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舞台版「くまのがっこう」が12月から公演スタート、遠野ひかる&紡木吏佐がメインキャラの声優を担当

2020年9月30日



舞台版「くまのがっこう すてきなすてきなおくりもの」制作発表会(提供写真)
(C)BANDAI(C)HIKOSEN

 オリジナル舞台版「くまのがっこう すてきなすてきなおくりもの」制作発表会が2020年9月30日、都内にて開催された。

 発表会では、絵本シリーズ「くまのがっこう」を原作に、50年以上の歴史を持つ劇団飛行船がオリジナル舞台「くまのがっこう すてきなすてきなおくりもの」を製作し、今年12月から公演することが発表された。

 2002年に第1作「くまのがっこう」(文:あいはらひろゆき、絵:あだちなみ、ブロンズ新社刊)が出版された絵本シリーズ「くまのがっこう」は、末っ子の女の子くま「ジャッキー」を中心に、山の上の寄宿舎で暮らす12匹のくまの子どもの日常を描く。ジャッキーはいたずらが大好きできかんぼうだが、11匹の男の子のくまたちの母親代わりという一面も持つ。他にも、ジャッキーのボーイフレンド、しろくまのデイビットや、蝶々のマーミームー、牛のマオマオ、その子どもの子牛のミルクなど、様々なキャラクターが登場。素朴で温かみのあるストーリーや、ジャッキーを中心とした12匹のくまの子どもたちの丁寧に描かれたかわいらしさが子どもから大人まで幅広い層に愛され、アジアを中心に海外でも出版され、世界中で人気を集めている。

 制作発表会には、「くまのがっこう」のライセンス窓口となる株式会社キャラ研代表取締役社長・黒木博氏、古賀允也氏(総合プロデューサー)、渡部寛隆氏(演出)、武田直樹氏(脚本)が登壇。

 舞台は“立体絵本”をテーマに製作され、原作ではあまりフィーチャーされることのないキャラクターたちも舞台ならではの活躍の仕方で登場するという。公演は今年12月から始まり、東京、神奈川、栃木、千葉、埼玉、群馬、茨城、長野の14の会場での2月までの公演スケジュールも発表。また、約2年間・60公演で全国を回るロングラン公演を計画していることも明かされた。


(C)BANDAI (C)HIKOSEN

 舞台では、あらかじめ録音した声優の声に合わせてキャラクターたちが活躍するため、飛沫は発生せず、また、幼い子どもたちにも楽しんでもらうため、家族連れは並びの席となり。家族連れ同士は前後左右にソーシャルディスタンスを取る形での鑑賞となる。また、声を出せないなどの状況を逆に利用して作品が作られているそう。

 脚本を担当する武田氏から、企画がコロナ前の11月にスタートし、当初書き上げた台本は子どもたちに大きな声を出して楽しんでもらうことを前提にしていたことと、コロナ禍が訪れた後、コロナ対応版の台本に書き直したことが告げられた。長期の公演を前提にしていることにも触れ、当初の台本での舞台と、コロナ対応版の舞台の両方を楽しみにしていてほしいと期待が語られた。

 演出の渡部氏からは、大人になると忘れがちな“素直な気持ちを言葉で伝える”点を大事にして作品を作り上げていきたいと語られた。

 発表会後半では、ジャッキーの声を担当する声優の遠野ひかる、デイビットの声を担当する声優の紡木吏佐が登壇し、生アフレコを披露した。


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