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「第五人格」舞台版:Identity V STAGE Episode5『Break the Golden Night』が開幕!【ゲネプロレポート/side:Gold 探鉱者編)】

2024年10月11日



第五人格舞台化第5弾「Identity V STAGE Episode5『Break the Golden Night』」(写真:竹内みちまろ)

 第五人格舞台化第5弾「Identity V STAGE Episode5『Break the Golden Night』」が2024年10月11日(金)~10月20日(日)、東京・品川区のシアターHにて公演中。

 同作は、大人気非対称ゲーム「Identity V 第五人格」の舞台化第5弾。原作ゲームの設定、世界観、ストーリーを膨らませ、舞台化のための独自の創作も行い人気を博している。公演には「探鉱者編」「夜の番人編」がある。

 11日には初回公演の前に公開ゲネプロ(探鉱者編)が開催された。

 ストーリーは、荘園で繰り広げられる「四対一の鬼ごっこ」が舞台。ランキング1位が手にすることができる黄金を求める探鉱者(ノートン・キャンベル/須賀京介)と、完全勝利に執着しランキング1位を独走する夜の番人(イタカ/工藤大夢)はそれぞれの過去を背負いながら鬼ごっこに参加する。「探鉱者編」では、主にノートンの隠された物語が描かれた。

 「Identity V STAGE」の見どころといえば、まずは、原作世界からそのまま飛び出してきたかのようなキャラクターたちが、チェイスと呼ばれるハンターとサバイバーたちの交錯シーンを演じることがあげられよう。キャラたちは独自の能力や技を使うが、今作では紗幕に仮想現実の映像を投影する手法でチェイスシーンをさらに迫力あるものに仕上げていた。また、舞台装置を含めて、例えば椅子に座らされたサバイバーがロックされる場面など細かい点もEpisodeを重ねるごとによりリアルに作り込まれていることがうかがえる。

 今作の主人公の一人であるイタカは、足に特殊器具のようなものをつけてチェイスを行っていた。イタカが登場した際は、手に持つ長柄武器を地面に付いて3本足状態にしてバランスを取るのかと思ったが、長柄武器を地面につけることはせずにひたすら振り回しチェイスを行う。俳優の身体能力だけでこれだけの表現を実現させるところも「Identity V STAGE」が支持を集める理由のひとつだろう。関係者に聞くと、演じる俳優は猛特訓を積み重ねてきたそうだが、イタカ以外にも2階からの飛び降り、高速の殺陣、キャラを再現するための様々な制約の中でのアクションなど、今作も原作をリスペクトしたうえで自分たちにしかできないエンターテイメントを作り上げるという本気度に満ちた作品に仕上がっている。

 ゲネプロの最後、ノートン役の須賀京介は「千秋楽まで一度もおごらず、満足せず、千秋楽の最後の1秒まで、よいものにするために座組一同邁進していきます」と意気込みを語った。

 原作ファンの方や「Identity V STAGE」ファンの方でなくても世界観が分かるようになっているので、少しでも興味が湧いた方は、ぜひ、劇場に足を運んでてみはいかがだろう。

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