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ALTAR BOYZが開幕、初日で魅せた興奮のステージ&5月GW合同スペシャル公演決定を発表!

2021年4月10日



『ALTAR BOYZ』チーム『LEGEND』(提供写真)

 2004年にNYで初演後、世界各国で人気を集め、日本では2009年に初演。神に仕える5人の使徒たちが“福音”の歌とダンスで観客の魂を救うさまを描き、上演の度に熱狂的なファンが増え続ける『ALTAR BOYZ』が、7度目の上演を果たした。

 9日の初日に先立つゲネプロには、今回登場の3チーム『LEGEND』『GOLD』『SPARK』のうち、初演から同じ四名(東山義久、植木豪、中河内雅貴、良知真次)と一人の新メンバー(浅川文也)で構成される『LEGEND』が出演。スモークが焚かれた薄闇の舞台に一人、また一人とシルエットが浮かび上がり、歌い踊るスタイリッシュなオープニングに目を奪われ、観客は一気にALTAR BOYZの世界へ。

 舞台上手(向かって右側)の電光掲示板には随時、会場内の“迷える魂”たちの数が表示され、この数字を“ゼロ”にすべくパフォーマンスを展開するのが、BOYZのミッション。宗教的な設定を借りてはいるが、深入りすることはなく、何よりBOYZたちの阿吽の呼吸のやりとりが楽しく、笑いを誘う(演出・玉野和紀)。ちょっとした動きに色気をまぶす東山、草書体のように余裕をもった動きの中に、要所要所でぴりっとしたアクセントを入れる植木、端正かつエネルギッシュな浅川ら、同じ振付でも5人5様の個性が浮かび上がるダンス(振付・TETSUHARU他)も魅力だ。

 中盤まで軽快に進行してゆく舞台は後半、BOYZ自身の様々な事情や心情を浮かび上がらせ、ドラマティックに展開。とりわけ、周囲との“違い”のためにマークが抱えてきた心の傷をナイーブに歌い上げる中河内、仲間たちとの絆を愛するアブラハムのナンバーを万感こめて歌う良知の姿は胸に迫るものがあり、作品に“骨太”の感触を与えている。

 劇中歌がメドレーになった華やかなフィナーレを経て、カーテンコールではマシュー役の東山が「メンバー、スタッフ一丸となって、千秋楽まで一人でも多くの皆様の魂をお救いできる作品を作ってまいりたいと思います。最後までよろしくお願いします」と挨拶。そして、『LEGEND』に加えて『GOLD』『SPARK』の3チーム全員が出演する合同SPECIAL公演の決定が発表された。1チームだけでも興奮の渦だというのに、3チームが一体となった暁にはどんなことになってしまうのか。各チームの公演を観た後の、特大のお楽しみとなりそうだ。


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