宣言は、2005年に「萌え〜」で新語・流行語大賞を受賞し、2007年に、1年7か月の活動期間を経て解散。多くのメンバーが完全メイド宣言の解散と同時に、@ほぉ〜むカフェを卒業した。

 その完全メイド宣言が、@ほぉ〜むカフェの10周年を祝うために復活し、8月16日と17日の2日間に渡り、完全メイド宣言の後継メイドルユニット「Pa・letee」、hitomiとニコニコ動画の人気パフォーマー「みうめ」によるダンスパフォーマンスユニット「TEAM純情」、ガチで踊る「DANCE POP GIRLS」、@ほぉ〜むカフェの現役メイドさんのユニット「あっとぐみ」と共に、メモリアルライブを行った。完全メイド宣言の活動再開は、ライブの中で、サプライズで発表された。

 2005年の新語・流行語大賞のサイトには、「萌え」とは、「ある事物に対して、深い思いを抱く」ことをさし、「おたくの世界を越え、かなり一般化」と説明されている。現在では、「萌え」や、「萌え」を生み出したメイドカフェは、日本を代表するポップカルチャーとして世界中から注目されているが、この10年間で、メイドさんや、メイドカフェを取り巻く状況はどう変わったのか。

 8月16日のメモリアルライブの直前、hitomiをはじめとする完全メイド宣言のメイドさんたちに話を聞いた。



完全メイド宣言

(上段左から)未ちか、のん、りり、このみ (下段左から)ユーリ、hitomi (撮影:竹内みちまろ 2014年8月16日 P.A.R.M.S.にて)



 完全メイド宣言の復活は、hitomiが希望し、現在では多くが一般の生活を送る卒業メンバーたちに声を掛けたという。hitomiは、「完全メイド宣言の活動は、1年7か月と短かったのですが、10周年のメモリアルライブでこの10年間を振り返ろうということで、私が復活させようと思い、卒業したメイドさんであるかつてのメンバーに声を掛けました。私たちは、1年7か月の間で色々なことを勉強させていただき、いろいろな経験をさせていただきました。秋葉原や、@ほぉ〜むカフェに来てくださるご主人様(=男性客)、お嬢様(=女性客)にも感謝しています。その感謝の気持ちを完全メイド宣言の復活で表していきたいです」と、復活の利用を明かした。

 hitomiは続けて、10年前を振り返った。

「当時は秋葉原のメイドカフェは、一般には浸透しておらず、コアなものとして見られがちでした。それが、完全メイド宣言を通じて2004年からメディアに出させていただいたり、ライブ活動をする中で、一般の方の認知度が上がりました。私にとって、とても嬉しいことでした。その背景には、完全メイド宣言の新語・流行語大賞受賞など色々なことがあり、それらがきっかけになってメイドカフェというものを知ってもらえるようになったと思います。2004年、2005年、2006年辺りから一般の方のメイドカフェに対する見方が変わってきたことを感じました」

 hitomiと同時期に@ほぉ〜むカフェに入店し、完全メイド宣言の初期メンバーとして活躍したこのみも、「@ほぉ〜むカフェでアルバイトを始めた時は、姉(=完全メイド宣言メンバーの未ちか)も、周りの友達も、メイドカフェという存在をまったく知りませんでした。当時は、そんな時代でした。それからメイドカフェブームが起きて、周りの見る目も変わってきました。メイドカフェのメイドさんというものが認められるような存在になっていったなと実感しています」と、この10年間に起きた、メイドさんの見られ方の変化を振り返った。

 記念すべき10年の節目を迎えた@ほぉ〜むカフェだが、hitomiは、「10年間やっているのですが、@ほぉ〜むカフェが表現したいことは基本的には何も変わっていません」と語った。2020年の東京オリンピックへ向けた展望を尋ねると、「今あるものの良さと同時に、時代の流れを取り入れてのサービスなど新しいものの良さもあります。それらを模索しながら、東京オリンピックがある2020年へ向けて、やっていきたいと思います」と今後の展望を紹介。また、「ホームページのリニューアルや、英語や中国語メニューの導入など、海外の方へ向けた展開は既に進めています」とも。

