ミニシアター通信


ドールって、どんな趣味?人形愛好家の祭典「ドールショウ」で聞いてみた|趣味の話題


2011年9月20日 参照回数:


 一口に趣味といっても、手芸、ビーズ、切り絵、陶器など、いくつも思い浮かびます。また、最近は「○○ショウ」と銘打った、各分野に特化したイベントや祭典が数多く行われています。しかし、興味があって覗いてみたくても、数が多すぎて選ぶのがたいへん。また、熱狂的なファンやマニア向けだったらどうしよう、と尻込みしてしまうこともあるのではないでしょうか。

 そんな興味はあるけど、いきなり行ってみるのは気が引けるという方のために、先日開催された、人形愛好家の祭典をご紹介してみたいと思います。

 2011年9月11日に、東京・港区の都立産業貿易センター浜松町館で、人形専門の展示即売会・ドールショウ32秋が開催されました。人形愛好家たちが、自慢の人形を展示したり、人形のための衣服やアクセサリーを販売したりしました。業者ブースもあり、これから発売される新作ドールも、並べられました。

 日本人と人形の歴史は古く、また、戦争中の青い目の人形の話などを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。現在、ドールにはたくさんの種類があり、愛好家にも、造形的な思い入れを持つ人、人形そのものに入れ込む人、ファッションアイテムとして楽しむ人などさまざま。ドールショウは、愛好家、メーカー、人形のための衣服や小物を作っている人など、多くの人から直接話が聞けるのが特徴です。

 ドールショウに出展していたShinyDOLLブースで伺うと、エンジニアの方が立ち上げたドール・ブランドでした。

 人形づくりを始めたきっかけは、インターネットを利用していたときに、関節部に球体を利用する球体関節人形の存在を知り、エンジニア魂に火がついて、ついには、ウレタン樹脂製のオリジナル人形をつくってしまったそうです。評判は高く、海外からの注文も多いとのこと。実際に見せてもらうと、手足が自在の場所で静止し、多用なポーズをとることが可能でした。また、衣服やアクセサリーに加え、眼球とカツラを取り替えることもできるので、愛好家の人はどんどん愛着を募らせていくそうです。

 自慢の人形を展示していたり、小物を販売していたりする一角にも行ってみました。多くの愛好家が、人形の顔は能面と同じで素のままだと味気ない場合もあると指摘していました。でも、塗装/メイクはすべて手作業で行うため、実際の人形の顔や表情は、すべて違ったものになるそうです。子どものころに「ベルサイユのばら」などの少女マンガにはまった女の人が、大人になって、生活に余裕ができ、子どもが手を離れ、今では毎日が人形ざんまい、という人も中にはいるとのこと。

 ドールショウで多くの方が話していたのは、人形は趣味でもあるのですが、世界観や物語の創作でもあり、アートでもあるということ。ある愛好家の人は、「これからドールを始めてみたいと思っている方には、先入観を持たずに作品や世界観を見てほしい。そして、イベントなど人形にふれる機会は多いので、ぜひ、ご自分の目と感性で見てほしい」と話していました。

 ドールの世界に興味がある方は、イベントやギャラリーなどに足を運んでみてはいかがでしょうか。(文・取材・撮影:竹内みちまろ)

ドールショウ

「ShinyDOLL」さんブース

ドールショウ

「ShinyDOLL」さんブース

ドールショウ

「ShinyDOLL」さんブース

ドールショウ

眼球は、サイズ、色、形などお好みで取り替えることが可能

こちらは「天使匣」さんブース

ご紹介した以外にも、たくさんのドールがありました



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