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寺田倉庫が日本の法人格としては初となる「第27回モンブラン国際文化賞」を受賞

2018年8月9日 2時50分



寺田倉庫 代表取締役 中野善壽氏(写真:竹内みちまろ、2018年8月8日、寺田倉庫 B&Cホールにて)

 「第27回モンブラン国際文化賞 授賞式」(Montblanc de la Culture Arts Patronage Award 2018)が2018年8月8日、東京・品川区の寺田倉庫 B&Cホールにて開催された。

 1992年より毎年開催されている「モンブラン国際文化賞」は、モンブラン文化財団が、文化芸術分野において若い才能の育成などに尽力する“アートパトロン”として貢献している人々の活動を称える国際的文化賞。今年度は、日本の法人格としては初となる「寺田倉庫」(代表取締役 中野善壽)が受賞。

 1950年に天王洲にて創業した「寺田倉庫」は、若手アーティストを支援することを目的としたアートアワードの開催、希少価値の高い画材を集めた画材ラボ、レンタルアトリエ、アート作品の運送・展示・保管・修復をワンストップサービスで提供するなど、オリンピックイヤーとなる2020年を見据えた天王洲エリアリバイバルや日本におけるモダンアートシーンの分野でのダイナミックな活動を続けており、新しい形のアートパトロンとしての功績が評価された。

 授賞式ではまず、、モンブラン文化財団チェアマンのサム・バルダウル氏とティム・フェルラス氏がウェルカムスピーチを行った。その後、「寺田倉庫」の中野善壽氏へ、トロフィーと目録が授与。中野氏は「大変、光栄に思いますし、誇りに思います」と喜びを言葉に。「みんなとともに喜びたい」といい、長年に渡り苦楽をともにしてきた仲間たちや役員たち全員をステージに呼び、「何ともいえない感激です」と感慨ひとしおの様子。「大変、誇りに思います。この誇りを次のステージに繋げていきたい」と抱負を力強く語った。



第27回モンブラン国際文化賞 授賞式(写真:竹内みちまろ、2018年8月8日、寺田倉庫 B&Cホールにて)

 イベントには、ゲスト・オブ・オナーとして、中野氏と親交が深く、2020年に向けて新国立競技場の設計も手掛ける世界的建築家の隈研吾氏が登壇した。隈氏は中野氏と一緒に世界中を旅したそうで、中野氏を「すごいドリーマーでありながら、すごいリアリスト」と賞賛。建築家には夢が必要である一方、最終的には建造物として完成させる必要があるため、建築家はリアリストでなければならないことを説明。「ここに最高の実例がいるのだ」と中野氏との交流の中で、建築家として多くのことを学んだエピソードを紹介した。



隈研吾氏と中野善壽氏(写真:竹内みちまろ、2018年8月8日、寺田倉庫 B&Cホールにて)

 また、特別ゲストとして、多彩に活躍するオーストラリア出身のヴォーカリストでヴァイオリニストのサラ・オレイン氏が出演した。サラ氏は「今日はぜひ、音楽をお祝いとしてお届けしたいと思います」と告げ、「Animus」と「To Love You More」の2曲を生歌と生演奏で披露し、イベントを鮮やかに彩った。



第27回モンブラン国際文化賞 授賞式(写真:竹内みちまろ、2018年8月8日、寺田倉庫 B&Cホールにて)



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