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舞台初出演の寿春歌に、バクステに掛ける思いをインタビュー

2016年4月16日 20時40分 参照回数:


寿春歌

寿春歌 (提供写真)


 2016年2月17日リリースの両A面シングル「乙女心の鍵/The輝ける」でオリコンCDシングルデイリーランキング1位(2016年2月20日付)を獲得した「バクステ外神田一丁目」。東京・秋葉原のアイドル育成型エンターテイメントカフェ「AKIHABARAバックステージpass」の店員で構成されるアイドルグループだ。

 「バクステ外神田一丁目」は精力的なライブ活動を行うほか、メンバーの“もえあず”こともえのあずきが「元祖!大食い王決定戦」にて爆食女王に輝き、大会を連覇するなど、メンバーの多方面での活躍が注目を浴びている。

 4月19日〜4月24日に上演される舞台『ウリボーの厨房』(脚本:えのもとぐりむ/演出:私オム)では、メンバーの寿春歌(ことぶき・はるか/19歳)が舞台初出演を果たす。

 寿に舞台への意気込みと、「バクステ外神田一丁目」に掛ける思いを聞いた。

 『ウリボーの厨房』は現実と空想の世界が交錯する厨房コメディ。寿が演じるのは「ボケている自覚がない天然ボケボケの役」という。普段の寿はツッコミ気質で「今回、正反対の役です」とも。「いつもボケられたものを拾いにいっているのですが、今回は、ボケたものを捨てなくてはいけなくて、『なんか、うずうずする! ツッコミたい!』となっちゃったりします」と笑顔を見せた。

 寿は、小学校3年生から高校2年生までの8年間、「こども歌舞伎」に出演していた。「こども歌舞伎」では、大人の歌舞伎と同じことを行っていたが、「こども歌舞伎だと、ガッツリ衣装を着て、カツラを被って、顔も白塗りで、セリフも江戸時代など当時の人々が使う言葉を独特の言い回しでしゃべるので、自分というよりも、そのキャラクターがステージに立っているイメージでした。舞台とは、まったく別物だと思いました」と初出演の舞台の稽古を積む中で実感したことを言葉にした。

 「『ウリボーの厨房』には、『自分にもあるかもしれない』と共感できるシーンもあると思いますので、そういう場面を見つけて頂けたらと思います。また、普段の私とはぜんぜん違う、正反対な役を演じているのでそれを楽しみにして頂きたいと思います」といい、「本番のステージでは、寿春歌としてではなく、キャラクターとして舞台上で生きている瞬間を見て欲しいです」と思いを語った。

 寿は、「バクステ外神田一丁目」の7期生。「バクステ外神田一丁目」は現在、10期生のオーディションを行っており、グループの中では、若手の段階を終えて中堅的な存在となる。

 11人いる7期生の魅力については、「個性が強いことと、いい意味でずうずうしいことです。前に出る子が多いので、そこは強味かなと思います」と分析。「バクステ外神田一丁目」の雰囲気は「メンバーはライバルではあるのですが、学校みたいな感じで楽しいです。新しい子が入ってきても、不安もあるのですが、どんな子が入って来たのだろうという興味があります。話し掛けると、懐いてくれたりもするので」と笑顔で語った。ただ、後輩が増えると、「プレッシャーといいますか、『ちょっと、強い子が入ってきたらどうしよう!』と思うことはあります」とも。

 「バクステ外神田一丁目」には高校生など学生も多いが、現在19歳の寿は「バクステ一本」とのこと。歌が得意で「結構、自慢です。ボイストレーニングにも参加させて頂き、表現力も着いてきていると思います」と自信を覗かせる一幕もあった。

 「バクステ外神田一丁目」は、昨年12月に、都内最大級のライブハウス・Zepp Tokyo(ゼップ東京)にて4周年記念公演を行った。当日は、ファンから異例のダブルアンコールが沸き起こるなど盛り上がりを見せた。

 4周年記念公演の感想を尋ねると、「ぜんぜん景色が違いました! すごく気持ちよくて、2階席も高かったし、パッと見て、『人がすごい!』と思いました!」と声を弾ませた。「アンコールで花道を歩くシーンがあったのですが、『こんなに人がいっぱいいる! こんなにたくさんの人が応援してくれているのだ!』と込み上げてくるモノがありました」と振り返った。

 ゼップ東京での4周年記念公演を経験し、「それまでも、バクステ中心ではあったのですが、4周年記念公演が終わってから、さらにバクステについて考えることが多くなりました」という。「例えば、『次に何かあります。どうしよう』となったときに、『こうしたらいいのではないか』など考えるようになりました。それまで考えていなかったわけではないのですが、それまで以上に考えるようになった気がします」。直近では、「バクステ外神田一丁目」の中にある4つのユニットがそれぞれ単独ライブを行う「ユニット公演」が6月に開催されるため、メンバーたちと一緒に、どう盛り上げて行くかを話し合っているそうだ。

 「バクステ外神田一丁目」の今後については、「今、もえあずさんがテレビに出ているので知っている方が多いと思いますが、もっと、バクステのことを知ってもらえたらいいなと思います。また、バクステはステージングを主にやっているグループなので、もっと、色んな人にステージを見て頂きたいなと思います」と思いを言葉にした。

 自身の将来については、「何でもやりたいです。昔から女優さんになりたい、歌手になりたい、お笑い芸人になりたい、マルチタレントになりたいなどと言って来たのですが、変わらないのは芸能界で生きていきたいということです。歌も歌いたいですし、お芝居もやりたいです。何でもやりたいです」と笑顔を見せ、「どこに出ても『寿春歌って、知ってる!』という会話が聞かれるようになりたいです」と目を輝かせた。

 「バクステ外神田一丁目に入ってから1年と数か月が経ちました。自分がいる意味のようなものも分かってきました。皆さんあってのバクステ外神田一丁目だと思いますので、これからも応援をして頂ければと思います」とメッセージを送った。(インタビュー・文=竹内みちまろ)



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