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【ゲネプロレポート】ミュージカル『モンパルナスの奇跡~孤高の画家モディリアー二~』が開幕、浦井健治・稲葉友・宮澤佐江・秋本奈緒美ら実力派俳優が集結

2024年6月16日



Butlers’歌劇『悪魔執事と黒い猫』~薔薇薫る舞踏会編~ (提供写真)

 ミュージカル『モンパルナスの奇跡~孤高の画家モディリアー二~』が2024年6月15日(土)~6月23日(日)、東京・よみうり大手町ホールにて公演中。

 同作はストレートプレイからミュージカルまで様々な作品を手掛けるG2が長年構想を温めてきた、友情、真実の愛、そして芸術にかける執念とプライドを描くオリジナル・ミュージカル。

【ストーリー】

第一次世界大戦下のパリ。

無名の画家モディリアーニは孤高の画風で批評家を寄せつけず、毎夜カフェで客をスケッチし売り歩いては日々をしのいでいた。ポーランドの若き詩人・ズボロフスキーはモディリアーニの絵に感動し、彼を成功に導こうと自ら画商に転身する。だが、前途には想像を超えた障壁が待ち受けていた。

パリ・モンパルナスの街で繰り広げられる、ふたりの男の友情と葛藤、愛と裏切り、警察沙汰、戦争の影、生と死。やがてモディリアーニはうら若き女性ジャンヌとの愛にのめり込み、衝撃のラストへと突き進んでいく。

 芸術界において“稀代の美男芸術家”と言われるアメデオ・モディリアーニを浦井健治が演じ、G2と初めてのタッグを組む。浦井は、出演が決まった際、「⼈は一⼈では生きていけないこと、もしくは一⼈で生きていこうとすること、家族や恋⼈の想い、孤独や狂気、そしていずれ訪れる死に向かっていく刹那が、芸術によって昇華される⼈間模様を描いていければ」と語った。

 モディリアーニの才能に惚れ込み、支え続けた詩⼈レオポルド・ズボロフスキーに稲葉友。また、モディリアーニの運命の女性であり、彼の多くの絵画のモデルにもなっているジャンヌ・エビュテルヌを宮澤佐江が演じ、浦井とも 3度目の共演を果たす。モディリアーニの晩年の作品で度々モデルを務めたルニア・チェホフスカ役を秋本奈緒美が担当する。

 15日には初回公演の前に公開ゲネプロが開催された。

 ストーリーは、ズボロフスキーの妻がモディリアーニの絵のモデルになることを承諾したことがきっかけで、ズボロフスキーがモディリアーニの作品にほれ込むことから始まる。日に日に空気が不穏になり始め、ついにはパリが空襲や長距離砲撃の対象となってしまい、人々がパリを離れ南部のニースなどに疎開を始める中、モデルの女性に軒並み手を出してはすぐに捨てていたモディリアーニのジャンヌへの特別な思いや、“絵画ビジネス”を嫌い芸術家であることに誇りを持っていたモディリアーニに起きた変化などが描かれた。

 今作では多数の楽曲が作品に織り込まれており、それが舞台上でバンドの生演奏とともに繰り広げられる。観客は、モンパルナスの熱狂から戦争の影、すべてが変わり果てたあとの戦後の空気まで、モディリアーニが生きた時代と、モディリアーニを軸にしてその時代を駆け抜けたズボロフスキー、ジャンヌ、ルニアたちの生きざまに迫るミュージカルとなっていた。

(C)曳野若菜







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