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四人芝居「五月雨」開幕、舞台初挑戦の伊藤あさひ「あとは本番を頑張るのみ」

2021年4月3日



舞台「五月雨」(提供写真)

 馬場良馬、高崎翔太、伊藤あさひ、宮下貴浩による中学校教師たちの胸の内や葛藤を描く四人芝居「五月雨」が2021年4月2日から11日まで、シアターサンモール(東京・新宿区)にて公演中。

 同作は、教師になるという夢を叶えた4人の男たちが“夢の続き”を過ごす物語。馬場良馬、高崎翔太、宮下貴浩が教師を、伊藤あさひが新任教師を演じる。4月1日の中学校の職員室を舞台に、「教師」という職業に抱いた夢と現実、生活指導などの役職をめぐる駆け引きなどが描かれ、女子生徒から本気で告白されてしまうトラブルも。伊藤あさひは、ストレートプレイの舞台初挑戦。

 脚本・演出を務めるのは、今注目の新進気鋭の若手実力派作家、私オム。総合演出として作品を引き立てるのは、舘そらみ。さらに数多くの話題のムービーを生んだ映像の奇才、スミスがクリエティブ・アドバイザーとして作品に加わり、豪華演出陣が本作に携わる。

 初回公演を前に、出演者4人による囲み取材も行われ、見所や、自身の中学時代を振り返り心境を語った。

【藤本役 馬場良馬】

 学年主任の教師・藤本を演じます。僕たちは教師の役なので、なんのために教師をやりたかったのか問われる芝居なので、僕もなんで役者をやっているのか投影したいと思います。中学生は可能性に満ち溢れている、まぶしいなと思います。中学時代の僕には、自分に正直に、胸を張って生きていってください!と教えてあげたいです。まだ劇場に足を運ぶことが難しい状況ではありますが、最善の策を尽くしてお待ちしております。観にきてよかったなと思っていただける作品をお届けします。僕たちのように自分の中学生時代に思いを馳せるもよし、今の自分に重ね合わせるもよし、それぞれの感じ方をしていただけたら嬉しいです。

【上田役 高崎翔太】

 女子生徒と交際疑惑が浮上している教師を演じます。モテた経験を活かして頑張っていきたいです(笑)僕自身は中学生の時には少しやんちゃな発言を先生にぶつけていたのですが、当時の先生方は、そんな僕に愛情を持って諭してくれました。今振り返ると、意外と素直にそれを受け入れていた記憶があります。中学生の僕は地方で育ったので、早く上京して役者の道に進みなさい!と伝えたいです。

【村田役 伊藤あさひ】

 新任教師・村田を演じます。役も新任ですが、僕自身も初めて舞台に立つので、緊張しています。(一緒に舞台に立つ)3人の先輩方に助けていただきここまで頑張ってきました。お稽古期間が短くて、最初は不安でしたが、この4人だからこそ、濃密な稽古の時間を過ごせたと思います。あとは本番を頑張るのみです! 中学生時代の僕は、間違えたヘアセットをしていました(笑)それは間違いだよ!と伝えたいです。

【気賀役 宮下貴浩】

 借金を抱えた教師・気賀を演じます。なんの役作りもしませんでした(笑)僕が中学生の時には気づかなかったのですが、今この作品を通して、先生という職業は本当に大変だったんだなと思います。大人になって気づいた先生の愛情や労力を感じられる作品です。自分のやりたいことをやり続けて、遠回りしても今充実してお芝居しています!と中学生の自分には伝えたいなと思います。


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