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「TOKYO青春映画祭」グランプリは小池匠監督「消しかすの花」、ほか各賞も決定

2021年7月21日



(写真:竹内みちまろ、2021年7月17日、ユーロライブにて)

 「青春」をテーマとした短編映画コンペティションを開催する「TOKYO青春映画祭」の授賞式が2021年7月17日、東京・ユーロライブにて開催され、グランプリをはじめ各賞が発表された。

 エンタメプロデューサーのつんく♂が立ち上げた同映画祭は、「青春」がテーマの30分以内の作品を青春コンペティション部門にて募集。小池匠監督の「消しかすの花」がグランプリに輝いた。

【TOKYO青春映画祭 グランプリ】
「消しかすの花」

【TOKYO青春映画祭 作品賞】
準グランプリ:「雨のまにまに」
審査員特別賞:「SMILE」
最優秀青春賞(観客賞):「SMILE」

【TOKYO青春映画祭 個人賞】
最優秀監督賞:内田英介 監督 / 「雨でも晴れる」
最優秀シナリオ賞:笠原ちゃこ 監督 / 「ブスの法則」
最優秀女優賞:光石桔梗さん / 「雨でも晴れる」 園田あいかさん / 「SMILE」
最優秀男優賞」:陣慶昭さん / 「消しかすの花」
最優秀助演賞:佐々木このみさん / 「ブスの法則」 峰平朔良さん / 「アカリとマキコ」
アイドル賞:園田あいかさん / 「SMILE」 桜田ミレイさん / 「従姉妹協奏曲いとこコンチェルト」

 小池匠監督は「まさか撮れるとは思っていなかったので驚いています」としたうえで、「本当に嬉しい賞を頂いて感謝しかありません」と喜びを語った。作品については、「色んなメッセージがあると思いますが、それは受け取り手の方にとって色々だと思います。18分という短い時間ですが、観てくれた人が楽しんでくれて、何か感じる部分があれば嬉しく思います」と想いを語った。

 今回、初開催となった同映画祭。「雨でも晴れる」で最優秀監督賞を受賞した内田英介監督は、 映画祭の雰囲気について、「若い子たちがいるというのは希望がありますよね」といい、「生き生きしていて楽しいですよね」と声を弾ませた。中学生たちを描いた「雨でも晴れる」については、「今回、初めて“18歳未満の子たち”ということで物語を作ってみて、大人にはない魅力がありました。大人は政治が働いたり、お金が働いたり、立場が働いたりします。若い子たちはそこら辺のことに関係なく、本当に楽しんでお芝居をしてくれたことがすごく清々しかったです」と振り返った。

 「ブスの法則」で監督・脚本を担当し最優秀シナリオ賞を受賞した笠原ちゃこ監督は、お笑い芸人から初めて俳優を経験し、今回、初監督&初脚本に挑戦した。「これからも監督と俳優の両方を続けて行きたいと強く思っています」といい、「演技がうまい俳優さんを世の中にたくさん出したい」との思いから演技指導もしていることを紹介したうえで、「新人発掘ではないのですが、“新人はあの監督にやらせとけ”と言われるような、映画界の登竜門的な監督になることを目標にこれからも頑張っていきたいなと思います」と希望に胸を膨らませた。


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