 東京オリンピックが開催される2020年には、海外からの観光客が東京に詰めかけ、日本のポップカルチャーの代表として秋葉原のメイドカフェが注目を浴びることが予想される。hitomiは、その東京オリンピックで、「聖火ランナーをやりたいです!」と瞳を輝かせた。身に着けているメイド服をさして、「もちろん、このでやりたいです。私たちは、これじゃないと意味がないので」とやる気満々の様子。「それ以外にも、何らかの形で東京オリンピックのお手伝いができたらと思っています。また、私は現役メイドでもあるのですが、2020年までは、現役でがんばりたいと思います(笑)」と笑顔を見せ、ライブ会場へ向かった。

【完全メイド宣言メンバーコメント】

hitomi:お花畑出身、メルヘン担当のhitomiです。

 @ほぉ〜むカフェは、色々な場所からご帰宅(=来店)される方が多いのですが、中でも海外の方にも認知されるようになってきています。秋葉原にせっかく来たのだからメイドカフェに行ってみようという方が多いようです。この流れは2020年に向けて増えていくと思っています。そんな中、@ほぉ〜むカフェでは、英会話教室の受講を、新人のメイドさんは必須で、すでに働ているメンバーも受けるようにしています。海外の方がご帰宅されたときに、メイドさんが楽しく接客できるようにするための取り組みです。会話やジャスチャーによるコミュニケーションを通して、何が喜んでもらえるかということをメイドとして勉強しています。

 ただ、海外の方が来たときも、あいさつから英語で接客する必要はないと思っています。海外の人が@ほぉ〜むカフェに求めているものは、日本語でかわいらしくしているメイドさんということもあり、メイド用語や、ドリンクに愛情を込める「萌え〜、萌え〜、きゅん」も日本語でやります。英語をしゃべるメイドさんもたくさんいるのですが、基本的には、日本語と、笑顔と、ジェスチャーで接客しています。

ユーリ:風紀委員長のユーリです。

 アルバイトのつもりで@ほぉ〜むカフェに来たのですが、アイドル活動をすることになったところがびっくりしました。今日のライブでは、ご主人様、お嬢様に楽しんでいただくことを念頭にみんなで頑張りたいと思います!

このみ:ドジっ子担当のこのみです。

 ユーリちゃん、hitomiちゃんといっしょに完全メイド宣言の初期メンバーとして頑張らせていただいたのですが、こんなに大きなユニットになるとは初めは思っていませんでした。完全メイド宣言がここまで大きく成長して、完全メイド宣言に続くアイドルユニットが@ほぉ〜むカフェから生まれていることに驚いていて、そして今でもこのように集まることができることに驚いています。

未ちか:メガネっ子担当、保健係の未ちかです。

 アルバイトをするつもりで、妹のこのみの紹介でお店に入り、完全メイド宣言として活動することになりました。完全メイド宣言が解散したあとも、hitomiちゃんや、@ほぉ〜むカフェのメイドさんの活躍を目にすることができて、自分も頑張ろうと思って励まされました。ちなみに、私は、ドジではないと思います(笑)

のん:メイド王国のお姫様ののんです。おっちょんぷりけ〜!

 追加メンバーオーディションに合格して完全メイド宣言のメンバーになりました。完全メイド宣言に入ってみんなと仲良く過ごしたことがすごく楽しかったです。解散後も、何かひとつのことへ向かってみんなで頑張れば結果は必ず出るということを教えてもらったので、解散後もそういう気持ちを大切に過ごしてきました。

りり:甘いもの大好きの甘えん坊担当、りりです。

 りりは一番最後に完全メイド宣言に入り、活動期間は7か月と短いのですが、先輩方のいいものを作りたいという熱い思いについていきたいという思いは今も昔も変わりません。甘いものが大好きというところも、今もで同じです(笑)


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