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バクステの“自由人”佐藤栞はどんな女の子? 本音をインタビュー


2016年6月15日 1時40分 参照回数:



佐藤栞
佐藤栞 (提供写真)


 あまみゅ☆カンパニー第4回公演、麻布演劇市第214回公演・ミュージカル「TOY ! TOY ! TOY ! 」(脚本:KOI、演出:目崎剛)が2016年6月24日から26日まで、麻布区民センターホール(東京・港区)にて上演される。会社の棚の隅に置かれた人形たちが、自分たちの作り手である合庭典子の心の状態が見える「心の輪」を頼りに、典子を救おうとする物語だ。

 人形役を務める佐藤栞(23歳)は、同作でミュージカル初出演を果たす。佐藤は、東京・秋葉原のアイドル育成型エンターテイメントカフェ「AKIHABARAバックステージpass」(バクステ)のアイドルキャストで構成されるアイドルグループ「バクステ外神田一丁目」のメンバーとして活躍している。

 本格演技も初挑戦となる佐藤に、同作に掛ける意気込みを聞いた。

 出演が決まったときは「びっくりしました」と驚いたそうだ。「まったく考えたことがなくて。後から嬉しいと思いましたけど、不安の方が大きいです」と素直な心境を話してくれた。

 ただ、稽古に入ると、「カンパニーのみなさんが、誕生日にサプライズでケーキでお祝いしてくれました。また、稽古を始める前に毎回20分くらい、必ず、レクリエーションとして小学校のときにやったようなゲームをするんです。凄く楽しくやっています」とにっこり。

 演技初挑戦ながらも、「セリフは全部入りました。覚えようと思わなくても、流れで自然と入りました」と既にセリフは全部覚えたそうだ。

 性格を聞いてみると、「普段は結構、ふわ〜っとしている感じです。ただ、本当は気が強くて負けず嫌いなんです。でも、それは外には出さないようにしています。今回の役は、気が強い面があるので、ミュージカルでは、いつもとは違う一面を見て頂けると思います」と見所を紹介。「あと衣装がかわいいです。私はいつも黒髪なのですが、ウィッグを被ってぜんぜん違う自分に変身します」とのこと。

 さらに、「ミュージカルでは衣装がドレスです。ヒールも10センチ以上あるのですが、リハーサルをしたら、ヒールを履いたままちゃんと踊れました」と笑顔を見せた。

 本格演技初挑戦ながらも、セリフが自然に入り、ハイヒールでもしっかり踊れたとさらりと口にする佐藤だが、キャッチフレーズは「バクステの自由人」。バクステでは「結構、自由奔放と言われます」とのこと。

 キャッチフレーズが出来た経緯を、「当初は、キャッチフレーズがなくて、『バクステの5期生、“しおりん”こと佐藤栞です!』とずっと言っていたのですが、『何かキャッチフレーズが欲しいです』と先輩に言ったら、『“バクステの問題児”とか、“バクステの自由人”とかがいいんじゃない」って言われました。最初、“問題児”と言っていたのですが、母から『自由人の方がいいよ』と言われ、ある日から突然、“自由人”にしました(笑)」と話してくれた。

 そんな佐藤は、バクステのオーディションを受けたキッカケは「友達に誘われたから」。自身がアイドル活動をすることについては「あまり考えていなかった」そうだ。「でも、だんだん欲が出て来ました。やるからには、ランキングも上に行きたいなとか、ジャケット選抜とかに入りたいなと思うようになりました。色々なことに『勝ちたい』という気持ちが沸いてきました。我ながら、最初とは『ぜんぜん違うじゃん』と思っています(笑)」と声を弾ませた。

 しかし、アイドルとして活動を始めてからは苦労が多かったそうだ。「歌に関しては、自分が正解だと思っていた歌い方が実はカラオケでしか通用しない歌い方だったことを思い知らされました。カラオケでは褒められたりしていたのですが、バクステのステージに立って、『歌が上手い人ってこんなにいっぱいいるんだな』と思いました」と回顧。

 ダンスは、「今は踊れるようになってきたのですが、最初は、とても下手でした。同期生はスタートが一緒なので、周りからも比べられちゃうし、自分も比べちゃうじゃないですか。同期では“めぐたん(=椎名恵)”と“めるちゃん(=久岡めるも)”がダンスを覚えるのが早かったし、初期から凄く上手でした。私は同期の中では苦戦組だったのですが、ダンスができなくて、ずっと“めぐたん”とかに電話して泣いていました」と辛かった頃の思い出を明かした。

 また、初期の頃は、「ダンスを覚えられても下手でした。鏡を見ながら踊って一目で分かるくらい、人と違っていました」とも。「それが悔しかったです。全身が映って余るくらいの大きな鏡を買いました。大きいのでリビングに置いているのですが、今でもそれを使ってダンスの練習をしています」と負けず嫌いな一面を覗かせた。

 「バクステ外神田一丁目」は、6月から8月にかけて大規模なライブツアーを行う。ツアーファイナルは8月16日で、都内最大級のライブハウス・Zepp Tokyoにて公演を行う。

 「バクステ外神田一丁目」は、2015年12月10日にも、Zepp Tokyoにて、4周年記念公演を開催している。佐藤は、「8月16日がZepp Tokyoさんのステージに立たせて頂く2回目になるのですが、1回目は自分のパフォーマンスに悔いが残りました」と振り返った。佐藤は4周年記念公演にて、Zepp Tokyoクラスの巨大ステージに初めて立ったのだが、「1回目のときは、緊張したり、考え過ぎたりして、顔が暗かったです」と回顧。

 「だから今回は、絶対に笑顔でみんなを楽しませることができるパフォーマンスをしたいです。バクステ外神田一丁目としても、前回とは違った見せ方などをして、『前回よりもパワーアップしたな』と思って頂ければいいなと思います」と目を輝かせた。

 “自由人”のキャッチフレーズのごとく自由奔放という佐藤だが、負けず嫌いな一面を持っている努力家の女の子だった。

 そんな佐藤が、初出演となるミュージカル「TOY ! TOY ! TOY ! 」でどんな活躍を見せ、「TOY ! TOY ! TOY ! 」の経験を経てどう成長していくのかに注目したい。(インタビュー・文=竹内みちまろ)


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