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舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌」開幕、殺陣・葛藤・ドラマありで世界観を実現

2019年2月22日 0時30分 参照回数:



舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」
(写真:竹内みちまろ、2019年2月22日、シアター1010にて)
(C)DMM GAMES / 舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会


 舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」(原作:「文豪とアルケミスト」DMM GAMES、演出:吉谷光太郎、脚本:なるせゆうせい)が2019年2月21日に開幕した(2月21日〜28日:東京・シアター1010/3月9日〜10日:京都劇場)。



公開ゲネプロ

 原作は、人々の記憶から文学が奪われる前に、文豪と共に敵である“侵蝕者”から文学書を守りぬくことを目指す文豪転生シミュレーションゲーム。京都公演も決定した同舞台では、迫力の殺陣と、豪華キャスト9名が演じる文豪たちの関係や葛藤など、原作の華やかな世界観をステージ上で作り上げる。

 同作では、主人公の太宰治が敬愛する芥川龍之介の文学作品などが“侵蝕”されてしまうというストーリーの中で、太宰や芥川をはじめ、佐藤春夫との関係や葛藤など文豪たちの人間ドラマも描かれ、太宰と3人で無頼派と呼ばれる織田作之助と坂口安吾、白樺派と呼ばれる武者小路実篤と志賀直哉なども、武器を取って“侵蝕者”たちと戦う。ゲネプロでは、謎の現象である“侵蝕”の正体を突き止めるミステリー要素も加わり、1時間50分が一気に過ぎ去る舞台が公開された。

 座長を務める太宰治役の平野良は、「昨今、色々な演劇がありますが、演劇らしい演劇の作りになっていて、“人の力”で魅せる演劇になっています。アンサンブルもすべて、人間のマンパワーで乗り切ります。そして今回、文豪が主体なので、物語も非常に文学的です。全体的な流れでいうと、夏目漱石作品をほうふつさせるような展開です。“人の心に巣食う何か”というテーマがありますので、そこにしっかりと重点を起き、観た人が何かを感じる作品になっていると思います」と目を輝かせた。

【キャストコメント(抜粋)】

太宰治:平野良

 今回の舞台の太宰治は、ひとことでいってしまうと、浮き沈みの激しいクズ人間みたいな感じです(笑)。怒kられないか心配なのですが、元気いっぱいなクズを演じたいなと思います(笑)

芥川龍之介:久保田秀敏

 今回の作品は、僕が軸になっているといっても過言ではありません。というのも、芥川龍之介の作品が、“侵蝕者”といわれる敵に奪われてしまい、消されてしまい、かつ、人々の記憶から消し去られてしまうのです。そういうことを防ぐために、文豪たちが本の中に入って戦います。そして、僕が書いた作品の裏側でどういう人間模様や葛藤があったかを描きながら、作品として出来上がっていると思います。

織田作之助:陳内将

 織田作之助は、“無頼派”や“三羽からす”と呼ばれた3人衆の1人です。生粋の大阪人で、明るくみんなのムードを保とうとするのですが、実は、体が弱く、それを出さないようにというコンプレックスがあります。それが劇中で出ているかどうかは、細かく観て頂きたいなと思います。演出の吉谷さんが「楽しくも、はかない演劇にしたい」とおっしゃっています。その通りになっていると思いますし、そういう結末になるように、稽古してきたものを詰めて行けたらなと思います。

志賀直哉:谷佳樹

 芥川龍之介と太宰治の橋渡し的な重要なポジションです。稽古の段階から、演出の吉谷さんが、「殺陣や立ち回りひとつひとつにもちゃんと物語があり、言葉の強さで物語を見せられるように」と言ってくださったのですが、立ち周りの方に気を取られることが多々あり、座長の平野良君からもたくさんアドバイスを頂きました。吉谷さんからもアドバイスを頂きました。志賀直哉を生きるうえで、悩み、苦労し、考えました。志賀直哉は大切な人物になっています。武者小路実篤の杉江大志君とも、この作品における白樺派というものに重きをおいていこうと気合いが入っています。そこも観て頂けたらと思います。

坂口安吾:小坂涼太郎

 太宰治、織田作之助、坂口安吾の3人で無頼派になります。ずっと3人でいます。舞台上では特に、織田作之助役の陳内将君とずっと一緒にいるので、稽古場から3人で仲良くしています。2人にはお世話になりました。その仲の良さが舞台上で伝わればいいなと思っています。

武者小路実篤:杉江大志

 武者は、優しくて、強くて、いい人だなということを僕はすごく感じました。そんな強さや優しさが垣間見られるような武者になっていたらなと思います。あとは、志賀との関係性をお客さんがどういうふうに受け取ってくれるのか。僕たちの思う2人の関係が伝わってくれればなと思います。

中原中也:深澤大河

 中也はずっとお酒を飲んでいる酒豪で、言動が荒々しいのですが、荒々しい中でも繊細な気持ちが言葉にちゃんと伝わる、そんな文豪です。そこをちゃんと表現できたらなと思います。

佐藤春夫:小南光司

 佐藤春夫という役は、かなりの兄貴肌です。ここにいる文豪たちの中でも、けっこう上の立場にいるのではないかなと思います。役者としては先輩が多いのですが、“大先輩の方々の中で先輩として立つ”ことが稽古中、苦労した点です。舞台の中では、そこに注目して頂けたらと思います。特に武器が重いです。一番重いのです。それを扱っての初殺陣ですので、楽しんで頂けたらなと思います。

江戸川乱歩:和合真一

 ミステリアスな役をやらせて頂きます。物語の中で重要なストーリーテラーの役割も担わせて頂きます。「文豪とアルケミスト」という不思議な世界観に似つかわしいような妖しい感じで、やっていきたいなと思っています。

【舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」】

原作:「文豪とアルケミスト」DMM GAMES
演出;吉谷光太郎
脚本:なるせゆうせい

期間/会場:
・2019年2月21日〜28日/東京・シアター1010
・2019年3月9日〜10日/京都劇場

主要キャスト
太宰治:平野良、織田作之助:陳内将、坂口安吾:小坂涼太郎、佐藤春夫:小南光司、中原中也:深澤大河、志賀直哉:谷佳樹、武者小路実篤:杉江大志、江戸川乱歩:和合真一、芥川龍之介:久保田秀敏

あらすじ:
文学作品を守るためにこの世に再び転生した太宰治(平野良)、織田作之助(陳内将)、坂口安吾(小坂涼太郎)ら無頼派の3名と、かつての太宰の師匠である佐藤春夫(小南光司)。 親友たちとの再会、久々の出会いに喜ぶのも束の間、気付くと周囲には太宰の憧れの人、芥川龍之介(久保田秀敏)や、かつての天敵・志賀直哉(谷佳樹)、そして志賀と同じ白樺派の武者小路実篤(杉江大志)の姿も。
誰の仕業かと訝しむ文豪たちの前に怪しく登場した江戸川乱歩(和合真一)は、“アルケミスト”の存在によって再びこの世に転生したことを説明する。
次いで現れた中原中也(深澤大河)も合わさり全員で江戸川の話を聞いていると、さっそく、芥川の作品が侵蝕されてしまっていることが発覚。 憧れの芥川先生の作品は俺が守る!と意気込み、仲間を引き連れ潜書する太宰だったが―。

(C)DMM GAMES / 舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会





舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」(提供写真)



舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」(提供写真)



舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」(提供写真)



舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」(提供写真)



舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」(提供写真)



舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」(提供写真)



舞台「文豪とアルケミスト 余計者の挽歌(エレジー)」(提供写真)



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