本文へスキップ

【PR】日本の起業家精神は44カ国中42位、アムウェイが最新調査結果を発表&次世代の働き方をテーマにしたシンポジウムを開催

2018年10月30日 23時55分



シンポジウム「SHIBUYA AGER DAY ♯若者の働き方と起業を考える」

 次世代の働き方をテーマにしたシンポジウム「SHIBUYA AGER DAY ♯若者の働き方と起業を考える」が2018年10月29日、東京・ベルサール渋谷ガーデンにて開催。アムウェイの日本の起業家精神に関する調査の結果が報告され、若者たちと大人たちが「働き方」や「就職と起業の現状」について意見を交わした。

 イベントは2部構成で行われた。1部では、2008年からアムウェイが起業家精神の育成をテーマに行っている、各国の起業に対する意識や環境の調査「AGER:Amway Global Entrepreneurship Report(アムウェイ・グローバル起業家精神調査レポート)」の最新の結果が発表された。

 起業家精神を数値化した国別の集計では、日本の起業家精神が44カ国中、42位であることが発表された。日本の若者が起業に対して関心が低いという結果も併せて紹介された。大学生を含めた18歳から29歳までを対象とした価値観の調査では「自分が好きなことをしたい」(92.4%)が1位。一方で、「楽しく働いていますか?」との質問に、起業経験者の若者の73%が「思う」と答えている一方、起業経験がない若者の半数以上が「思わない」と回答していることも紹介された。

 さらに、日本の若者が起業に対してネガティブな印象を持つ傾向が強い一方、起業経験者の若者の54%は半年以内に起業の準備を終えて、58.8%が1年以内に軌道に乗り、80%の人が起業すると生活レベルや人生の満足度が高まると回答していることが説明された。調査結果を踏まえて、起業は人生の満足度の向上につながる働き方の一つであることが明らかにされた。



起業は人生の満足度の向上につながる働き方の一つであることが明らかに

 調査結果発表の後、トークショーが行われ、東出浩教氏(早稲田大学ビジネススクール教授)、フローリアン・コールバッハ氏(エコノミスト・コーポレート・ネットワーク 北東アジアディレクター)、七尾エレナ氏(プリンシパル代表取締役)、日米のお笑いコンビ・パックンマックンが出席。

 東出教授は、「起業する若者の傾向として、半年ほど考えてから起業してしまい、1年以内に軌道に乗り始め、自分の時間を作ることができていることが分かります」と解説。起業で成功するために絶対に必要な条件は「始めること」であると告げ、「一歩を踏み出せる教育や、仕組みも必要では」と日本社会の問題に切り込んだ。また、「お金も必要ですが、『自分が本当にやりたいことは何なのか』を若いうちから考える時間があることが大切です。若いうちは失敗も許されます。若いころから考えて、失敗しても次に何をすればよいかを考えてほしいです」とも。

 パックンは、アメリカ社会では若者の失敗は当然のこととして受け入れられ、アイデア次第では次のチャンスが与えられることを紹介。マックンは「二十歳のころからお笑い芸人になりたいと思っていたので私も起業家です」と胸を張り、「今では、家族4人を養って、車も買って、家も買って、趣味の釣りもして、生活を満喫しています」と声を弾ませた。「やりたいことをやってきた結果が今だと思います」と言葉にし、「やりたいことをやりましょう!」と若者を激励。

 コールバッハ氏は、「日本に起業家精神が育つには外圧も必要では。グローバル化が進む中で、海外の起業家が日本にどんどんやってくれば変わるのではないかと思います」といい、「起業にチャレンジして、小さな幸せではなく、大きな幸せを目指してほしい」と日本の若者にエールを送った。







ディスカッションの様子

 2部では、1部の登壇者に小山嚴也氏(関東学院大学副学長/経営学部教授)を加えたメンバーが「大人代表」となり、6名の「若者代表」(大学生3人+社会人2名+起業家1名)と、「どんな働き方がしたいか」、「就職と起業の現状」などをテーマにディスカッションを行った。



会場も起業に興味津々の様子

 若者たちからは「やりたいことがまだ見つかっていませんので、自分が自信を持って起業している姿を想像することができません」と奇譚のない意見も出た。東出教授は「やっていて時間を忘れるくらいのやりがいのあるものに出会うことが大切」と告げ、「実は日本には、起業率が低いからこそ、他の国ではやられていることで日本ではやられていないことがたくさんあります。チャンスがいっぱいあるということです。そういう意識を持つを、街を歩いていても、見える景色が違ったものになります。一例ですが、『このエリアには、おいしいフランスパンを焼いている人がいないよね。でも、みんな、おいしいフランスパンを食べたいよね』と」などと続けた。「そういうことを見つけて、行けそうなら、起業してみるのもいいのではないかと思います」と若者たちにヒントを与えた。ディスカッションを終えて、若者6名は、全員が起業に対してポジティブになっていた。(ミニシアター通信編集部)[PR]



フォトセション


ミニシアター通信


運営会社

株式会社ミニシアター通信

〒144-0035
東京都大田区南蒲田2-14-16-202
TEL.03-5710-1903
FAX.03-4496-4960
→ about us (問い合わせ) 



ミニシアター通信