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山本亮太&原嘉孝の新コンビで“凱旋” 舞台「桃山ビート・トライブ 〜再び、傾かん〜」東京公演開幕

2019年6月23日 13時30分



舞台『桃山ビート・トライブ 〜再び、傾かん〜』

 山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.)と原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)がW主演を務める舞台『桃山ビート・トライブ 〜再び、傾かん〜』が2019年6月21日に東京・EXシアター六本木で開幕。初日公演前に関係者・マスコミ向けのゲネプロが行われた。

 本作は、教科書には載らないような歴史上の出来事をエンターテインメントとして表現するシリーズ企画「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」の第7弾。原作は第20回小説すばる新人賞を受賞した天野純希によるヒット小説で、2017年11月から12月に上演された第5弾『桃山ビート・トライブ』の再演となる。

 物語の舞台は豊臣秀吉、秀次、出雲のお国といった日本の歴史上の人物たちが生きた安土桃山時代。テーマを“ロック”に据えた本作の主人公はそうそうたる有名人たちではなく、京の五条河原に突如現れ運命的に出会った4人の若者たちである。

 驚くべき速さで三味線を弾きこなす藤次郎(山本)、出雲のお国一座の笛役者・小平太(原)、信長の従者だった黒人の太鼓叩き・弥介(副島淳)、そしてけんかの強い天性の舞姫・ちほ(水野絵梨奈)の4人が“ちほ一座”を結成。伝統を無視した型破りな芸で熱狂的な民衆に迎えられ、やがて音と踊りを武器に権力に立ち向かっていく。

 キャストは初演から引き続き山本、水野、副島をはじめ冨岡健翔(MADE/ジャニーズJr.)、星野真里、山崎樹範などが続投。目黒蓮から小平太役を引き継いだ原を迎え、再演にあたって新たなシーンや曲、パフォーマンスを加えて初演からさらなる進化を遂げた舞台作品となる。

 また、今作の東京公演前には物語の舞台となった京都でも舞台シリーズとして初めて上演された。「本拠地っていうところで躍動感がさらに出て楽しかった」(山本)、「私たち一座は(実際には)存在しないけど、実際に京都に行って公演できたのは感慨深かった」(水野)と語るように、物語の舞台となった土地での上演で座組の団結力がさらに深まったという。

 メインステージに藤次郎、小平太、ちほ、弥介が勢揃いしたときの迫力は圧巻そのもので、3人がかき鳴らす三味線、笛、太鼓の力強い音のリズムにちほの舞いが加わるとそれはまさに“ライブ”。対する出雲のお国の舞いには伝統と歴史を感じるしとやかさが表現され、2つの一座のパフォーマンスが対象的に描かれる。

 その他にも山崎樹範演じる林又一郎のコミカルな芝居はさすがのひとことで、ゲネプロにもかかわらず客席から何度も笑い声が聞こえたほど。一転して佐野瑞樹演じる石田三成の登場シーンやシリアスな場面ではピリッとした緊迫感に包まれ、そのメリハリが作品をしっかりと締めていた。

 ゲネプロ後の囲み取材では東京公演に向けての意気込みを語った。

山本亮太:始まっちゃうと終わりまであっという間。今までやってきたことを全身全霊でやるのみ。今回で最後だと思い、お客さん皆さんの記憶に残る作品にしたいと思っています。めぐにはめぐのいいところがあるし、原ちゃんには原ちゃんなりのパワーがある。違った小平太になったと思うし、今回は原でよかったなと思います

原嘉孝:初演をEXシアターで観劇させてもらった。同期でニコイチみたいな目黒がやっていた小平太役を受け継いで僕がここに立てるのは何か縁があるんじゃないかと思う。一座が一回出来上がっていて、僕だけが変わるのでプレッシャーはすごくありました。でも実際京都の舞台に立つと緊張がほぐれて小平太として自信を持って立てた。京都で作り上げたものを東京でしっかりお客さんに届けられたら。

水野絵梨奈:2時間45分中パフォーマンスが40分くらいあって力を入れている。きついですけど、やりがいはすごく感じます。ちほ一座のパフォーマンスもグレードアップした。あと14公演、けがなくやっていけたら。

副島淳:再演でお客様も目が肥えてると思う。前回見られた方には変化を感じてほしいし、初めての方には興奮と感動を与えられるような東京公演にしたいと思っています。

冨岡健翔:再演できるのは当たり前のことではなく、応援してくださる声があっての再演。期待に応えられるよう全力で舞台を届けていきたい。

奥谷知弘:再演だからこそ気づけたことがたくさんあった。新たに加わったキャストの方と新鮮なものが届けられると思う。

星野真里:(初演の際にも)ここで時間を過ごしたんだとなつくかしくもあり興奮しました。お国一座もパワーアップしてると思います。バックダンサーじゃないですけど、お国と一緒に踊ってくれる方が増えてその中でいかに堂々とできるか。

山崎樹範:一番見ていただきたいのはちほ一座の若者たちだと思います。頑張ってる人は美しいんだなっていうのを見てほしい。本当は僕もしんどいけど、もっと頑張ってる人がいるからしんどいとか言えない。

【第7弾舞台「桃山ビート・トライブ〜再び、傾かん〜」公演概要】
公演名:「桃山ビート・トライブ〜再び、傾かん〜」
日程:【東京】 2019年6月21日(金)〜7月1日(月)(全14公演)
劇場:【東京】EXシアター六本木
原作:「桃山ビート・トライブ」 天野純希 著 (集英社文庫 刊)
脚本:金沢知樹
演出・脚色:大関真(劇団SET)
企画:座間隆司
制作:テレビ朝日ミュージック
企画協力:集英社
主催:「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」製作委員会(テレビ朝日ミュージック/ローソンエンタテインメント)

出演者:山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.)/原 嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)/水野絵梨奈(Elina)/副島 淳/冨岡健翔(MADE/ジャニーズJr.)/奥谷知弘/寿里/久下恵美/本間 剛/武智健二/石井智也/八神 蓮/佐野瑞樹/星野真里/ 山崎樹範














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